春が来たら‥
新しいスコアブックとカメラをリュックに詰めて、小さな選手名鑑も持って、スタジアムに出かけよう。
そして、いろんな「音」や「景色」に神経をそばだてよう。
スパイクが土を噛むザクザクした音、グラブにボールがぶつかる音、選手たちの掛け声
眼下に広がるダイヤモンド、客席でざわめく観客たち、スタンドの向こうに広がる街並み
プレイボールがかかって、以前と同じようにゲームが始まったら、一つ一つのプレーをしっかり見つめたい
どちらが勝った負けたではなく、これが「野球の試合」だったのだということを、心の中の記憶と突き合わせて、ちょっと安心したい。
野球をすること、見ることのかけがえのなさを改めて確かめて、その喜びをかみしめよう。
春が来たら‥ 私はもっと野球が好きになっているだろう。
source :
野球の記録で話したい