☆さて、まずは28日の話題。
◇広島・大瀬良 29日から実戦3試合登板「駆け引きもやっていけたら」 5/29(金) 7:30配信 デイリースポーツ
開幕投手に内定している広島・大瀬良大地投手(28)が28日、開幕までの実戦に本番モードで臨む姿勢を示した。29日の紅白戦を含め、開幕までの実戦登板は3試合となることが濃厚で、限られた時間の中で強度を上げながら、最終仕上げを施していく。
開幕まで残り3週間。29日の紅白戦で3イニングを投げる予定の大瀬良の口調から、静かな闘志が伝わってきた。「まずは、何とか抑えるためにやっていかないといけないでしょうし、投げていく強度も上げていかないといけない」と本番モードを強調した。
22日のチーム練習で実戦形式の打撃練習に登板し、打者7人を1セットとして計2セット。42球を投げて安打性は5本で、最速は145キロだった。細かい制球を求めなかった前回登板と違い「駆け引きもやっていけたら」と打者との対戦を通じて得られる感覚も呼び起こしていく。
開幕戦まで中6日で回れば、紅白戦を含めて3試合の実戦登板が可能。次回は6月5日のオリックス戦(京セラ)、開幕前最後のマウンドは同12日のソフトバンク戦(ペイペイ)が濃厚だ。「出たモノに対し、次の実戦に向けてやっていくというスタンスで」とマウンドで明確になった課題を修正していく作業を繰り返す。
分離練習中は投球練習で改良中のシュートを試投するなど、自らの幅を広げる試みにも時間を割いた。だが「投げていって勝負していく中で余裕があれば、試していくという感じ」。あくまでメインに据えるのは、自分の投球スタイル。総合的な精度向上を狙い、仕上げに入る。
例年は春季キャンプの実戦登板からイニングを伸ばし、準備期間を長く取れた。今年は短期間で強度を上げていくため「体の反応を見ながらになっていくと思うんですけど、ケガだけないように。それに尽きるかな」と自らに言い聞かせるようにうなずいた。
開幕日が決まらない日々が長く続いたが、6月19日の開幕が決定した。「気持ち的には、どんどん上がってきている感じ」と日を追うごとに、気持ちを高ぶらせているエース。限られた登板機会で自信を深め、シーズンに弾みをつける。
☆毎年、徐々に「木鶏」に近づいている感のある、大瀬良くん。エースや4番というのはある意味、耐えるのが仕事で(笑)、チームがなかなか勝てない時も、自身が勝てない時も、心を乱すことなく、エースとしてのピッチングをしなきゃならない。また、どんな時にもエースとしての姿を見せることで、ナインもそれに続くようになる。
☆お次は、会沢。
◇広島・会沢 開幕ダッシュへ対外試合から課題修正を重視「一日一日しっかり」 5/29(金) 9:00配信 デイリースポーツ
広島の会沢翼捕手(32)が28日、今後の対外試合で投手との連携強化を図りながら、開幕ダッシュに向けてチームとしての課題を見つけていく考えを示した。6月19日の開幕決定を受け、決意を新たにした鯉の司令塔。フォア・ザ・チームの精神を大切にしながら、ギアを上げていく。
強い決意をにじませた。会沢は開幕日の決定を受け「目標ができたので、そこに合わせてやっていくだけ」と気を引き締めながら、投手との連携強化を図る考えを示した。
3カ月遅れの開幕。それでもチームの司令塔は黙々と練習に取り組み、状態維持に努めてきた。シート打撃では投手とコミュニケーションを積極的に図るなど、常に本番モードの調整を行ってきた。
最終的に4位に終わった昨季。5月に月間20勝を挙げる快進撃を見せて首位に浮上したが、4月上旬は本拠地で4連敗を喫するなど開幕ダッシュに失敗していた。試合数が120に減ることが濃厚な今季は、序盤での白星先行がV奪還に向けてのより重要な要素となるだけに、開幕までの入り方の大切さを強く訴える。
「自チームだけの投手を見るだけでは分からない。対外試合を経て、(チームの)課題が見つかっていくと思う。そこをやって試合に入っていければ」とフォア・ザ・チームの精神を大切にしながら、課題修正に励んでいく構えを示した。
来る開幕に向けて「一日一日しっかりやっていくだけ」と言葉を紡いだ背番号27。正捕手としての使命感を胸に刻みながら、歩みを進めていく。
☆ふむ、ひょっとすると、バッテリーとしてピッチャーを引っ張っていくことが、今年は一番大事な仕事になってくるかも知れませんね。
☆さて29日の話題、まずは紅白戦から。
◇スタメン
【紅組】
① 7 野間
② 8 上本
③ 5 ピレラ
④ 2 會澤
⑤ 3 堂林
⑥ 4 小窪
⑦ 6 小園
⑧ 9 高橋大
⑨ D 磯村
先発 九里
【白組】
① 6 田中
② 4 菊池
③ 7 長野
④ 9 鈴木
⑤ 8 西川
⑥ 3 安部
⑦ 5 メヒア
⑧ D 三好
⑨ D 坂倉
⑩ 2 石原
先発 大瀬良

先頭①野間 レフト前ヒット
無死1塁
②上本の時、野間盗塁失敗
1死
②上本 ライトファウルフライ
2死
③ピレラ レフトスタンドへ先制ホームラン

2死
④會澤 センター前ヒット
2死1塁
⑤堂林 ライト前ヒット、1塁ランナー會澤3塁タッチアウト、この回1点。

①田中 センターフライ
1死
②菊池 センター前ヒット
1死1塁
③長野 サードゴロ、サードピレラ2塁悪送球
1死1・2塁
④鈴木 センターフライ
2死1・2塁
⑤西川 センター前同点タイムリーヒット

2死1・2塁
⑥安部 三振、この回1点。
(紅)2回表
⑥小窪 三振
1死
⑦小園 四球
1死1塁
⑧高橋大 三振、小園盗塁
2死2塁
⑨磯村 ライトフライ、この回無得点。

先頭⑦メヒア レフトスタンドへ勝ち越しホームラン

無死
⑧三好ショートライナー、⑨坂倉レフトフライ、⑩石原ピッチャーゴロ、この回1点。
(紅)3回表
①野間サードファウルフライ、②上本ショートゴロ
2死
③ピレラ 四球
2死1塁
④會澤 サードゴロ、この回無得点。
(白)3回裏
先頭①田中 四球
無死1塁
②菊池 セカンドゴロ、ランナー2塁へ。
1死2塁
③長野見逃し三振、④誠也ファーストファウルフライ、この回無得点。

⑤堂林レフトフライ、⑥小窪ショートゴロ
2死
⑦小園 右中間へスリーベース
2死3塁
⑧高橋大 レフト前同点タイムリーヒット

2死1塁
⑨磯村 ライトフライ、ライト鈴木スライディングキャッチ、この回1点。

先頭⑤西川 センターへ勝ち越しホームラン

無死
⑥安部セカンドゴロ、⑦メヒアレフトフライ
2死
⑦三好 センター前ヒット
2死1塁
⑧坂倉 ライト前ヒット、1塁ランナー三好3塁へ。
2死1・3塁
⑨石原 三振、この回1点。

①野間 三振
1死
②上本 ライト前ポテンヒット
1死1塁
③ピレラ レフト前ヒット
1死1・2塁
④會澤 レフトスタンドへ逆転3ランホームラン

1死
⑤堂林三振、⑥小窪ショートゴロ、この回3点。

先頭①田中 ライトスタンドへホームラン

無死
②菊池涼三振、③長野三振、④鈴木ファーストファウルフライ、この回1点。
(紅)6回表
⑦小園見逃し三振、⑧高橋大セカンドゴロ、⑨磯村見逃し三振、この回三者凡退、無得点。
(白)6回裏、投手塹江(紅)。ショート小園がサード、センター上本がショート、レフト野間がセンター、サードピレラがレフト。
⑤西川サードゴロ、サード小園ランニングスロー、⑥安部ファーストゴロ、⑦メヒアサードゴロ、この回三者凡退、無得点、試合終了。
紅白戦 5/29 (マツダ)
1 2 3 4 5 6 計
紅 1 0 0 1 3 0 5
白 1 1 0 1 1 0 4
ホームラン ピレラ(大瀬良)、メヒア(九里)、西川(藤井皓)、會澤③(薮田)、田中(菊池保)
【紅】九里、藤井皓、菊池保、塹江
【白】大瀬良、薮田
【紅組】
打 安 点 打率 本
①78野間 3 1 0 .125 0
②86上本 3 1 0 .714 0
③57ピレラ 2 2 1 .571 1
④2D會澤 3 2 3 .571 1
⑤ 3 堂林 3 1 0 .286 0
⑥ 4 小窪 3 0 0 .000 0
⑦65小園 2 1 0 .429 0
⑧ 9 高橋大 3 1 1 .286 1
⑨D2磯村 3 0 0 .000 0
計 25 9 5 .360 2
【白組】
打 安 点 打率 本
① 6 田中 2 1 1 .429 1
② 4 菊池 3 1 0 .333 0
③ 7 長野 3 0 0 .000 0
④ 9 鈴木 3 0 0 .000 0
⑤ 8 西川 3 2 2 .375 1
⑥35安部 3 0 0 .143 0
⑦53メヒア 3 1 1 .286 1
⑧ D 三好 2 1 0 .333 0
⑨D2坂倉 2 1 0 .333 0
⑩2D石原 2 0 0 .000 0
計 26 7 4 .269 3
※チームの打率・本塁打はこの試合のもの、個人の打率・本塁打は紅白戦通算。
【紅組】
回 安 三 四 自 防御
九里 3 3 2 1 2 6.00
藤井皓 1 3 1 0 1 9.00
菊池保 1 1 2 0 1 9.00
塹江 1 0 0 0 0 0.00
【白組】
回 安 三 四 自 防御
大瀬良 3 4 2 2 1 3.00
薮田 3 5 4 0 4 14.40
※防御率は紅白戦通算。
◇【広島】2か月ぶり実戦で収穫たっぷり 新助っ人・ピレラが来日1号 開幕投手の大瀬良も上々 5/29(金) 20:07配信 スポーツ報知
広島がマツダスタジアムで紅白戦を行い、段違いの仕上がりを披露した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、実戦は3月25日のヤクルト戦(マツダ)以来。佐々岡監督は「しっかり振れていたと思います」と野手陣を褒め上げた。
初回にピレラが来日初本塁打。開幕投手の大瀬良から左越えへ放ち「非常にいい状態が続いている。いいスイングをしようと、練習の成果も出ていると思う」と自画自賛した。右手首の負傷が完治した新助っ人が号砲を鳴らし、メヒア、西川、会沢、田中広で計5発。観客席で見学したファンを喜ばせ、いつ開幕してもよさそうな活発さを見せた。
投手では大瀬良が3回1失点。ピレラの一発だけにとどめ「スライダーの精度をもう少し。感覚を取り戻していきながら、微調整を重ねたいですね」と前を向いた。佐々岡監督も「本人が一番、分かっていると思う。あとは微調整」と信頼する右腕も上々の様子。6月19日に決まったシーズン開幕へ、投打ともに視界は明るい。
☆いやいや、よく打ちましたな。
◇広島・ピレラ 紅白戦で大瀬良から“来日1号” しかし守備では悪送球 5/29(金) 13:14配信 スポニチアネックス
◇広島・紅白戦(マツダ)
広島は、開幕延期後初となる紅白戦を行った。
紅組の「3番・三塁」で先発した新助っ人のホセ・ピレラ外野手(30=フィリーズ)は、初回2死無走者で、白組先発の大瀬良から1ボールからの高めの変化球を左翼席上段に運んだ。
オープン戦では、25打数10安打、打率・400の好成績を残すも、本塁打は0本。紅白戦初戦で“来日1号”を放った。
しかし、直後の三塁守備では、長野の平凡なゴロを二塁に悪送球。課題だった送球難の改善をアピールすることはできなかった。
☆守備は、動きは悪くないんですけどね。感覚の問題だけだと思います。
◇広島新助っ人ピレラ“来日1号” 3番構想も「自分にとって打順は関係ない」 5/29(金) 19:19配信 デイリースポーツ
「広島紅白戦、白組4-5紅組」(29日、マツダスタジアム)
広島の新外国人、ホセ・ピレラ内野手(30)が29日、マツダスタジアムで行われた紅白戦に「3番・三塁」でスタメン出場し、高い打力をアピールした。
一回に大瀬良が投じた2球目の甘く入ったスライダーを完璧に捉え、左翼スタンドにソロ。紅白戦を含めた実戦16試合目で“記念すべき“来日1号弾”を放った。「タイミングが取れていたし、投手の球も見えていた。甘い球を見逃さずに仕留められた」と納得の表情を浮かべた。
2打数2安打に「非常にいい状態が続いている。練習の中でもルーティーンでスイングしようと心掛けている」と話した。
鈴木誠の打力を最大限生かすため、3番ピレラ、4番鈴木誠、5番西川という新打線のプランも浮上している。しかし、「自分にとって打順は関係ない。できることをやって勝利に貢献したいという気持ち」とチームを優先に考える。
開幕スタメン獲得に向けて課題は送球難だ。この日も一回、一死一塁の場面で長野の平凡な三ゴロを二塁へ悪送球。その後の得点につながるミスを犯した。「とにかく守備の面ではまだまだしっかり(練習を)積んでいかないと。強いチームは守備がしっかりしている。練習の中で課題を修正したい」と守備力向上に努める。
☆ホームランを狙わないとか、守備を重視するとか、ほんとにこの人は、野球が分かってるんですよね。
☆2回には、メヒアが一発。
◇広島・メヒアが本塁打 仲間からエアタッチで祝福も ピレラ、西川にも一発 5/29(金) 13:53配信 デイリースポーツ
「広島紅白戦、白組-紅組」(29日、マツダスタジアム)
アレハンドロ・メヒア内野手(27)が、白組の「7番・三塁」で出場。二回に九里から左越えに本塁打を放った。
仲間からは“エアタッチ”で祝福された。昨季はファームで2冠(最多本塁打、最多打点)に輝いたドミニカンはアピールを続けている。
広島の実戦は3月25日のヤクルト戦(マツダ)以来。先攻の紅組・先発は九里。後攻の白組は開幕投手の大瀬良が先発した。
試合は一回に3番のピレラが大瀬良から左越えソロ本塁打。その裏には5番の西川が中前適時打を放った。
四回から白組は薮田、紅組は藤井皓が登板。四回裏に西川が中越えソロ本塁打を放った。
☆新フォームは、何だかまだぎこちないですが(笑)、バットは出やすいのかも知れません。
☆続いて、西川くん。
◇広島・龍馬 紅白戦で誠也との「4・5番コンビ」披露 適時打&バックスクリーン弾で大暴れ 5/29(金) 14:13配信 スポニチアネックス
◇広島紅白戦(2020年5月29日 マツダ)
広島・西川龍馬内野手(25)は、紅白戦に「5番・中堅」で先発し、4回先頭で藤井皓の直球を中越えのソロ本塁打とした。
オープン戦では、3番での先発出場が11試合中8試合を占めていた中、5番が決定的だった松山がコンディション不良で25日から離脱。朝山打撃コーチは、「4番(の鈴木誠)が歩かされることがあるので、4番のうしろにいい打者を置きたい」と西川の“5番プラン”を思い描いている。
早速、紅白戦の初戦で「4番・鈴木誠、5番・西川」をテスト。初回には九里から中前適時打を放つなど、複数安打で中軸を機能させた。
☆センターやや左への一発、飛びましたな。
☆5回には、「4番会沢」が、逆転3ラン。
◇広島 4番で出場の会沢が3ラン 薮田の初球を左翼席へ 5/29(金) 14:38配信 デイリースポーツ
「広島紅白戦、白組-紅組」(29日、マツダスタジアム)
会沢翼捕手(32)が「4番・捕手」で出場し、五回表に薮田から左越えスリーランを放った。
一死から上本とピレラの連打でチャンスを広げると、やや高めに浮いた初球を完璧に捉えて左翼スタンドに運んだ。
☆この人が下位で打つと、そりゃ打線の厚みがまるで違います。
◇広島・会沢が紅白戦で3ラン 試合後は冷静「結果は気にしていない」 5/29(金) 19:43配信 デイリースポーツ
「広島紅白戦、白組4-5紅組」(29日、マツダスタジアム)
広島の会沢翼捕手(32)が29日、マツダスタジアムで行われた紅白戦で一発を放ち、存在感を示した。
五回、1死一、二塁から薮田のツーシームを左中間スタンドへ運んだ。「紅白戦なので、結果は気にしていないですけどね」と試合後は冷静な口調で振り返った。来週からは対外試合もあり「(そこで出る)課題もある。やっていけたら」と貴重な実戦機会で状態を上げて開幕への準備を施していく姿勢だ。
この日は会沢以外にもピレラ、メヒアの両外国人に西川、田中広が本塁打をマーク。6月19日の開幕に向け、攻撃陣は順調な仕上がりとなっている。
☆5回裏には、田中くんにも一発。ま、紅白戦は打つと投手陣が心配になるのですが(笑)、打線に活気があるってのは、とりあえずいいんじゃないでしょうか。
☆大瀬良くんは、3回を1失点。
◇広島・大瀬良、シュートに手応え 開幕へ「精度を上げていけたら」 5/29(金) 17:58配信 共同通信
広島のエース大瀬良大地投手は29日、マツダスタジアムで行われた紅白戦に先発し、3回4安打1失点で収穫と課題を得た。習得中のシュートで右打者の内角を突き、詰まらせる場面もあり「きっちりコースに行くと打者は反応してくれる。これから精度を上げていけたら」と納得顔だった。
スライダーが浮いて、ピレラ外野手に左越えの本塁打を許したところは反省点だった。6月19日の開幕をにらみ「投げていく中で感覚を取り戻して調整を重ねたい」と話した。
本調子にはまだ遠いが、佐々岡真司監督は「本人が一番分かっている」と不安は全く感じていない様子だった。
☆順調じゃないでしょうかね。ケガだけ気をつけて下さい。
☆さてその他の話題、まずは、床田くん。
◇広島・床田 事実上の先発当確も「自分では思っていない」 15日の練習中には佐々岡監督から公開説教 5/29(金) 5:30配信 スポニチアネックス
広島・床田が開幕までの実戦登板を前に決意を新たにした。30日の紅白戦と対外試合2試合を予定。「自分では(先発)当確と思っていない。ローテーションに入れるように、本番同様、結果と内容をしっかり求めたい」と言い切った。
昨季7勝を挙げ、飛躍が期待される4年目の左腕。当初は状態が上がらなかったが、3月21日の中日との練習試合で6回を散発2安打零封。佐々岡監督に「結果を求めた中で内容は良くなっている」と言わしめ、事実上の当確ランプを灯した。
だが、15日の練習中には取り組む姿勢に問題あり…として、指揮官から公開説教を受けており、心中穏やかではいられない。延期期間中は下半身を重点的に強化。「直球に強さが出てきたと感じる。変化球も含め、低めに集めていきたい」と言葉に力を込めた。
☆ま、いろいろありましたが(笑)、この人も大丈夫じゃないですかね。K.O的にはこの人は、先発3番手の位置付けです。
☆お次は、達川さんの、こんな話。
◇選手思う気持ち 達川監督試合後の審判室での猛抗議 5/29(金) 11:00配信 日刊スポーツ
<THE GAME(28)>2000年7月2日 広島 VS.巨人
<広島8-10巨人>◇2000年(平12)7月2日◇広島市民
「やっぱり広島はハンパではない」。そう思わせた試合だった。敗戦だし、さほど好ゲームと言える内容でもない。だが監督が1つの勝敗に真剣になっていることを痛感した。
この試合、達川晃豊率いるカープは長嶋巨人に敗れ、春先から必死でキープしてきた貯金を吐き出して勝率5割に逆戻りしている。どんな敗戦記事を書こうか、と考えているときに怒号が聞こえてきた。
「エエ加減にせえや!」。当時の広島市民球場はネット裏が狭かった。球団関係者席、さらに審判室は記者のいるスペースのすぐそばだ。怒鳴り声は我々、記者に筒抜けだ。達川監督が審判室に怒鳴り込んだ。
「監督、やめとき!」。木下富雄チーフコーチの声も聞こえ、一層、緊迫感が増していく。しばらくして達川が取材に応じた。「選手は生活がかかっとるんよ!」。興奮冷めやらぬ口調で繰り返した。
この試合のどこに達川が激怒したのか、最初はその理由が分からなかった。広島の先発、山崎慎太郎が1回に4失点し、2回をもたずに降板。しかし広島打線も巨人上原浩治を攻め、2回途中でKOしている。一時は広島が逆転する場面もあったのだが、打撃戦の末、広島は負けた。
取材で分かった達川の怒りは1回だった。立ち上がりから苦しんでいた山崎が1失点後、松井秀喜に四球を出した場面だ。フルカウントから投じた微妙な球を「ボール」と判定された。走者がたまり、そこから失点が続いた。
「松井への最後の球はストライク」。バッテリーにも確認し、そう思い込んでいた達川はモヤモヤが晴れなかった。その思いが試合終了直後に審判室に乗り込む“暴挙”につながった。
「あれは絶対にやってはいかんことよね。捕手だった現役時代から審判にストライク、ボールの抗議はいかんと知っていたのに。でもあのときは我慢できんかった。山崎は球団に頼んで取ってもらった投手だったんよ。ベテランだったし、本当に1球の判定で人生が変わる。そう思ったらね。でもいかんこと。あれから反省したよ」
20年前を振り返り、達川は言う。そのシーズン限りで広島監督を辞任。その後も阪神、ソフトバンクなどでコーチを務めたが、この経験を元にその後は審判に対し、強い抗議はしなかったという。
プロ野球で監督が抗議する姿はそれまでのオリックス、阪神などの担当時代もたまに見た。しかし試合後に監督が審判室に怒鳴り込む様子を経験したのは初めてだった。
抗議を美化するつもりはない。それでもチームを率いる監督の1つの勝負にかける必死さ、選手を思う気持ち、その覚悟を感じた。そんな思いがあまりにもストレートに出た場面だったと記憶に残っている。(球場名など当時、敬称略)【編集委員・高原寿夫】
☆最近はビデオ判定が導入され、何だかひどい判定が増えたような気もしますが(笑)、権限があるからこそ、審判はそこにあぐらをかくんじゃなくて、その威厳にふさわしい判定をしてもらいたいですね。
☆おしまいは、謎のおっちゃん(笑)。
◇いつも見かける謎のおっちゃんが木庭スカウトだった 5/29(金) 11:00配信 東スポWeb
【正田耕三「野球の構造」(20)】野球においてドラマが起こるのは、何もグラウンド内に限ったことではありません。社会人野球の新日鉄広畑(現日本製鉄広畑)時代のことです。
都市対抗の予選や地方大会では、選手たちはスタンドで弁当を食べたりします。そのため熱心に観戦しに来てくれるファンの顔を覚えたりもするのですが、その中の一人に、どこの球場でも見かける物静かなおっちゃんがいました。
「よく来ていますよね」「ええ」「野球、お好きなんですね」「ええ。どうですか調子は?」「ぼちぼちですね」
謎のおっちゃんとは、顔を合わせると、そんな会話をしていました。こちらから立ち入った話はしないし、おっちゃんも踏み込んだことは聞いてこない。その60歳手前ぐらいの謎のおっちゃんと再会するのは、ロサンゼルス五輪が行われた1984年の11月。そう、その人こそ「スカウトの神様」とまで言われた、広島の木庭教スカウトだったのです。
ここでプロ入りの経緯についても触れておきましょう。ロサンゼルス五輪で金メダルを獲得した僕ら全日本メンバーは20人中16人がプロに進みました。84年のドラフトだけでもヤクルトに入団した明大の広沢克己、法大の秦真司をはじめ、社会人から巨人に宮本和知、阪神には嶋田宗彦と計9選手がプロ入りしたのですが、広島から2位指名を受けた僕はお断りするつもりでいました。
広島以外にも巨人など複数球団が興味を持ってくれていたようです。それでも会社からは「残ってほしい」と言われていたし、もともと僕はプロ野球選手になりたかったわけではありません。社会人時代の個人的な目標は、ベストナインに選ばれること。当時の二塁はアクロバティックな守備をする東芝の宮崎剛さんが常連で、何とか自分が…との思いだけでした。
ドラフト当日の11月20日もそう。自分には関係のないことだと思っていたので何も考えずに外出していました。スマートフォンもない時代で、広島に2位指名されたことを知ったのは会社に帰ってから。「さっさとスーツを着て会議室に来い」と言われ、慌てて記者会見に臨んだほどです。
プロ入りは会社だけでなく、僕をそば店の後継ぎにしたがっていた父の弘も「プロなんて聞いてないぞ」と猛反対。それでも広島への入団に傾いたのは担当の木庭スカウトに、こう聞かされたからです。
「アイルランドをクビにしたから二塁は空いている」
アイルランドとは83年から広島に2シーズン在籍した二塁手。84年には4年ぶりのリーグ制覇にも貢献した助っ人がいないなら「俺にもチャンスはあるかな」。そう思ったのと、念願だったベストナインに選ばれたこともありプロ入りを決断しました。というわけで、次回からはプロ野球編です。
しょうだ・こうぞう 1962年1月2日生まれ。和歌山県和歌山市出身。市立和歌山商業(現市立和歌山)から社会人の新日鉄広畑(現日本製鉄広畑)に進み、84年ロサンゼルス五輪で金メダル獲得。同年のドラフト2位で広島入団。85年秋から両打ちに転向する。86年に二塁のレギュラーに定着し、リーグVに貢献。87、88年に2年連続で首位打者、89年は盗塁王に輝く。87年から5年連続でゴールデン・グラブ賞を受賞。98年に引退後は広島、近鉄、阪神、オリックスほか韓国プロ野球でもコーチを務めた。現役時代の通算成績は1565試合で1546安打、146盗塁、打率2割8分7厘。
☆木庭さんは1956年から1987年まで、カープのスカウトとして敏腕をふるいました。2008年に81歳でお亡くなりになりましたが、カープの黄金期を築き上げた人、と言っていいでしょう。
☆木庭さんはいわゆる「隠し球」、全国的には名の知られていない選手を発掘するのが得意だったそうで、まさに「カープのスカウト」。その伝統は、今も受け継がれていると思います。
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source : K.Oのカープ・ブログ。