☆まずは、5日の話題。
◇広島 4連敗で5位に転落…遠藤 5回8失点7四死球の乱調 7/6(月) 5:30配信 スポニチアネックス
◇セ・リーグ 広島3―8阪神(2020年7月5日 マツダ)
消化不良の投球だった。広島は、先発・遠藤が5回で7四死球、3発被弾で8失点KOされ、4連敗。「3回以降は別人になってしまった。ボーアに打たれた球が試合の流れを変えた。もっと強い気持ちで投げないと…」とうなだれた。
3回だ。投手の西勇に四球を与えるなどして2死満塁のピンチを招くと、大山に押し出し死球、ボーアには満塁弾を浴びた。さらに大山、サンズにも一発。敵の助っ人に“そこしか打てない”球を投げて被弾では、悔やんでも悔やみ切れない。
前回136球を投げたドラフト1位・森下が球数や2度の雨天中止、完投能力などを踏まえて、日曜日からカード初戦の火曜日に登板変更。佐々岡監督は遠藤に「打たれたのは変化球。自信を持って真っすぐを投げてもよかった」と次回登板での奮起を求めた。
☆ま、打たれる球は、打たれるべくして打たれてるんですよね。
◇広島・遠藤 2戦連続不振 3被弾5回8失点初黒星 それでも次も先発起用 7/6(月) 9:00配信 デイリースポーツ
「広島3-8阪神」(5日、マツダスタジアム)
本拠地の空に描かれた3本の放物線を、遠藤はぼうぜんと見つめた。三回、ボーアの満塁弾に始まり、五回は大山、サンズに一発を浴びた。「ふがいない投球だった」。5回を投げ、3本塁打を含めた6安打を浴び、8失点7四死球で今季初黒星を喫した。
長距離砲を抑えるために必要だったのは気持ちの強さだ。ボーアの一発は、2ストライク後の真ん中に入ったチェンジアップだった。「甘く入ってしまった。低めに投げる気持ちが足りなかった」と猛省した。
先発として2試合目ながら、昨季は中継ぎで34試合に投げた。それでも「まだまだ気持ちが甘い。打者に向かって行く姿勢とか変わらないといけない。打ってみろと」。ローテを守り、勝つ投手になるための課題を突きつけられた試合だった。
「バッテリー間のことではあるけど。真っすぐを、自信を持って投げても良かった」と佐々岡監督。3本塁打はいずれも変化球を捉えられた。指揮官は配球面でも修正を求めた。
6月25日の巨人戦は5回6安打3失点だった。2試合連続で打ち込まれたものの、首脳陣は次回も先発を託す予定だ。「未熟で課題は山積み。でも変われた姿を見せることが大事」と右腕。1軍でしか味わえない悔しさを、成長の糧としない訳にはいかない。
☆新井さんも、次回を期待。
◇新井貴浩氏が見る広島・遠藤 真っすぐに力あった…悲観することはない 7/6(月) 9:00配信 デイリースポーツ
「広島3-8阪神」(5日、マツダスタジアム)
遠藤-坂倉の若いバッテリーが阪神打線に打ち込まれたが、一言で言うと、もったいないという印象だ。
遠藤の真っすぐは力があり、阪神の各打者は軒並み、差し込まれていた。ところが、打たれた3本の本塁打はいずれも変化球。そこをバッテリーがどう感じるかだ。特に捕手は打者に一番近いところにいる。打者の反応を敏感に感じ取って、配球を組み立てていかないといけない。
遠藤は真っすぐが良かったのだから悲観することはない。「もっとコーナーに投げないと打たれてしまう」などと余計なことを考え、間違ってもストライクゾーンを4分割して四隅に投げようなんてことはしてほしくない。そんなことをすれば、どんどん自分が苦しくなるばかりだ。
そうではなく、ストライクゾーンを上下2分割して、真っすぐも変化球も低めにしっかりと集めることを心掛けてほしい。そうすれば、もっと腕が振れるようになり、彼のいいところも引き出されてくると思う。
まだまだ経験の浅いバッテリーだ。失敗は誰にでもあるが、大切なのは、そこから学んで次の機会に生かしていくことだ。遠藤にとってはつらい結果になったが、「次はもっと自分のいいところを出していこう」という前向きな気持ちで切り替えてもらいたい。
☆上下、あるいは左右、ですね。ストレートを腕を振って投げると、変化球のキレも出てくる。またもっとストレートを使えば、変化球も効果的になる。
☆誠也くんの一発も、空砲になった訳ですが。
◇広島・鈴木誠、6号もチーム4連敗「まだ100試合以上ある」 7/6(月) 5:00配信 サンケイスポーツ
(セ・リーグ、広島3-8阪神、2回戦、阪神2勝、5日、マツダ)広島・鈴木誠が西勇から6号ソロを放つなど2安打1打点と気を吐いたが、チームは今季ワースト4連敗。2カード連続の負け越しが決まった。
「去年、西さんからはそんなに打っていない。あまり得意ではない。積極的にひと振りで仕留めることができた」
昨季対戦は打率・143(21打数3安打)の虎のエースに対し、1-5の四回先頭でツーシームを左翼席上段へ運んだ。6月26日の中日戦(ナゴヤドーム)以来6試合ぶりの一発で岡本(巨人)、西浦(ヤクルト)を抜き、単独トップに躍り出た。
二回先頭では二塁打を放ち、先制点をお膳立て。六回1死では四球で歩き、松山の二塁打で一気に生還するなど全3得点に絡んだ。「まだ100試合以上ある。粘り強くやらないといけない」。主砲がバットで浮上へ導く。(柏村翔)
☆ま、とにかく勝たなきゃいけない訳ですが、焦るより、チーム状態を上げることの方が先決。
☆さて、6日の阪神戦は、中止。
◇マツダスタジアムの広島-阪神戦は雨天中止 7/6(月) 13:27配信 日刊スポーツ
<広島-阪神>6日◇マツダスタジアム
午後6時からの広島-阪神3回戦は雨天のため試合中止が発表された。
雨で中止となった3日の同対戦の予備日として開催を予定されていた。
☆そんな訳で、先週のカープ。
▽6月30日(火)(神宮)
ヤクルト 試合中止 広島
▽7月1日(水)(S1-0 18:00 神宮)
ヤクルト 4 - 3 広島●
戦評
ヤクルトは1点を先制された直後の1回裏、村上の2点適時打で逆転に成功する。その後再び1点ビハインドで迎えた4回には、西浦の2ランが飛び出し、試合をひっくり返した。投げては、先発・スアレスが今季2勝目。敗れた広島は、9回に一打同点の好機をつくるも及ばなかった。
勝 [ヤクルト] スアレス (2勝0敗0S)
敗 [広島] K.ジョンソン (0勝2敗0S)
セーブ [ヤクルト] 石山 (0勝1敗1S)
本塁打 [ヤクルト] 西浦2号(4回裏2ラン)
【C】K.ジョンソン、高橋樹、塹江、中﨑
【S】スアレス、梅野、清水、マクガフ、石山
(C)1回表 鈴木 サード内野安打、サード西浦悪送球、2塁ランナー先制のホームイン ヤ0-1広
(C)3回表 西川 レフト前同点タイムリーヒット ヤ2-2広
松山 ライトへ勝ち越しタイムリーツーベース ヤ2-3広
▽7月2日(木)(S2-0 18:00 神宮)
ヤクルト 9 - 5 広島●
戦評
ヤクルトが劇的なサヨナラ勝利。ヤクルトは1点を追う7回裏、西浦のこの日2本目となる本塁打で同点とする。9回には無死満塁の好機をつくると、村上にグランドスラムが飛び出し、試合を決めた。5番手・石山が今季初勝利。敗れた広島は、5番手・スコットが踏ん張れなかった。
勝 [ヤクルト] 石山 (1勝1敗1S)
敗 [広島] スコット (0勝2敗0S)
本塁打 [ヤクルト] 西田1号(3回裏ソロ) 西浦3号(4回裏2ラン) 西浦4号(7回裏ソロ) 村上3号(9回裏満塁)
【C】九里、塹江、フランスア、菊池保、スコット
【S】イノーア、星、梅野、マクガフ、石山
(C)3回表 長野 レフトへ先制2点タイムリーツーベース ヤ0-2広
鈴木 ライトへタイムリーツーベース ヤ0-3広
會澤 センター前タイムリーヒット ヤ0-4広
(C)6回表 安部 ライトへ勝ち越しタイムリーヒット ヤ4-5広
▽7月3日(金)(C マツダ)
広島 試合中止 阪神
▽7月4日(土)(C0-1 14:00 マツダ)
●広島 3 - 9 阪神
戦評
阪神が連敗を4で止めた。阪神は初回、マルテの2ランで先制に成功する。その後は4回表に近本の2点適時打、7回には糸井の適時打が飛び出すなど、小刻みに加点した。投げては、先発・岩貞が6回3失点の好投で今季初勝利。敗れた広島は、先発・大瀬良が誤算だった。
勝 [阪神] 岩貞 (1勝1敗0S)
敗 [広島] 大瀬良 (2勝1敗0S)
本塁打 [阪神] マルテ2号(1回表2ラン) 大山1号(9回表ソロ)
【T】岩貞、岩崎、スアレス、馬場
【C】大瀬良、高橋樹、薮田、今村、中村恭、中﨑
(C)6回裏 鈴木 センターへ2点タイムリーツーベース 広2-5神
メヒア レフト前タイムリーヒット 広3-5神
▽7月5日(日)(C0-2 13:30 マツダ)
●広島 3 - 8 阪神
戦評
阪神は1点を追う3回表、ボーアのグランドスラムなどで一挙5点を挙げ、逆転に成功する。その後5回には、大山の2ランとサンズのソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・西勇が8回3失点の好投で今季初勝利。敗れた広島は、先発・遠藤が8失点と乱調だった。
勝 [阪神] 西勇 (1勝1敗0S)
敗 [広島] 遠藤 (0勝1敗0S)
本塁打 [阪神] ボーア2号(3回表満塁) 大山2号(5回表2ラン) サンズ2号(5回表ソロ) [広島] 鈴木誠6号(4回裏ソロ)
【T】西勇、伊藤和
【C】遠藤、ケムナ、高橋樹、フランスア
(C)2回裏 坂倉 セカンドゴロの間に3塁ランナーホームイン 広1-0神
(C)4回裏 鈴木 レフトスタンドへホームラン 広2-5神
(C)6回裏 松山 レフトへタイムリーツーベース 広3-8神
▽7月6日(月)(マツダ)
広島 試合中止 阪神
□4試合0勝4敗 勝率.000(先々週6試合3勝2敗1分 勝率.600)
得点14(3.5 先々週4.5) 失点30(7.5 先々週3.2) 本塁打1(0.3 先々週1.8)
※( )内は1試合平均
【投手】
◇先発
試 勝 敗 S 回 自 防御
ジョンソン
1 0 1 0 5 3 5.40(5.40)
九里 1 0 0 0 5 4 7.20(7.20)
大瀬良 1 0 1 0 4 5 11.25(1.00)
遠藤 1 0 1 0 5 8 14.40 (5.40)
計 4 0 3 0 19 20 9.47(2.95)
◇中継ぎ
試 勝 敗 S 回 自 防御
高橋樹 3 0 0 0 3 0 0.00(6.75)
塹江 2 0 0 0 21/3 0 (0.00)
中崎 2 0 0 0 12/3 1 5.33(4.50)
フランスア
2 0 0 0 2 1 4.50(0.00)
菊池保 1 0 0 0 1 0 0.00(4.50)
スコット
1 0 1 0 0/3 4 ------(0.00)
薮田 1 0 0 0 1 0 (0.00)
今村 1 0 0 0 1 2 18:00(4.50)
中村恭 1 0 0 0 1 1 9.00(------)
ケムナ 1 0 0 0 2 0 0.00(------)
計 4 0 1 0 15 9 5.40(2.76)
投手計 6 3 2 0 34 29 7.68(2.89)
【打撃】
打 安 点 打率 本
ピレラ 17 4 0 .235 0 (.321)
菊池 8 1 0 .125 0 (.360)
西川 12 2 1 .167 0 (.296)
鈴木 15 8 4 .533 1 (.292)
松山 13 5 2 .385 0 (.375)
会沢 9 3 1 .333 0 (.200)
堂林 9 3 0 .333 0 (.500)
田中 15 2 0 .133 0 (.389)
髙橋大 2 0 0 .000 0 (.000)
安部 6 2 1 .333 0 (.000)
長野 6 1 2 .167 0 (.000)
メヒア 12 4 1 .333 0 (.100)
上本 4 1 0 .200 0 (.------)
坂倉 4 1 1 .250 0 (.333)
野間 1 0 0 .000 0 (.000)
計 133 37 13 .278 1 (.286)
◇打率(10打数以上)
①鈴木 .533(ー)(.292)
②松山 .385(ー)(.375)
③メヒア.333(ー)(.100)
◇打点
①鈴木 4(4)(②)
②松山 2(1)(⑦)
長野 2(0)(ー)
④西川 1(4)(②)
会沢 1(1)(⑦)
安部 1(0)(ー)
メヒア1(1)(⑦)
坂倉 1(0)(ー)
☆まあ、ひどいですな(笑)。防御率が7点台では、そりゃ勝てません。中継ぎはスコットと今村くん以外はまずまず頑張りましたが、先発がこぞって試合を作れず。大瀬良くん、ジョンソンが投げる試合はきっちり取れるようにならないと、まあ優勝は無理です。
☆打線は、打率はそこそこですが、点は取れない。まあこれも、先にポロポロ点を取られては、モチベーションも上がりません。
☆で、今週のカープ。
▽7月7日(火)DeNA (18:00 マツダ)
【C】九里
【De】濵口
▽7月8日(水)DeNA (18:00 マツダ)
【C】K.ジョンソン
【De】ピープルズ
▽7月9日(木)DeNA (18:00 マツダ)
【C】森下
【De】井納
▽7月10日(金)中日 (18:00 ナゴヤドーム)
【D】大野雄
【C】大瀬良
▽7月11日(土)中日 (14:00 ナゴヤドーム)
【D】勝野
【C】床田
▽7月12日(日)中日 (14:00 ナゴヤドーム)
【D】梅津
【C】遠藤
☆まずは、先発が頑張らなきゃいけません。まずは大瀬良くん、ジョンソンが、しっかりしたピッチングを見せること。そうすればチーム全体に好影響が出ます。
☆さてその他の話題、まずは、誠也くん。
◇鈴木誠也がプロ1年目に語っていた決意。「『プロにいたんだ』という記録を残せる選手になりたい」 7/6(月) 11:06配信 広島アスリートマガジン
カープの4番・鈴木誠也が開幕から絶好調だ。今シーズンは開幕から快音を響かせ、7月6日現在、13試合を終えてリーグ2位の打率.400、リーグ単独トップの6本塁打、打点はリーグ4位の13打点と好スタートを切り、カープ打線を牽引している。
今や、日本の4番打者へと成長を遂げた鈴木だが、7年前のルーキー当時、誰が今の鈴木の姿を予想していただろうか。改めて、鈴木がルーキー当時に残した決意を振り返ってみる。
鈴木は少年時代から知る人ぞ知る選手だった。小学校低学年のとき地元・東京の荒川リトルで野球人生をスタートさせると、中学時代はエース兼4番として荒川シニアを全国大会に導いた。小学生時代から通常の練習だけではなく夜練習も行うなど、当時から現在を思わせるストイックさを漂わせていた。
「父親がショートが好きだったので最初はショートで、小学生時代はずっとショートを守っていましたが、高学年になってからはピッチャーもやっていました。ショートを守っていたので、好きな選手は当時巨人の二岡智宏選手でした。中学時代はファーストとピッチャーですね」
その後、鈴木は『強豪校を倒しての甲子園出場』を目指して二松学舎大付高に進学。1年時からレギュラーとして試合に出場し、秋からはエースナンバー1を背負い本格的に投手として頭角を表すこととなった。
「当初は怖いもの知らずで『投げてもバットに当てられる気がしない』という気持ちで強気でしたね。ただ。コントロールを意識するようになってから悩むことも多くなりました(苦笑)。すぐに試合に出られるという気持ちは全くありませんでしたし、(打撃に関しても)高校生の投手はすごいんだろうなと思っていました。でも、実際に対戦してみるとあまり中学時代と変わらないなという印象があって、案外打つこともできました」
速球派投手として鳴らす一方で、打撃面も際立っていた。高校で積み重ねた本塁打は通算43本。甲子園は不出場、2年夏の都大会4強が最高成績だったものの、ドラフト前には複数の球団が注目するまでになっていた。
「高校時代からずっとプロを目指していましたし、プロしか考えていませんでした。(ドラフト当日は)関係者の方から『広島2位指名』という連絡があって、みんな喜んでくれました。下位指名だと思っていたので本当にビックリしましたし、頭が真っ白で実感が湧きませんでした」
ちなみに鈴木は投手ではなく、尾形佳紀スカウトから打力と走力を高く評価され、内野手としての指名を受けた。春季キャンプから主にショートの練習を続け、泥まみれになりながら白球を追いかける毎日を送っていた。
「ショートは自分の中でカッコいいという思いがありますし、やりがいはあります。でも本格的に始めると難しいですね(苦笑)。いろいろな判断が要求されますし、頭も疲れます」
◆プロ1年目から一軍キャンプを経験
プロ1年目となる2013年シーズン。当時から鈴木は大器の片鱗を見せていた。前田智徳がかつて背負った『背番号51』のユニホームに袖を通すと、春季キャンプ2日目に半日とはいえ早くも一軍の練習に帯同した。一日限定の参加だったとはいえ、野村謙二郎監督(当時)を筆頭に首脳陣から高い評価を受けていた。
「一軍は緊張感が全く違うなと思いました。練習に参加させていただいて、また一軍で練習したいと強く思いました。(プロに入って3カ月を迎え)体力的な面は問題ありませんが、一軍の投手が投げる球は(高校生とは)全然違うなということを実感しています」
ルーキーながら大きな期待をかけられた鈴木は教育リーグに続き、ウエスタン・リーグ開幕戦でも9番・サードでスタメン出場を果たした。線は細かったものの、当時から野球センスは新人選手の中でも桁違いだった。結果的にプロ1年目は二軍で93試合に出場し、94安打を放った。9月には初の一軍昇格を果たし、巨人戦でプロ初安打もマーク。猛練習を重ねる日々の中で、着々とプロ野球選手としての階段を一歩一歩登っていた。
「何でもいいので『プロにいたんだ』という記録を残せる選手になりたいです。一番の大きな目標は野村(謙二郎・元)監督も達成された『トリプルスリー』です。また長い年数、プロとしてプレーしていきたいですね。僕と同じくプロに入ってから野手になった堂林(翔太)さんを目標にして、将来は一緒に三遊間を守りたいです」
これはプロ入り3カ月後に鈴木が発したコメントだ。プロ7年間の中でポジションは外野へと変わり、そこでチャンスを掴んだ。そして昨季は首位打者、最高出塁率に輝き、プロ入り当初に語ったように“プロで記録を残した”選手へと成長した。今シーズン、どれだけの数字を残していくのか、鈴木から目が離せない。
☆あら、堂林さん、憧れられてたのね(笑)。
☆大体プロに入ってくる選手は、「高校通算本塁打何十本」という選手ばかりな訳ですが、プロに入ってからどれだけうまく鍛練するかで、随分その先が変わってくるように思います。堂林くんなんかは、14本塁打を打った年から随分苦労しましたが、やはりプロは、「試合で結果を出す」というところが、一番肝心。
☆お次は、塹江くん。
◇リリーフで孤軍奮闘するカープ塹江敦哉。「“こいつが投げるなら大丈夫だ”と思われるような投手にと思われるような投手に」 7/6(月) 12:45配信 広島アスリートマガジン
カープ投手陣は現在、スコット、今村猛が二軍降格になるなどリリーフ陣が安定しない状況が続いている。そんな中、キャンプから好調を維持しているのが、プロ6年目を迎える塹江敦哉だ。
早くから将来を嘱望されていたものの、これまでは課題の制球力が安定せず殻を破るまでには至っていなかった。ところが今季は現時点で5試合に登板し、4回2/3を投げて防御率0.00をキープしている。ここではブレイクが期待される左腕の、ルーキー時代のインタビューをお届けする。
(2015年9月号掲載)
― プロ入りして4カ月が経ちましたが生活には慣れましたか?
「試合にはほとんど出ていませんが、だいぶ慣れてきました。野球については想像通りですが、野球以外の時間でもたくさん勉強させてもらっています。先輩から社会人としてのマナーなどいろいろ教えていただいているので、社会人としての自覚も身についています。いろいろ失敗もありますがなるべく自分から気づいたり、周りをみて率先して行動するということが野球に繋がる部分もあると思うので、日々意識しながら過ごしています。年の近い(中村)祐太さんもそうですが、(中村)恭平さんや池ノ内(亮介)さんもいろいろ教えてくれます」
― 野球を始めたきかっけを教えてください。
「小学校3年のときに、屋島源平ウイングスというクラブチームに入りました。当時は外野手で打撃が好きでした。投手は小学校5年のときに初めて投げましたが、エースではありませんでしたね」
― プロ野球選手を目指されたのはいつだったのですか?
「野球を始めたときからずっとプロ野球選手になりたいと思っていましたし、なぜかわかりませんが、努力さえ続けていればなれると思っていました。昔は背が小さい方だったので周囲も親も『何を言ってるんだ』という感じでしたけど、どこか諦めきれない自分がいたんです。中学校のときもエースではなかったんですが、“プロ野球選手になれる”という根拠のない自信だけはありました」
― 実際にエースとして試合に出るようになったのはいつ頃からですか?
「1番をもらったのは、高校1年の秋からです。中学時代の球速は120キロ出るかでないか、ぐらいだったのですが、身長も伸び、球も硬球に変わったこともあってか、高校入学時に135キロが出たんです。中高一貫校ということもあり、中3の夏から高校の練習に入り、高校のコーチにつきっきりで指導していただいたことも関係していると思います」
― 高校時代はどんな選手だったのですか?
「入学して4月から投手として使っていただきました。当時は打撃も良かったので、代打や投手として出ない日は野手として出ていました。夏の大会もベンチに入らせてもらって、5割ぐらい打っていたんですよ。まぁセンター前ばっかりだったんですけどね(苦笑)。高校入学のときに夏の大会ではベンチに入りたいと思っていたので、良かったなと思います」
◆高校3年の夏に149キロをマーク
― 当時はどのぐらいの球速を計測していたのですか?
「2年の夏に一気に球速が上がって、147キロをマークしました。1年の秋と比べると一気に10キロ近く上がりました。最終的に3年の夏に149キロを投げることができました」
― 高校時代の一番の思い出はなんですか?
「2年の夏の大会の準決勝で0回2/3、11失点、5四死球という投球をしてしまったことですね。あまりにもひどい思い出として印象に残っていますし、自分の投手人生のどん底だったのかなと思います(苦笑)。実はその試合で147キロが出たのですが、結果的には打ち込まれまてしまいました。そのあと打ち込まれることが怖くて投げれない時期も正直ありました。そこまで順調に伸びていた球速もコントロールを意識しすぎて、2年の秋には143キロという数字で終わってしまったんです」
― そこから立ち直ったきっかけはなんだったのですか?
「周りの人からのアドバイスによって、自分の持ち味を改めて見つめ直したことです。僕の場合、直球の力がなかったら制球も変化球もそこまで良いわけではないですし、良いところを見せれないなと改めて考えました。そこからは切り替えて3年の春に向けて体をもう一度つくり直しました」
― 壁を乗り越えた瞬間ということですか?
「あの経験があったから今の自分があるのだと思います。準決勝で負けずにそのまま甲子園にいっていたら自分はどうなっていたんだろうと時々思います。もしかしたら、そこで満足していたのかもしれませんし、投げ過ぎで故障していたかもしれません。結局は腕が振れない時期があったからこそ、腕を振ることの大事さも分かるようになったのだと思います。僕は全てのことをなるべくポジティブに考えるようにしています。悪いことが起こっても、これが起こってなかったらさらにもっと悪いことが起こるかもしれないと考えるようにしています」
― カープという球団に入団したことについてどのように感じていますか?
「周囲のメディアでは阪神、しかも4位以降の指名が濃厚だというお話だったぶん、びっくりしました。また、カープから3位という順位で指名していただいたことに本当にうれしく思います」
◆一番縁のある球団に入団
― 広島という土地に縁があるそうですね。
「兄弟が二人とも広島に進学したので、まさか3人とも広島にお世話になるとは思いませんでした(笑)。考えてみれば高校の監督さんも広島大出身でしたし、広島新庄高とも2年の冬に練習でお邪魔したこともありました。そういう意味では一番縁のあるところに入ったんだなと思いましたし、カープにも愛着を感じています」
― 26日中日戦で二軍で今期初先発の機会を得て5回無安打という素晴らしい投球を披露しました。
「前の週ぐらいまで調子が悪かったんですけど、だんだん調子が上がってきて自分でもいけそうだなと思い始めてきたタイミングだったので良かったです。青木さん(勇人・三軍投手コーチ)からは「とにかく腕を振ってこい」と言われましたし、1年目だし打たれるのは仕方がないという気持ちで開き直ったことが良い結果に繋がったのだと思います。球速自体は147キロでしたが相手の打者が振り遅れていた感じもありましたし、ヒットも出なかった点は良かったと思います」
― 初の先発マウンドでは具体的にどのようなことを意識していたのですか?
「塁に走者が出てからどう投げていくのかということを意識していました。入団当初はクイックが苦手でしたが、練習をしていくうちに徐々にクイックタイムが早くなり、球の力も出てきました。ひとまずはクイックでも投げていける、押していけるというのは分かる登板だったと思います」
― 投手として一番こだわりを持っている部分はどんな所ですか?
「僕の長所は直球で空振りが取れるところだと思います。また直球が生きているからこそ、変化球が生きてくるのだと思います。今の目標は真っ直ぐを軸にしていく投球の構築です。真っ直ぐで押せるうちは押していくつもりです。そこに人生で投げこんでいった球数もどんどん経験として積み重なっていき、安定感もでてくるのではないかと思います」
― 最後にプロ野球選手としての目標を教えてください?
「プロ野球選手になったからには一軍選手として活躍したいと思います。そのためには良い過程を自分でつくること、たとえ代役であっても与えられたチャンスを生かすということが大事です。またチームからの期待に応えられるということが自分の信頼に繋がってくるはずです。しっかりと信頼を築いて〝こいつが投げるなら大丈夫だ〟と思われるような投手になりたいです」
☆高校時代は学業も優秀で、「文武両道」だった、塹江くん。6年目を迎える23歳、ようやく1軍のピッチャーとして活躍できるようになりました。中継ぎ陣崩壊の中、今や「頼れるピッチャー」となりつつあります。バッターをいかに打ち取るか、というところに集中して、シーズン最後まで活躍を続けてほしいですね。
☆さて、無観客試合が続くプロ野球ですが。
◇広島・佐々岡監督、無観客もカープ坊や人形の熱視線を力に変えて指揮を執る 7/6(月) 15:00配信 サンケイスポーツ
【球界ここだけの話】
降雨中止となった3日の広島-阪神の試合前練習。約2週間ぶりにマツダスタジアムに戻ってきた佐々岡真司監督(52)は一塁側と三塁側の観客席を埋め尽くした約5000体の「だっこはコツだ(税込800円)」人形を見渡すと「すごいな」と驚きの声を上げた。
その後、一塁ベンチ上のフェンスの支柱にくっ付くカープ坊人形を発見し、「アレはどうなんだ?」とあの騒動を連想させるようなツッコミを入れ、報道陣の笑いを誘った。30年前の旧広島市民球場に出現した“クモ男”を思い出したのかもしれない。
1990年5月12日にナイターで行われた巨人戦。NHKの全国中継が始まったばかりの午後7時過ぎに黄色い覆面にカバンを背負った男がバックネットによじ登り、巨人を批判する内容を記した垂れ幕を下ろすなどの行為で試合を中断。その時の先発は川口和久氏で当時入団1年目の佐々岡監督は当事者ではなかったものの、忘れられない出来事として記憶に残っている。
ちなみにその年、佐々岡監督は先発と中継ぎで44試合に登板し、13勝11敗、17セーブ、防御率3・15とフル回転。新人王は主に中継ぎで50試合に登板し、4勝5敗、リーグ1位の31セーブ、防御率3・26の与田剛(現中日監督)に譲ったが、ドライチの実力をいかんなく発揮した。指揮官として迎える1年目、ルーキー時代のようなフレッシュな気持ちで臨みたい。
翌4日には雨は止み、阪神との本拠地開幕戦が行われた。中堅後方の大型ビジョンには今季のキャッチフレーズ「たった今このAKAの子舞いたった」にちなんだ回文の演出が盛り込まれ、人形とともに球場に花を添えた。
「テレビで応援してくれるファンのためにも全力を尽くしたい」と指揮官。6日時点で4連敗中と浮上のキッカケをつかめずにいるが、有観客試合が始まる中旬までの間は球団職員が手間をかけて設置したカープ坊や人形の熱視線を力に変えて指揮を執る。(柏村翔)
☆ありましたな~、クモ男(笑)。昔は今と違って、変な人がいろいろいたような(笑)。
☆カープ坊やも、設置するのも大変でしょうね。いるといないとでは大違いだと思います。
☆で、有観客試合に向けて。
◇開幕から約2週間、有観客試合を前にセ・リーグ6球団の監督が 「スペシャル動画」で意気込む 7/6(月) 15:32配信 ベースボールキング
◆ 6球団の監督がオンラインで共演する第3弾
今年度からセ・リーグのタイトルパートナーとなった株式会社JERAとセ・リーグ6球団は6日、7月10日から始まる有観客試合を前に、セ6球団の監督が共に熱きメッセージを発し合うスペシャル動画「セ・リーグ6球団監督のテレビ電話会議」の第3弾を発信した。
この動画ではこれまで、原辰徳監督(巨人)、アレックス・ラミレス監督(DeNA)、矢野燿大監督(阪神)、佐々岡真司監督(広島)、与田剛監督(中日)、高津臣吾監督(ヤクルト)の6人が、ビデオ会議アプリ上に集結し、力強いメッセージを発し合ってきたが、今回は、自らが指揮をとる各球場のダグアウトで、ユニフォームを着用して撮影を実施した。
開幕から約2週間が過ぎ、7月10日からは各球場で5000人を上限とした有観客のフェーズに移行し、シーズンが本格化していくにあたり、6人の監督が“戦闘服”に身を包み燃える胸中を熱く表現。いずれの監督の表情からは本格的に戦闘モードに突入した充実感がうかがえた。
開幕日が発表になった直後の5月28日に発信された第2弾に続き、ようやく開幕した後、改めての決意表明となった。今回の動画は、セ・リーグ6球団、NPBの公式HPやSNS等でも発信される予定だ。
☆通常に戻るには、まだまだかかりそうですが、新型コロナとうまく付き合っていく必要があります。緊急事態宣言が解除されたら感染者が増えた、では、まだまだ経済活動もうまくは回っていきません。
☆おしまいは、訃報。
◇中継ぎで活躍 元広島・望月一さんが52歳で死去 引退後は広島やロッテでトレーナー務める 7/6(月) 23:47配信 中日スポーツ
元広島投手の望月一(もちづき・はじめ)さんが6日午前9時18分、埼玉県川越市内の自宅で虚血性心疾患のため死去した。静岡県出身。52歳。葬儀・告別式は9日に家族葬で行う。
望月さんは1987年に静岡高からドラフト4位で広島に入団。92年から3年間は40試合以上に登板するなど主に中継ぎで活躍。97年にダイエーに移籍した後、その年に引退した。通算161試合に登板、21勝19敗7セーブ。引退後は理学療法士の資格をとり、広島やロッテでトレーナーを務めた。
☆う~ん、まだ若いですね。まだまだ人生これから、なんですけどね。カープゆかりの人の訃報は、本当に寂しいです。
◇【6日の公示】巨人が“左脇腹肉離れ”となったデラロサを抹消。ロッテは期待のルーキー福田光輝を抹消へ 7/6(月) 18:15配信 THE DIGEST
日本野球機構(NPB)が6日のプロ野球公示を発表した。
リーグ首位を走る巨人は、ルビー・デラロサと堀岡隼人の登録を抹消。デラロサは今シーズン開幕から5試合連続で無失点と順調なスタートを切ったが、5日の中日戦では9回から登板し、先頭のダヤン・ビシエドにソロホームランを打たれて緊急降板。試合後に行なわれた検査では“左脇腹肉離れ”と診断されていた。
一方、パ・リーグではロッテがルーキーの福田光輝を抹消。昨年のドラフト会議で5位指名を受けてロッテに入団し、1日の楽天戦ではプロ初ヒットを放ったが、その後は不振。開幕から10試合に出場し、打率は.111としていた。この日、登録を抹消された出場選手は7月16日まで再登録はできないこととなる。
6日の公示は下記のとおり。
【セ・リーグ】
●出場選手登録
なし
●出場選手登録抹消
巨人
投手 R.デラロサ
投手 堀岡隼人
DeNA
外野手 楠本泰史
広島
投手 中村恭平
ヤクルト
捕手 古賀優大
【パ・リーグ】
●出場選手登録
なし
●出場選手登録抹消
ロッテ
内野手 福田光輝
日本ハム
投手 吉川光夫
内野手 谷内亮太
オリックス
投手 荒西祐大
投手 海田智行
☆あら、恭平くん、抹消ですか。
☆と、思ったら。
◇広島島内颯太郎が今季初1軍合流「チャンスつかむ」 7/6(月) 19:26配信 日刊スポーツ
広島2年目の島内颯太郎投手(23)が6日、今季初めて1軍に合流した。同日出場選手登録を抹消された中村恭平投手(31)に代わって、7日にも1軍登録される見込み。新人の昨季は中継ぎとして25試合に登板。今季は2軍公式戦3試合で、それぞれ1イニング無失点に抑え、1軍行きを勝ち取った。この日マツダスタジアムの室内練習場で調整した右腕は「自分の持っているものをしっかり出したい。このチャンスをしっかりつかみたい」と意気込んだ。
島内は今年3月に広島が育成強化を目的として新設した「2・5軍」に6月中旬まで所属していた。同軍で投球の軌道や回転数が計測できるラプソードなどをフル活用し、データを基に投球フォームや変化球の改革に取り組んだ。「状態の悪い時でもカットボールでカウントが取れるようになった。数値化することで、リリースの高さや球の回転数の違いを目で見ることができた」と新部門での鍛錬に手応えを口にした。「2・5軍でいろいろと支えてくれたコーチ、スタッフ、トレーナーにしっかり感謝したい。チャレンジャーという気持ちでやっていきたい」。自己最速157キロへと進化を遂げた右腕が、1軍の舞台で躍動を狙う。【古財稜明】
☆157㎞は、見てみたい(笑)。
◇【7日の予告先発】阪神・青柳晃洋VS巨人・戸郷翔征ほか 7/6(月) 18:31配信 スポーツ報知
【セ・リーグ】
◆中日・柳裕也―ヤクルト・スアレス(18時・ナゴヤドーム)
◆阪神・青柳晃洋―巨人・戸郷翔征(18時・甲子園)
◆広島・森下暢仁―DeNA・浜口遥大(18時・マツダスタジアム)
◇【広島】好調のDeNA打線に挑む森下「しっかり抑え、止められるような投球がしたい」 7/6(月) 17:29配信 スポーツ報知
◆JERAセ・リーグ公式戦 広島―阪神(6日・マツダスタジアム)
広島の森下暢仁投手(22)が本拠地初登板に向け意気込んだ。この日は、雨天中止のため室内練習場でキャッチボールやランニングで調整。現在2位で、チーム打率リーグトップの2割9分7厘をマークするDeNA打線を警戒し「今一番打っている打線。しっかり抑え、止められる投球がしたい」と気を引き締めた。
デビュー戦となった21日のDeNA戦(横浜)では7回4安打無失点、8奪三振と隙を与えず、前回登板の6月28日の中日戦(ナゴヤD)ではプロ初勝利をマークした。「勝ちたい気持ちは変わらない。ホームで投げることで、ファンのみなさんにもたくさん見ていただけるので、そういった面でも勝ちたい」と2勝目を挙げることを誓った。
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source : K.Oのカープ・ブログ。