2020年10月30日金曜日

7/30(木) 中日9回戦(マツダ)。


☆まずは、29日の話題。


◇広島・野村 1554日ぶり完封お預けも8回無失点 1日で最下位脱出に成功 7/30(木) 5:30配信 スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 広島2-0中日(2020年7月29日 マツダ)

 広島・野村祐輔投手(31)が29日の中日戦(マツダ)でうれしい今季初勝利を挙げた。自慢の制球がさえ渡り、8回を無四球で4安打零封。投手の苦しい台所を救う快投だった。打っては主砲・鈴木誠也外野手(25)がバックスクリーン右へ均衡を破る9号決勝2ラン。投打の中心選手が活躍し、4度目の最下位脱出に成功した。

 待望久しい輝きだった。16年4月27日のヤクルト戦以来、1554日ぶりの完封完投はならなかったが、苦しい台所を救うに十分な8回97球の零封劇。2時間16分の今季両リーグ最短試合と、今季チーム初の無失点勝利を演出した野村は、充実感をにじませた。

 「すごくうれしい。相手もいい投球をしていたので、粘って点を与えないように強い気持ちで投げられた」

 中日・松葉との投手戦。チェンジアップ、スライダーなど多彩な変化球を巧みに操り、5回まで1人の出塁も許さない。2点の援護を得た直後の7回無死一、二塁が唯一のピンチだ。だが、野村は動じない。ツーシームを内外に配し、ビシエドを三ゴロ併殺、高橋は右飛に斬ってみせた。

 「コースにしっかり投げられた。要所で内角に投げて、詰まらせることができた」

 16年に最多勝、最高勝率の2冠に輝きながら、3季連続で1桁勝利に甘んじ、確たる信頼を取り戻したい9年目。昨季中の失敗体験から学びを得ていた。

 「トレーニングの助言をトレーナーさんに求めた時、“じゃあ、これやって”と言われたことが全くできなかった。衝撃でした」

 可能だったのものが不可能になる現実。足もとを見つめ直し、オフに徹底したのが体幹強化だ。右ふくらはぎ痛による出遅れは誤算だったが、今季初登板で6回1失点に抑えた前回22日の阪神戦に続いて好投し、「自分の中では来季が楽しみ」との言葉を証明した。

 「悩んだけど、球数が100球近かったからね」。佐々岡監督は8回での交代理由をそう説明し「祐輔らしい投球だった。ナイスピッチング。最年長なので、今日みたいな投球をしてくれれば、投手陣がピリッとすると思う」と目を細めた。

 昨年8月8日のDeNA戦以来、356日ぶりに味わう今季初勝利の美酒。野村は前を見据えて力を込める。

 「まだまだ、これから頑張らないといけない。(大瀬良)大地が抹消中だけど、全員で戦っていきたい」

 シーズンを通してローテーションを守り、低迷するチームを引っ張ってこそ最多勝右腕の復調は成就する。 (江尾 卓也)


☆やはり体力なんですよね、野村くんの場合。体がしっかりしていれば、今日のようなピッチングができるはず。


☆お次は、誠也くん。


◇広島・誠也 しとめた決勝2ラン 2打席凡退で「吹っ切れた感じで打席に入った」 7/30(木) 5:30配信 スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 広島2-0中日(2020年7月29日 マツダ)

 広島・鈴木誠は、両チーム唯一の打点となる決勝弾で決着をつけた。両者無得点で迎えた6回2死一塁。初球から2球連続で続いたチェンジアップを打ち返すと、打球はライナー性のまま中堅右に着弾した。21日の阪神戦以来となる9号2ラン。「ちょっと浮いてきました。たまたま」。それまで2安打に抑えられていた松葉の数少ない失投をひと振りで仕留めた。

 相手先発の松葉に3回まで無安打。初回から4イニング連続で9球以下と単調な攻撃が続いていた。鈴木誠も2回に3球見逃し三振、4回に遊飛併殺と抑えられた中で頭の中を整理した。「1打席目考えて、2打席目もタイミングの取り方を変えてもダメで、吹っ切れた感じで打席に入った。いろいろ考えて打席に立つことで吹っ切れることがある。それが今日の本塁打だったのかなと思う」。佐々岡監督からは、「あそこで4番の仕事をしてくれていい勝ち方ができた。誠也も意地があったと思う」と称えられた。

 9試合連続安打と結果を残しても、チーム状況に表情が晴れない日が続いていた。「まとまり(が必要)だと思う。いまは、“カープでラッキー”と思われているかもしれない。相手にどう思われるかが大事。みんなで一つのところに向かっていかないといけない。少しずつ変わってきているので、このままいければと思います」。26日のDeNA戦で6点差を逆転し、敗れた前夜28日も7回に一時逆転。決勝弾の手応えよりも、ナインの上昇気配に前を向いた。 (河合 洋介)


☆まとまり、というのは、投打ともに、ということ。まずは投手陣が試合を作ってくれれば、打線もモチベーションが上がる。


☆で、フランスアも、ようやくらしくなってきました。


◇広島・フランスア 3者連続三振で今季初セーブ 登板過多の一岡ベンチ外でチーム救った 7/30(木) 5:30配信 スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 広島2-0中日(2020年7月29日 マツダ)

 広島のフランスアが今季初セーブを挙げた。

 2点優勢の9回に登板。井領、大島、阿部と3者連続三振で、今季初の無失点試合を締めた。最速153キロと直球に威力が戻り、「いつもと変わらず積極的にいこうと思った。セーブがついてうれしい。直球が良くなってきた」とうなずいた。

 直近2試合のセーブ機会で登板していた一岡は、ベンチ外。佐々岡監督は「(一岡が)6試合中5試合と登板過多だった。明日からまた(ベンチに)入る」と説明した。


☆抑えが固定できるのは、大きいと思います。




☆さて、30日の、中日戦。


 ◇スタメン

【広島】
① 8 西川
② 4 菊池
③ 7 ピレラ
④ 9 鈴木
⑤ 3 松山
⑥ 2 會澤
⑦ 5 堂林
⑧ 6 田中
⑨ 1 ジョンソン

【中日】
① 7 福田
② 8 大島
③ 4 阿部
④ 3 ビシエド
⑤ 5 高橋
⑥ 2 木下拓
⑦ 6 京田
⑧ 9 武田
⑨ 1 岡野


(D)1回表
①福田内角変化球にサードゴロ、②大島低めカーブにセカンドゴロ、③阿部内角カットボールにセカンドゴロ、この回三者凡退、無失点。


(C)1回裏
①西川ワンバウンドした球に三振、②菊池10球目スライダーにショートゴロ、③ピレラ見逃し三振、この回三者凡退、無得点。


(D)2回表
④ビシエド内角ストレートにサードゴロ、⑤高橋ボテボテのセカンドゴロ、⑥木下拓外角ツーシームにライトフライ、この回三者凡退、無失点。


(C)2回裏
先頭④鈴木 レフト前ヒット
 無死1塁
⑤松山 ど真ん中ストレートにショートフライ
 1死1塁
⑥會澤 センター前ヒット
 1死1・2塁
⑦堂林低めフォークに三振、⑧田中低めストレートにレフトフライ、この回無得点。


(D)3回表
⑦京田 低めツーシームにファーストゴロ
 1死
⑧武田 内角カットボールをレフト前ヒット
 1死1塁
⑨岡野 送りバント
 2死2塁
①福田 センター前先制タイムリーヒット、中日先制、広0-1中。
 2死1塁
②大島 レフト前ヒット
 2死1・2塁
③阿部 内角ストレートに見逃し三振、この回1失点。


(C)3回裏
⑨K.ジョンソン 見逃し三振
 1死
①西川 左中間スタンドへ同点ホームラン カープ同点、広1-1中。
 1死
②菊池三振、③ピレラ外角カーブにセンターフライ、この回1点。


(D)4回表
先頭④ビシエド センターへツーベース
 無死2塁
⑤高橋 高めスライダーにファーストゴロ、ランナー3塁へ。
 1死3塁
⑥木下拓 レフト前勝ち越しタイムリーヒット、中日勝ち越し、広1-2中。
 1死1塁
⑦京田 セカンドゴロゲッツー、この回1失点。


(C)4回裏
先頭④鈴木 レフト前ヒット
 無死1塁
⑤松山 ライト前ヒット
 無死1・2塁
⑥會澤 ショートフライ
 1死1・2塁
⑦堂林 左中間スタンドへ逆転3ランホームラン 広4-2中。…カーブをうまく拾いました。これは価千金。
 1死
⑧田中内角ストレートにセンターフライ、⑨K.ジョンソンレフトフライ、この回3点。


(D)5回表
⑧武田 ファーストファウルフライ
 1死、⑨岡野に代打石川昂。
⑨石川昂 ライト前ヒット
 1死1塁
①福田 内角ストレートにレフトフライ
 2死1塁
②大島 四球
 2死1・2塁
③阿部 低めチェンジアップにセンターフライ、この回無失点。


(C)5回裏、投手山本(D)。
先頭①西川 四球
 無死1塁
②菊池 レフト前ヒット
 無死1・2塁
③ピレラ 外角スライダーにサードゴロゲッツー
 2死1塁
④鈴木 低めストレートにセカンドフライ、この回無得点。


(D)6回表
④ビシエド 外角落ちる球にセカンドフライ
 1死
⑤高橋 10球目に四球
 1死1塁
⑥木下拓高めストレートにレフトフライ、⑦京田外角カットボールにサードゴロ、この回無失点。


(C)6回裏
⑤松山つまったセカンドゴロ、⑥會澤外角変化球にセンターフライ、⑦堂林外角ストレートにセカンドゴロ、この回三者凡退、無得点。


(D)7回表、投手菊池保(C)。⑧武田に代打岡林。
先頭⑧岡林 ライト前ヒット
 無死1塁、⑨山本に代打A.マルティネス。
⑨A.マルティネス サードへボテボテの内野安打
 無死1・2塁
①福田 四球
 無死満塁
②大島内角スライダーに三振、③阿部内角フォークにファーストフライ
 2死満塁
④ビシエド センター前同点2点タイムリーヒット、中日同点、広4-4中、1塁ランナー3塁へ。
 2死1・3塁
⑤高橋 三振、この回2失点。


(C)7回裏、投手福(D)。⑧武田の代打岡林そのままライト。
⑧田中 三振
 1死、⑨菊池保に代打磯村。
⑨磯村 高めスライダーにセンターフライ
 2死
①西川 四球
 2死1塁
②菊池 ストレートの四球
 2死1・2塁
③ピレラ つまったショートゴロ、この回無得点。


(D)8回表、投手一岡(C)。
⑥木下拓外角ストレートにライトフライ、⑦京田内角ストレートにファーストゴロ、⑧岡林外角ストレートに見逃し三振、この回三者凡退、無失点。


(C)8回裏、投手祖父江(D)。
④鈴木低めスライダーに三振、⑤松山低めチェンジアップにファーストゴロ
 2死
⑥會澤 外角ストレートをライト前ヒット
 2死1塁
⑦堂林 外角スライダーにセカンドゴロ、この回無得点。


(D)9回表、投手フランスア(C)。⑨祖父江に代打三ツ俣。
先頭⑨三ツ俣 レフト前ヒット…先頭を出しますね~(-_-;)
 無死1塁
①福田 外角チェンジアップにライトフライ
 1死1塁、代走遠藤。
②大島送りバントはピッチャーフライ、③阿部ワンバウンドした球に三振、この回無失点。


(C)9回裏、①福田に代わり投手R.マルティネス(D)。⑨祖父江の代打三ツ俣の代走遠藤そのままレフト。
⑧田中 152㎞ストレートにセカンドゴロ
 1死、⑨フランスアに代打長野。
⑨長野 四球
 1死1塁、代走野間。
①西川の時、野間盗塁失敗
 2死
①西川 四球
 2死1塁、代走大盛。
②菊池 センター前ヒット、1塁ランナー3塁へ。…7度牽制。足が効きましたね。
 2死1・3塁
③ピレラ 150㎞ストレートにセンターフライ、この回無得点。…試合は延長へ。


(D)10回表、③ピレラに代わり投手DJ.ジョンソン(C)。①西川の代走大盛そのままレフト、⑨フランスアの代打長野の代走野間そのままセンター。
④ビシエド 151㎞ストレートにセカンドゴロ
 1死
⑤高橋 センター前ヒット
 1死1塁、代走溝脇。
⑥木下拓 150㎞ストレートにライトフライ
 2死1塁、投手塹江(C)。
⑦京田 当てるだけのバッティングでピッチャーゴロ、この回無失点。…これで負けはなし。


(C)10回裏、投手岡田(D)。⑤高橋の代走溝脇そのままサード。
④鈴木高めストレートにセカンドフライ、⑤松山外角ストレートにサードゴロ、⑥會澤外角変化球に三振、この回三者凡退、無得点、ゲームセット。


広島 対 中日【10回規定により引き分け】(9回戦 広5勝3敗1分 18時00分 マツダスタジアム 4996人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
D 0 0 1 1 0 0 2 0 0 0 4
C 0 0 1 3 0 0 0 0 0 0 4
【D】岡野、山本、福、祖父江、R・マルティネス、岡田
【C】K・ジョンソン、菊池保、一岡、フランスア、D・ジョンソン、塹江
ホームラン 西川2号(岡野)堂林7号③(岡野)

【中日】
      打 安 点 打率 本
① 7 福田  4 1 1 .235 1 三ゴ …… 中安 …… 左飛 …… 四球 …… 右飛
  1 R・マルティネス
      0 0 0 .------ 0
  1 岡田  0 0 0 .------ 0
② 8 大島  4 1 0 .293 0 二ゴ …… 左安 …… 四球 …… 三振 …… 投飛
③ 4 阿部  5 0 0 .232 2 二ゴ …… 三振 …… 中飛 …… 一飛 …… 三振
④ 3 ビシエド
      5 2 2 .304 9 …… 三ゴ …… 右2 …… 二飛 中安 …… …… 二ゴ
⑤ 5 高橋  4 1 0 .299 1 …… 二ゴ …… 一ゴ …… 四球 三振 …… …… 中安
走 5 溝脇  0 0 0 .261 0
⑥ 2 木下拓 5 1 1 .245 0 …… 右飛 …… 左安 …… 左飛 …… 右飛 …… 右飛
⑦ 6 京田  5 0 0 .252 2 …… …… 一ゴ 二併 …… 三ゴ …… 一ゴ …… 投ゴ
⑧ 9 武田  2 1 0 .143 0 …… …… 左安 …… 一邪 …… …… …… ……
打 9 岡林  2 1 0 .250 0 …… …… …… …… …… …… 右安 三振 ……
⑨ 1 岡野  0 0 0 .000 0 …… …… 投ギ …… …… …… …… …… ……
打 石川昂 1 1 0 .222 0 …… …… …… …… 右安 …… …… …… ……
  1 山本  0 0 0 .167 0
打 A・マルティネス
      1 1 0 .333 2 …… …… …… …… …… …… 三安 …… ……
  1 福   0 0 0 .------ 0
  1 祖父江 0 0 0 .------ 0
打 三ツ俣 1 1 0 1.000 0 …… …… …… …… …… …… …… …… 左安
走 7 遠藤  0 0 0 .190 0
計     39 11 4 .247 19
残塁9、併殺1

【広島】
      打 安 点 打率 本
① 8 西川  2 1 1 .333 2 三振 …… 左本 …… 四球 …… 四球 …… 四球
走 7 大盛  0 0 0 .500 0
② 4 菊池涼 4 2 0 .252 3 遊ゴ …… 三振 …… 左安 …… 四球 …… 中安
③ 7 ピレラ 5 0 0 .265 5 三振 …… 中飛 …… 三併 …… 遊ゴ …… 中飛
  1 D・ジョンソン
      0 0 0 .------ 0
  1 塹江  0 0 0 .------ 0
④ 9 鈴木誠 5 2 0 .352 9 …… 左安 …… 左安 二飛 …… …… 三振 …… 二飛
⑤ 3 松山  5 1 0 .312 1 …… 遊飛 …… 右安 …… 二ゴ …… 一ゴ …… 三ゴ
⑥ 2 会沢  5 2 0 .289 2 …… 中安 …… 遊飛 …… 中飛 …… 右安 …… 三振
⑦ 5 堂林  4 1 3 .367 7 …… 三振 …… 左本 …… 二ゴ …… 二ゴ ……
⑧ 6 田中広 4 0 0 .245 2 …… 左飛 …… 中飛 …… …… 三振 …… 二ゴ
⑨ 1 K・ジョンソン
      2 0 0 .125 0 …… …… 三振 左飛 …… …… …… …… ……
  1 菊池保 0 0 0 .------ 0
打 磯村  1 0 0 .294 0 …… …… …… …… …… …… 中飛 …… ……
  1 一岡  0 0 0 .------ 0
  1 フランスア
      0 0 0 .------ 0
打 長野  0 0 0 .290 0 …… …… …… …… …… …… …… …… 四球
走 8 野間  0 0 0 .125 0
計     37 9 4 .285 34
残塁8、併殺1

【中日】
    試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
岡野  6 2 1 0 4 69 6 5 0 4 4.82
山本  7 1 3 0 2 25 1 0 1 0 6.04
福   17 2 2 0 1 21 0 1 2 0 3.71
祖父江 17 0 0 0 1 10 1 1 0 0 1.56
R・マルティネス
    14 1 0 4 1 23 1 0 2 0 0.64
岡田  18 1 2 3 1 13 0 1 0 0 3.78

【広島】
    試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
K・ジョンソン
    5 0 3 0 6 95 6 1 2 2 5.14
菊池保 13 1 0 1 1 33 3 2 1 2 3.65
一岡  9 0 1 1 1 11 0 1 0 0 5.40
フランスア
    15 0 1 1 1 15 1 1 0 0 3.95
D・ジョンソン
    9 0 0 0 2/3 8 1 0 0 0 2.08
塹江  15 1 1 0 1/3 5 0 0 0 0 3.95

◇盗塁死 野間(9回)
◇試合時間 3時間45分


◇広島-中日戦は延長10回4対4のドロー 3連戦は1勝1敗1分の痛み分け 7/30(木) 21:49配信 ベースボールキング

広島 4 - 4 中日
<9回戦・マツダスタジアム>

 延長10回、今季の特例により引き分け。この3連戦は1勝1敗1分けの五分で終えた。

 広島は1-2と1点を追う4回、4番・鈴木誠、5番・松山の連打で無死一、二塁の好機を作り、一死後、7番・堂林が7号3ランを左中間席へ運び4-2と逆転した。今季未だ勝利のない先発・K.ジョンソンは、6回6安打2失点と好投。今季初勝利をリリーフ陣に託したが、2点リードの7回に登板した2番手・菊池保が、3安打を集中され同点に追いつかれた。

 中日は先発の岡野が4回4失点で降板。2点を追う7回は、代打で登場したドラフト5位・岡林のプロ初安打などで二死満塁とし、4番・ビシエドが試合を振り出しに戻す2点適時打を中前へ運んだ。

 8回以降スコアは動かず、広島は今季4度目、中日は同2度目の引き分け。5位・広島、6位・中日の順位も変わらずとなった。


☆ま、勝ち切れないチーム、ということですよね。ジョンソンが久々にいいピッチングをして、打線がひっくり返しても、中継ぎが打たれる。どこかが必ずと言っていいほど、綻びます。で、打線も、勝ち越すまでは行かない。


☆試合は、西川くん、堂林くんが一発。


◇広島・西川 5カードぶり勝ち越しへ37日ぶり2号同点ソロ「引き続き頑張ります」 7/30(木) 19:05配信 スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 広島―中日(2020年7月30日 マツダ)

 広島の西川龍馬内野手(25)が中日戦(マツダ)で37日ぶりとなる今季2号ソロ本塁打を放った。

 西川は「1番・中堅」で先発出場。今季初勝利を目指す先発左腕のK・ジョンソンが1点先制を許した直後の3回、1死走者なしで入った第2打席で、中日先発のドラフト3位ルーキー右腕・岡野が2ボール1ストライクから投じた4球目、外寄りの直球を逆方向の左中間スタンドへ叩き込んだ。

 西川の本塁打は6月23日の巨人戦(東京D)以来37日ぶり。チームの5カードぶり勝ち越し、そしてK・ジョンソンの今季初勝利へ向け、大きな同点ソロとなった。

 ▼広島・西川 打ったのはストレート。自分のスイングでひと振りで仕留めることが出来ました。引き続き頑張ります。


◇広島・堂林「チャンスだったので初球から」背番号と同じ7号は逆転3ラン!誠也ヒップタッチで祝福 7/30(木) 19:35配信 スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 広島―中日(2020年7月30日 マツダ)

 広島の堂林翔太内野手(28)が中日戦(マツダ)で自身の背番号と同じ今季7号となる逆転3ランを放った。

 堂林は「7番・三塁」で先発出場。1―2で迎えた4回、連打で出塁した鈴木誠、松山を走者に置いた1死一、二塁で入った第2打席で、中日先発のドラフト3位ルーキー右腕・岡野が投じた初球の外寄りカーブを左中間スタンドへ突き刺し、ダイヤモンドを一周すると、一緒に自主トレを行った仲良しの鈴木誠とヒップタッチで喜びを分かち合った。

 堂林の本塁打は26日のDeNA戦(横浜)以来3試合ぶり。その試合では0―6から8回に5点、9回に5点を取って試合をひっくり返した広島だが、この日は堂林の一発でまずは逆転に成功した。

 ▼広島・堂林 打ったのはカーブ。チャンスだったので初球から積極的に打ちいきました。ひと振りでしっかり捉えることが出来ました。


☆西川くんは「狙って」ホームランが打てるようになったし、堂林くんは、苦手の変化球を、今は自分のタイミングまで待って振ることができる。どちらも納得、のホームラン。


☆で、ジョンソンも今日は頑張ったんですよね。


◇広島 K・ジョンソン“5度目の正直”へ6回2失点、今季初勝利の権利を持って降板も菊池保打たれて消滅 7/30(木) 20:11配信 スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 広島―中日(2020年7月30日 マツダ)

 広島のクリス・ジョンソン投手(35)が今季初勝利をかけて中日戦(マツダ)で5度目の先発登板。6回6安打2失点と好投し、勝利投手の権利を得て降板したが、2番手・菊池保が7回に追いつかれて白星が消えた。

 来日1年目の2015年に最優秀防御率のタイトルを獲得し、広島が25年ぶりに優勝した2016年には15勝をマークして沢村賞も獲得しているK・ジョンソン。今季は開幕から4試合で0勝3敗、防御率5・73の不調で登録を抹消され、この日は登録即先発となった。

 5回5失点で敗戦投手となった15日の巨人戦(マツダ)以来となる1軍マウンド。初回、2回とともに3者凡退に仕留めて好発進したK・ジョンソンは3回に3安打を集中されて1点先制を許したが、味方打線がすかさず援護した。失点した直後の3回、西川の2号ソロで同点。K・ジョンソンは直後の4回に勝ち越しを許したものの、その裏、堂林が7号3ランを放って逆転に成功した。

 その後は失点を許さず、6回を投げ切って降板。投球内容は6回で打者25人に対して95球を投げ、6安打2失点。1三振を奪い、与えた四球は2つだった。

 勝利投手の権利を持って降板したK・ジョンソンだったが、7回から2番手として登板した菊池保が連打と四球で無死満塁のピンチを招き、2死までこぎ着けたものの、ビシエドに中前2点適時打されて同点。今季初勝利が消滅した。


☆この辺も、ジョンソンが乗って行けなかった理由でもあります。


◇広島K・ジョンソンが6回2失点粘投「いい方向に」 7/30(木) 22:17配信 日刊スポーツ

<広島4-4中日>30日◇マツダスタジアム

 広島は1軍復帰のK・ジョンソンが6回2失点と粘投を見せた。3、4回にそれぞれ失点したが、いずれも最少失点でしのいだ。

 「調整してきたことはある程度出せた。フォームや体の使い方やバランスはいい方向に向かっている。良かったところは続けていきたい。次回に向けてさらに磨きをかけたい」。次戦での今季初勝利を誓った。


☆ま、うまく行かない時ってのは、こんなもので。


◇広島が継投失敗、佐々岡監督「僕の責任だけど…」 7/30(木) 22:42配信 日刊スポーツ

<広島4-4中日>30日◇マツダスタジアム

 広島が逃げ切りに失敗し、痛恨の引き分けに終わった。2点リードの7回2死満塁。2番手菊池保がビシエドに中前への2点適時打を浴び、同点に追いつかれた。

 佐々岡真司監督は「いろいろ選択肢がある中で、キクも(勝ちパターンに)入っている。使う僕の責任だけど、攻めた中で打たれたのならともかく、打たれ方がよくない」と指摘した。継投失敗で、5カードぶりの勝ち越しが消えた。


☆たもっさんも、全体的には悪くないはずなんですが、攻め切れないというか、勝負し切れない。もっと自信を持ってもいいと思うんですけどね。




☆さてその他の話題、まずは、誠也くん。


◇広島・鈴木誠〝目先の一撃より20年後〟を見据える驚きの思考 7/30(木) 6:15配信 東スポWeb

 球界を代表するスラッガーは考えていることも桁違いだ。29日の中日戦(マツダ)で決勝の9号2ランを放った広島・鈴木誠也外野手(25)のことである。7試合ぶりの一発とあって、チームを最下位から浮上させる一撃にも「試合に出ている以上は『調子が悪いから打てません』ではいけない。良くない中で何とか(一本を)出せるか出せないかで成績も順位も変わってくる」と主軸としての責任感をにじませた。

 不動の4番打者として常にチームの勝利を最優先に考えているが、自身の野球に対する取り組みはすでに〝40オーバー〟を見据えている。「いいときばかりを描いてやっていたら40歳を越えたときに対応できない。体が動かなくなったときのことも考えて、今からいろんな技術や知識を持っておかないと。衰えてからやっても遅い」との考えから、練習では20年後の自分のために様々な打法に挑戦して試行錯誤し、引き出しを増やすことに努めることもあるという。

 そんな驚きの思考は、一日でも長く第一線で野球をやるため。「伸び盛りの時期にイケイケドンドンでやってしまうと後々『何でこれができないんだ!』『今まではできていたのに…』となってしまってプライドも捨て切れず、変わらないといけないときに変われなくなってしまう」。歳を重ね、いつか来るかもしれない〝モデルチェンジ〟すら想定している。

 最下位から脱出したといっても眼下の中日とは1・5ゲーム差。一昨年までリーグ3連覇したチームはもがき苦しんでいる。「優勝したときは1試合を全力で取りにいって、負けていても関係なく相手と勝負していた。今、カープは(相手に)ラッキーと思われているかもしれない。みんなが一つのところに向かっていかないといけないじゃないかと思う」。鈴木誠は自らの進化と同時にチームを勝たせる存在になるつもりだ。


☆逆に言えば、優勝した時はそれだけモチベーションが高く、勝負できていた、ということ。今年は「優勝できるチームじゃないな」というのがどこかにあって、それが誠也くんのモチベーションの上がらない大きな原因になってます。


☆誠也くんというのは良くも悪くも「フォア・ザ・チーム」で、チームが良ければ彼も乗っていける。優勝できるようなチームじゃないと、エンジンがかからない。それはそれだけチームとともにある、ということで、そこは嘘をつけない。だからチームが悪いと、「じゃあ俺が引っ張って」とはならない。そこは悪いところでもあるんですが、チームがいい時には、無類の力を発揮します。


☆おしまいは、浩二さん。


◇元広島監督山本さん、マツダスタジアム来場 がん手術後、地元で元気な姿―プロ野球 7/30(木) 19:21配信 時事通信

 肺がんとぼうこうがんの手術を昨年受け、闘病していた元広島監督の山本浩二さん(73)が30日、広島―中日戦のテレビ解説のため広島市のマツダスタジアムを訪れて元気な姿を見せた。

 山本さんは6月25日に東京ドームで行われた巨人―広島戦で解説者として復帰。今年初となる地元広島での解説を前に「張り切っているよ」と笑顔で話した。

 今季から広島を率いる佐々岡真司監督は、山本さんが監督を務めた当時はエースとして活躍。「佐々岡監督には思い入れがある。こういうシーズンで難しいが、頑張ってほしい」とエールを送った。


☆ちょっと勝手な言い方になりますが、浩二さんには、衣笠さんの分も長生きしてほしいなと。で、初優勝の頃のカープのことを、どんどん話してほしいと思います。




◇7月30日(木)セ・リーグ

▽巨人 2 - 4 DeNA (G6-3 18:00 東京ドーム)
戦評
 DeNAは1点を先制された直後の7回表、嶺井と倉本の連続適時打で逆転に成功する。9回には、宮崎の2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・大貫が6回1失点の好投で今季3勝目。敗れた巨人は、打線が相手を上回る10安打を放つも、つながりを欠いた。
勝 [DeNA] 大貫 (3勝2敗0S)
敗 [巨人] メルセデス (2勝3敗0S)
セーブ [DeNA] 三嶋 (0勝1敗2S)
本塁打 [DeNA] 宮﨑6号(9回表2ラン) [巨人] 岡本13号(9回裏ソロ)
【De】大貫、山﨑、エスコバー、パットン、石田、三嶋
【G】メルセデス、大江、田中豊


▽ヤクルト 6 - 0 阪神 (S5-4 18:00 神宮)
戦評
 ヤクルトは2回裏、吉田大成の適時二塁打で先制に成功する。そのまま迎えた7回には、坂口の適時打などで3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・高橋が8回無失点で今季初勝利。敗れた阪神は、守備の乱れが失点につながり、打線も無得点と振るわなかった。
勝 [ヤクルト] 高橋 (1勝1敗0S)
敗 [阪神] 藤浪 (0勝2敗0S)
【T】藤浪、小川
【S】高橋、大下


順 チーム  試 勝 負 分 勝率 差
① 巨人   33 20 11 2 .645 -
② ヤクルト 34 17 13 4 .567 2.5
③ DeNA 35 17 17 1 .500 2.0
  阪神   33 16 16 1 .500 0.0
⑤ 広島   33 12 17 4 .414 2.5
⑥ 中日   36 13 21 2 .382 1.5


◇【30日のプロ野球公示】カープがジョンソンを登録 オリックスがロドリゲス、楽天が石橋良太を抹消 日本ハムは5選手を入れ替え 7/30(木) 16:06配信 ベースボールチャンネル

 日本野球機構は30日付の出場選手登録、登録抹消を公示した。

<セ・リーグ>
【登録】
広島     投手  K.ジョンソン
ヤクルト   投手  久保 拓眞

【抹消】
広島     投手  中田 廉
ヤクルト   投手  原 樹理

※8月9日以後でなければ出場選手の再登録はできない。

<パ・リーグ>
【登録】
日本ハム   投手  堀 瑞輝
日本ハム   投手  西村 天裕
日本ハム   外野手 谷口 雄也
オリックス  投手  左澤 優

【抹消】
楽天     投手  石橋 良太
日本ハム   投手  公文 克彦
日本ハム   内野手 C.ビヤヌエバ
オリックス  内野手 A.ロドリゲス

※8月9日以後でなければ出場選手の再登録はできない。



◇7月31日(金)の予告先発投手

○読売ジャイアンツ
畠 世周
0試合0勝0敗 防御率0.00 WHIP-
対C 0試合0勝0敗 防御率 - WHIP -
 VS (東京ドーム 18:00)
○広島東洋カープ
森下 暢仁
4試合2勝1敗 防御率2.36 WHIP1.28
対G 0試合0勝0敗 防御率 - WHIP -

○中日ドラゴンズ
大野 雄大
6試合0勝3敗 防御率4.04 WHIP1.37
対S 1試合0勝0敗 防御率13.50 WHIP2.25
 VS (ナゴヤドーム 18:00)
○東京ヤクルトスワローズ
吉田 大喜
2試合0勝1敗 防御率8.59 WHIP2.45
対D 0試合0勝0敗 防御率 - WHIP -

○阪神タイガース
青柳 晃洋
5試合4勝1敗 防御率1.80 WHIP0.80
対DB 1試合1勝0敗 防御率3.60 WHIP1.20
 VS (甲子園 18:00)
○横浜DeNAベイスターズ
上茶谷 大河
1試合0勝0敗 防御率6.00 WHIP1.67
対T 0試合0勝0敗 防御率 - WHIP -


P.S. 今日もアクセス・クリックを頂きました。本当にありがとうございます。

にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ
にほんブログ村


source : K.Oのカープ・ブログ。