2020年11月3日火曜日

8/1(土) 巨人8回戦(東京ドーム)。


☆まずは、7月31日の話題。


◇「黄金新人」森下も重圧に屈す…広島は1点差試合6戦全敗でまたも最下位 8/1(土) 5:30配信 スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 広島1-2巨人(2020年7月31日 東京ドーム)

 広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22)は31日、巨人戦に初登板初先発し、5回2失点で2敗目を喫した。初回の3連続四球など自身最多の6与四死球。5回100球と球数がかさみ、初めて託されたカード初戦を飾れなかった。今季の1点差試合は0勝6敗。勝利数の差で最下位転落となった。

 自己最多の6与四死球といえども、森下は、決して制球を乱したわけではない。慎重さゆえに生まれた球1、2個分の微妙なズレ。「どんどん攻めていこうと思っていたけど…。ゾーンで勝負できないといけない」。厳しく内外角を突いた過程に言い訳することなく、敗戦投手という結果を重く受け止めた。

 初回1死から坂本、丸、岡本に3連続四球を与え、3回にも岡本、大城に連続四球。3回まで無安打無失点と耐えながらも、リズムは生まれなかった。

 球をストライクゾーンに集中させると、弾き返された。1点先制した直後の4回1死から吉川尚に初安打を許し、畠の犠打で2死二塁。粘り抜きたかったが、亀井、坂本勇、丸の3連打で逆転された。「(初回から)リズムよくいこうと思って入ったけど、(連続四球は)やってはいけなかった。点を取ってもらって抑えないといけない所で、できなかったのが反省です」。被安打4ながら5回100球と球数が膨らんでの降板となった。

 これまでの4試合は、連続四球すらなかった。突然の四球連発には、重圧も関係していたことだろう。首位を快走する巨人との初対戦。さらに、中7日と登板日をずらして、初めてカード初戦の先発に抜てきされた。「どの試合でも責任感は変わらない。カード頭だろうと、しっかり投げないといけなかった」。開幕から金曜日に全て先発してきた大瀬良は、コンディション不良で登録抹消。期待を背負った中での登板に、佐々岡監督は「(狭い)球場ということもあるし、巨人への意識もあったと思う。それでも粘り強く投げてくれた」とねぎらった。

 これで、今季の1点差試合は0勝6敗。再びの最下位転落には、7月のカード初戦を2勝8敗と大きく負け越したことも要因と言える。「やってはいけないことが分かった」と森下。苦しいチーム状況によって生まれた経験の舞台を将来の糧にしたい。(河合 洋介)


☆て言うか、去年でさえ巨人には勝ち越してたのに、今年はほんとに勝てない。


☆ただ、森下くんはやはり、ただ者ではありません。


◇広島森下に備わる危険察知能力と明治魂/谷繁元信 8/1(土) 7:00配信 日刊スポーツ

<巨人2-1広島>◇31日◇東京ドーム

 広島森下は新人離れしている。初回に3連続四球で1死満塁。普通なら動揺してストライクを欲しがり、中へ投球が集まるのが投手の性(さが)だ。だが表情は冷静なままゾーンの隅を狙い、連続三振で切り抜けた。2、3失点しても、おかしくない立ち上がりだったが、1年目の5試合目の先発でなかなかできない。

 6四死球で一見、乱れているが枠の外へ外れるから危険が少ない。31回2/3で16四死球と多い割に失点したのは初回に2試合、9回に1試合、この日の4回と4イニングしかない。勝負どころを察知できる投球ができている。5回まで4安打で計算上は“ヒット10本”打たれているが2失点に収めた。修正能力もあり、2回までは、かかとに体重が乗りすぎて左手が一塁側へ流れていたが、3回からはバランスが取れていた。

 ベビーフェースにだまされそうになるが、星野仙一さん、川上憲伸のような明治魂もある。初回の連続三振の大城への3球目、パーラへの2球目の内角直球は3連続四球直後でも、これでもかと突っ込んで見逃しを奪った。甘いマスクの下に闘争心を秘めている。

 1度登録も抹消された期間もあったように、スタミナは今後の課題だろう。だが投げるたびに成長する雰囲気がある。いい投手の条件は投球に強弱をつけられ、状況と己を冷静に見つめられ、7~8割は思ったところに投げられること。森下はすべてを兼ね備えられる能力がある。広島で大瀬良と2枚看板になるだろうし、日本代表に入る素質を持っている。(日刊スポーツ評論家)


☆ランナーを出した時はもちろん、失点した時でさえ、「何とも思ってません」みたいな表情(笑)。心の中では、悔しさだったり何だったりがあるんでしょうが、そんなことより、闘争心の方が何倍も強い。その辺は、自負があるんでしょうね。


☆お次は、西川くん。


◇夏男が光!広島・西川、2戦連発 昨年の8月MVP、今年も暴れるぞオーガスト! 8/1(土) 9:00配信 デイリースポーツ

 「巨人2-1広島」(31日、東京ドーム)

 鋭い打球音を響かせて飛んだ白球は右翼席に突き刺さった。ナインとエアタッチを行った広島・西川は2試合連発の3号ソロに「いい先制点になって良かったです。引き続き頑張ります」とさらなるアーチ量産へ意気込んだ。

 先頭打者で迎えた四回、畠の123キロチェンジアップを力強く引っ張った。朝山打撃コーチは「元々いいものは持っている。(状態が)100パーセントではない中で必死に頑張ってくれていると思います」と評価した。

 6月23日に今季1号を放ったのも同じ東京ドームだった。以前から「何か打てるような気がする」と相性の良さを口にしていた西川。ちょうど1年前のこの日もここで一発を放ち、球団新となる月間4本目の先頭打者本塁打を記録していた。

 試合はこの1点のみで逆転負けを喫した。西川の一撃は空砲に終わった。しかし、7月16日から固定されている1番では14試合中12試合で安打をマーク。背番号63の好調が敗戦の中の光明だ。

 月替わりで西川が得意な8月に突入する。昨季は27試合に出場し、打率・365、4本塁打、12打点と大暴れし、自身初の月間MVPを受賞した。夏男が巧みな打撃センスで鯉打線をけん引する。


☆西川くんの場合、数字を残せることは分かってるんで(笑)、肝心なところで打てるかどうか。1番になってから数字が上がりましたが、ほんとは3番を打ってほしいところ。


◇江本氏、広島・中村奨成は「これから良くなる」 8/1(土) 9:00配信 ベースボールキング

○ 巨人 2 - 1 広島 ●
<7回戦・東京ドーム>

 31日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-広島戦』で解説を務めた江本孟紀氏が、広島・中村奨成の打撃について言及した。

 1-2の6回無死走者なしから代打の代打で登場した中村奨は、左の大江竜聖が投じたストレートをショートへ強い打球を放つも、ショートゴロに打ち取られた。

 江本氏は中村奨の打撃に「今アウトになりましたけど、スイングは素晴らしいね。この選手は、これから良くなると思いますよ。今のアウトになっているけど、坂本だから捕ったようなものですよ。並の打球じゃない」と評価した。

 中村奨は広陵高時代の3年夏の甲子園で、1大会個人最多となる6本塁打を放ち、17年のドラフトで広島に1位入団。1、2年目はファームで過ごしたが、3年目の今季は開幕からファームで打撃好調で、7月25日に一軍昇格を果たすと、26日のDeNA戦で公式戦デビューを果たした。

(ニッポン放送ショウアップナイター)


☆お次は、中村奨くん。


◇江本氏、広島・中村奨成は「これから良くなる」 8/1(土) 9:00配信 ベースボールキング

○ 巨人 2 - 1 広島 ●
<7回戦・東京ドーム>

 31日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-広島戦』で解説を務めた江本孟紀氏が、広島・中村奨成の打撃について言及した。

 1-2の6回無死走者なしから代打の代打で登場した中村奨は、左の大江竜聖が投じたストレートをショートへ強い打球を放つも、ショートゴロに打ち取られた。

 江本氏は中村奨の打撃に「今アウトになりましたけど、スイングは素晴らしいね。この選手は、これから良くなると思いますよ。今のアウトになっているけど、坂本だから捕ったようなものですよ。並の打球じゃない」と評価した。

 中村奨は広陵高時代の3年夏の甲子園で、1大会個人最多となる6本塁打を放ち、17年のドラフトで広島に1位入団。1、2年目はファームで過ごしたが、3年目の今季は開幕からファームで打撃好調で、7月25日に一軍昇格を果たすと、26日のDeNA戦で公式戦デビューを果たした。

(ニッポン放送ショウアップナイター)


☆江本さん、ピッチャーですから、これはあまり当てにはなりませんが(笑)、素材が一級品なのは間違いないところ。心も「プロ仕様」になれば、結果は残せると思います。


☆お次も江本さん、カープ打線について。


◇江本氏、広島打線に「繋がっていない」 8/1(土) 10:00配信 ベースボールキング

○ 巨人 2 - 1 広島 ●
<7回戦・東京ドーム>

 31日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-広島戦』で解説を務めた江本孟紀氏が、広島の打線について語った。

 江本氏は広島の打線に「打線的にいうと、打線じゃなくて“打点”になっていますね。繋がりがない。相手の隙をついて、どんどんチャンスを広げていくバッターが多かったですけど、繋がっていないですよね。いやらしさがないですよね」と指摘。

 さらに、江本氏はいかに繋がらないのかとわかるのは、みんな早打ちですよね。駆け引きというか、相手が何を狙っているんだろうと思わせるようなバッティングではないですよね。ブンブンくるのでね」と物足りなさを感じているようだった。

(ニッポン放送ショウアップナイター)


☆やれ大砲を取れだの、外国人だ大物だ、と言ってる人は、野球ってものが全く分かっていない。今のカープ打線は、野村監督時代の「ほれ打てどんどん」になっていて、打てば勝つけど打てなきゃ勝てない。それ以上に守れないのは、暗黒時代と同じ。今年巨人が強い、また昨年以上に強いのは、若手を使い出したからですよ。松原や吉川尚、増田大や北村、投手陣も然り。「セカンドマギー」なんてやってる内は、絶対に勝てない(笑)。




☆さて、8月1日の、巨人戦。


 ◇スタメン

【巨人】
① 9 亀井
② 6 坂本
③ 8 丸
④ 5 岡本
⑤ 7 ウィーラー
⑥ 3 中島
⑦ 4 吉川尚
⑧ 2 岸田
⑨ 1 田口

【広島】
① 8 西川
② 4 菊池
③ 7 長野
④ 9 鈴木
⑤ 3 松山
⑥ 5 堂林
⑦ 2 磯村
⑧ 6 三好
⑨ 1 床田


(C)1回表
①西川内角変化球に三振、②菊池外角スライダーにサードゴロ
 2死
③長野 レフトフェンス直撃のツーベース
 2死2塁
④鈴木 レフトへ先制タイムリーツーベース カープ先制、巨0-1広。
 2死2塁
⑤松山 三振、この回1点。


(G)1回裏
①亀井サードゴロ、②坂本外角ストレートに見逃し三振、③丸三振、この回三者凡退、無失点。


(C)2回表
先頭⑥堂林 レフトへツーベース
 無死2塁
⑦磯村 ど真ん中ストレートにセンターフライ
 1死2塁
⑧三好 外角ストレートにセンターフライ、ランナー3塁へ。
 2死3塁
⑨床田 セカンドゴロ、この回無得点。


(G)2回裏
先頭④岡本 ライトへツーベース
 無死2塁
⑤ウィーラー センター前同点タイムリーヒット、巨人同点、巨1-1広。
 無死1塁
⑥中島 外角ツーシームにショートゴロゲッツー
 2死
⑦吉川尚 内角ツーシームをレフト前ヒット
 2死1塁
⑧岸田 セカンド内野安打
 2死1・2塁
⑨田口 ショートゴロ、この回1失点。


(C)3回表
①西川外角変化球にセンターフライ、②菊池外角落ちる球にショートゴロ
 2死
③長野 センター前ヒット
 2死1塁
④鈴木 内角スライダーにセンターフライ、この回無得点。


(G)3回裏
先頭①亀井 ライトへツーベース…亀井を出すとしんどい(-_-;)
 無死2塁
②坂本 四球
 無死1・2塁
③丸 一塁線へセーフティバント、ファースト松山悪送球、2塁ランナー勝ち越しのホームイン、巨人勝ち越し、巨2-1広、1塁ランナー3塁へ、丸は2塁へ。
 無死2・3塁
④岡本 セカンドゴロ、3塁ランナー坂本は走塁死、岡本は2塁へ。
 1死2・3塁
⑤ウィーラー レフトへ犠牲フライ、巨3-1広。
 2死2塁
⑥中島 センターへタイムリーツーベース、巨4-1広。…これが余計なんですよね(-_-;)
 2死2塁
⑦吉川尚 高めストレートにセンターフライ、この回3失点。


(C)4回表
先頭⑤松山 ライト前ヒット
 無死1塁
⑥堂林 低めチェンジアップにサードゴロゲッツー
 2死
⑦磯村 四球
 2死1塁
⑧三好 外角ストレートにショートゴロ、この回無得点。


(G)4回裏、投手島内(C)。
⑧岸田 三振
 1死
⑨田口 ストレートの四球…(-_-;)
 1死1塁
①亀井152㎞ストレートにセンターフライ、②坂本ワンバウンドした球に三振、この回無失点。


(C)5回表、⑨島内に代打中村奨。
⑨中村奨三振、①西川外角ストレートにショートゴロ
 2死
②菊池 センター前ヒット
 2死1塁
③長野 内角ストレートにセンターフライ、この回無得点。…誠也くんまで回れば面白かったんですけどね。


(G)5回裏、投手ケムナ(C)。
③丸152㎞ストレートにショートゴロ、④岡本152㎞ストレートにファーストフライ
 2死
⑤ウィーラー ピッチャーへ痛烈な内野安打
 2死1塁
⑥中島の時、ケムナワイルドピッチ
 2死2塁
⑥中島 ライト前タイムリーヒット、巨5-1広、中島は2塁へ。…これも余計な失点(-_-;)
 2死2塁
⑦吉川尚 外角変化球にショートゴロ、この回1失点。


(C)6回表
④鈴木外角スライダーにセンターフライ、⑤松山低めスライダーにセカンドフライ
 2死
⑥堂林 10球目に四球
 2死1塁
⑦磯村 外角ストレートにショートゴロ、この回無得点。


(G)6回裏
先頭⑧岸田 ライト前ヒット…下位を出すとしんどいですよ。
 無死1塁
⑨田口 送りバント
 1死2塁
①亀井 四球
 1死1・2塁、1塁ランナー亀井に代走松原。
②坂本 レフト前ヒット
 1死満塁
③丸 押し出し四球、巨6-1広。
 1死満塁
④岡本 レフトスタンドへ満塁ホームラン、巨10-1広。…ま、最悪のパターン。
 1死
⑤ウィーラー ライト前ヒット
 1死1塁
⑥中島 レフト前ヒット
 1死1・2塁
⑦吉川尚 四球
 1死満塁
⑧岸田 センターへ犠牲フライ、巨11-1広、2塁ランナー3塁へ。
 2死1・3塁
⑨田口 見逃し三振、この回6失点。


(C)7回表、②坂本に代わりライト陽、③丸に代わりレフト重信、サード北村、⑤ウィーラーに代わりショート増田大、①亀井の代走松原そのままセンター。
⑧三好 外角高めストレートにレフトフライ
 1死、⑨ケムナに代打ピレラ。
⑨ピレラ レフトスタンドへホームラン 巨11-2広。
 1死
①西川ど真ん中変化球にセンターフライ、②菊池ショートゴロ、この回1点。


(G)7回裏、投手菊池保(C)。セカンド安部。
①松原ワンバウンドした球に三振、②陽岱鋼外角ストレートにサードゴロ、③重信三振、この回三者凡退、無失点。


(C)8回表、投手宮國(G)。
③長野 ワンバウンドした球に三振
 1死
④鈴木 レフトスタンド中段へホームラン巨11-3広。
 1死
⑤松山つり球に三振、⑥堂林ワンバウンドした球に三振、この回1点。


(G)8回裏、レフト大盛、ライト野間。
④北村外角スライダーにレフトフライ、⑤増田大ハーフスイングを取られ三振、⑥中島外角変化球にセカンドゴロ、この回三者凡退、無失点。


(C)9回表、投手堀岡(G)。
⑦磯村内角高めの球にレフトフライ、⑧三好三振
 2死、⑨菊池保に代打坂倉。
⑨坂倉 セカンドゴロ、この回三者凡退、無得点、ゲームセット。


巨人 対 広島 (8回戦 巨6勝1敗1分 14時00分 東京ドーム 4973人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
C 1 0 0 0 0 0 1 1 0 3
G 0 1 3 0 1 6 0 0 X 11
勝 田口 4試合2勝0敗
敗 床田 6試合1勝4敗
ホームラン 岡本14号④(ケムナ)ピレラ6号(田口)鈴木誠10号(宮国)

【広島】
      打 安 点 打率 本
① 8 西川  4 0 0 .323 3 三振 …… 中飛 …… 遊ゴ …… 中飛 ……
② 4 菊池涼 4 1 0 .246 3 三ゴ …… 遊ゴ …… 中安 …… 遊ゴ ……
  4 安部  0 0 0 .226 0
③ 7 長野  4 2 0 .314 0 左2 …… 中安 …… 中飛 …… …… 三振
  7 大盛  0 0 0 .500 0
④ 9 鈴木誠 4 2 2 .346 10 左2 …… 中飛 …… …… 中飛 …… 左本
  9 野間  0 0 0 .125 0
⑤ 3 松山  4 1 0 .307 1 三振 …… …… 右安 …… 二飛 …… 三振
⑥ 5 堂林  3 1 0 .357 7 …… 左2 …… 三併 …… 四球 …… 三振
⑦ 2 磯村  3 0 0 .286 0 …… 中飛 …… 四球 …… 遊ゴ …… …… 左飛
⑧ 6 三好  4 0 0 .000 0 …… 中飛 …… 遊ゴ …… …… 左飛 …… 三振
⑨ 1 床田  1 0 0 .111 0 …… 二ゴ …… …… …… …… …… ……
  1 島内  0 0 0 .------ 0
打 中村奨 1 0 0 .000 0 …… …… …… …… 三振 …… …… ……
  1 ケムナ 0 0 0 .000 0
打 ピレラ 1 1 1 .263 6 …… …… …… …… …… …… 左本 ……
  1 菊池保 0 0 0 .------ 0
打 坂倉  1 0 0 .320 0 …… …… …… …… …… …… …… …… 二ゴ
計     34 8 3 .280 37
残塁6、併殺1

【巨人】
      打 安 点 打率 本
① 9 亀井  3 1 0 .286 2 三ゴ …… 右2 中飛 …… 四球 …… …… ……
走 8 松原  1 0 0 .500 0 …… …… …… …… …… …… …… 三振 ……
② 6 坂本  3 1 0 .252 5 三振 …… 四球 三振 …… 左安 …… …… ……
  9 陽岱鋼 1 0 0 .244 1 …… …… …… …… …… …… …… 三ゴ ……
③ 8 丸   3 1 1 .258 8 三振 …… 一安 …… 遊ゴ 四球 …… …… ……
  7 重信  1 0 0 .267 1 …… …… …… …… …… …… …… 三振 ……
④ 5 岡本  4 2 4 .308 14 …… 右2 二ゴ …… 一飛 左本 …… …… ……
  5 北村  1 0 0 .286 0 …… …… …… …… …… …… …… …… 左飛
⑤ 7 ウィーラー
      3 3 2 .339 4 …… 中安 左犠 …… 投安 右安 …… …… ……
  6 増田大 1 0 0 .167 0 …… …… …… …… …… …… …… …… 三振
⑥ 3 中島  5 3 2 .261 3 …… 遊併 右2 …… 右安 左安 …… …… 二ゴ
⑦ 4 吉川尚 3 1 0 .265 6 …… 左安 中飛 …… 遊ゴ 四球 …… …… ……
⑧ 2 岸田  3 2 1 .500 0 …… 二安 …… 三振 …… 右安 中犠 …… ……
⑨ 1 田口  2 0 0 .375 0 …… 遊ゴ …… 四球 …… 投ギ 三振 …… ……
  1 宮国  0 0 0 .------ 0
  1 堀岡  0 0 0 .------ 0
計     34 14 10 .267 52
残塁7、併殺1

【広島】
    試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
床田  6 1 4 0 3 61 7 2 1 2 6.04
島内  8 0 0 0 1 14 0 2 1 0 4.09
ケムナ 7 0 0 0 2 59 7 1 3 7 6.94
菊池保 14 1 0 1 2 26 0 3 0 0 3.14

【巨人】
    試 勝 敗 S 回 球 安 三 四 自 防御
田口  4 2 0 0 7 108 7 3 2 2 2.25
宮国  11 0 0 0 1 17 1 3 0 1 3.46
堀岡  4 0 0 0 1 8 0 1 0 0 2.08

◇失策 松山(3回)
◇走塁死 坂本(3回)
◇暴投 ケムナ(5回)
◇試合時間 2時間47分


◇【巨人】14安打11得点で広島に連勝 岡本がプロ初の満塁弾 1か月ぶり先発の田口が2勝目 8/1(土) 17:12配信 スポーツ報知

 ◆JERAセ・リーグ公式戦 巨人11―3広島(1日・東京D)

 巨人は広島に11―3で大勝し、連勝でカード勝ち越しを決めた。

 先発の田口は初回。2死から長野、鈴木誠の連続二塁打で先制点を献上。2回から5回までは毎回安打を許すも、要所を締めてスコアボードにゼロを並べた。7回1死で代打・ピレラにソロを浴びたが7回を2点に抑えた。7月4日の中日戦(東京D)で3回を投げ終えたところで左太もも裏の張りで降板し、登録抹消。1軍では1か月ぶりの登板で2勝目を挙げた。

 打線は1点ビハインドの2回。先頭の岡本が二塁打で出塁。ウィーラーの中前打で生還して追いついた。続く3回には無死一、二塁から丸が送りバントで打球を一塁線へ転がした。これを一塁手・松山が一塁へ悪送球(記録は内野安打)。ボールが右翼方向へ転がる間に勝ち越しに成功。なおも1死二、三塁からウィーラーの浅い犠飛で三塁走者の丸が生還。続く中島も適時二塁打を放ち、この回3点を挙げた。

 6回には広島の3番手・ケムナを攻め立て岡本のプロ初となる満塁弾、岸田の犠飛などで一挙6得点。先発野手全員安打の14安打で11点を奪った。


☆1ー3なら、まだ分からなかったんですよ。4点目が余計で、2点差なら、1点取れば1点差に持ち込める。ところが3点ビハインドとなると、ちとしんどい。で、リリーフも打たれ、終わってみれば、大敗。せっかくいい形で先制したのに、試合の形にならんのです。


◇広島「新3・4番」で先制 長野二塁打に誠也続いた「チャンスで上手く対応できた」 8/1(土) 14:42配信 スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 広島―巨人(2020年8月1日 東京D)

 広島が初回、長野、鈴木誠の「新3・4番」で先制に成功した。

 2死走者なしから3番でスタメン起用された長野が、巨人先発・田口から左中間フェンス直撃の二塁打で好機を演出。続く4番・鈴木は田口の投じたスライダーを左中間へ運び、2者連続の二塁打で先制に成功した。

 ▼鈴木誠 打ったのはスライダーかな。チャンスで上手く対応することが出来ました。初回から良い先制点になりました。


◇広島・床田は3回7安打4失点で降板 8/1(土) 15:43配信 デイリースポーツ

 「巨人-広島」(1日、東京ドーム)

 先発した広島の床田は役割を果たせず、3回7安打2奪三振4失点(自責点2)で降板した。味方の拙守もあり、相手に主導権を握られた。

 1点リードの二回は無死二塁からウィーラーの適時打で同点とされ、三回は先頭の亀井に右翼への二塁打。続く坂本に四球を与えて一、二塁のピンチを招いた。

 ここで3番・丸の犠打を一塁・松山が一塁ベースカバーに入った菊池涼に悪送球(記録は内野安打)。亀井が本塁に生還し、ボールが右翼前に転がる間に丸にも、二塁を陥れられた。

 ここで流れを食い止めたかったが、1死二、三塁でウィーラーの犠飛で1点を追加。さらに中島には右中間への適時二塁打。完全に巨人打線にペースを握られ、打順が巡ってきた四回で代打を送られマウンドを降りた。今季6試合目の登板となった左腕だが、今季2勝目がなかなか遠い。


☆こんなピッチャーじゃないはずなんですけどね。


◇広島・床田3回KOに佐々岡監督が怒りの二軍行き通達!次回は「もうないです」 8/1(土) 18:26配信 東スポWeb

 コイの投打がかみ合わない。広島は1日の巨人戦(東京ドーム)に3―11の大差で敗れた。前日7月31日は打撃陣が今季ワーストの3安打(1得点)と貧打に泣き僅差で敗れたが、この日は投手陣が14安打11失点と打ち込まれた。

 まずは先発の床田寛樹(25)だ。これまで課題にしていた初回は三者凡退で切り抜けたが、1―0の2回の先頭・岡本に二塁打を浴び、続くウィーラーに中前適時打で同点。3回に先頭・亀井に二塁打され、坂本勇にも四球を与える。

 無死一、二塁で続く丸がバントした打球を一塁・松山が悪送球。その間に二走が生還し、逆転を許した。4番・岡本を打ち取り一死二、三塁とするも、ウィーラーの犠飛、中島の二塁打で各1点を失い、わずか3回4失点(自責2)でマウンドを降りた。

 2番手・島内は無失点でつないだが、5回から登板の3番手・ケムナが2回5安打7失点と大炎上。佐々岡監督は床田について「1球1球の集中力が足りない」と辛らつで、次回登板は「もうないです」と二軍行きを決定した。

 投打だけでなく、守備の乱れもあっての連敗。指揮官は「エラーだけじゃないけど、こう展開で負けが続いていると、そう見られる」としつつも「選手は勝つために一生懸命やっているから、また明日集中力を持ってやるだけです」と最後は前を向いた。


☆悪送球はかわいそうでしたが、4点目は防ぐべきでした。集中力がない、としか言いようがない。


☆で、集中力、と言えば、誠也くん。


◇江川卓さん、鈴木誠也意地の一発を絶賛「完っ璧ですよ、これ」諦めない精神力にも舌を巻く 8/1(土) 19:01配信 スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 広島3―11巨人(2020年8月1日 東京D)

 元巨人エースで野球解説者の江川卓さん(65)が1日に東京ドームで行われた巨人―広島8回戦で試合を生中継した日本テレビの解説を務め、広島の主砲・鈴木誠也外野手(25)が8回に放った10号ソロに舌を巻いた。

 「4番・右翼」で先発出場した鈴木誠は2―11と大差で迎えた8回、1死走者なしの場面でこの回から登板していた巨人の2番手右腕・宮国が1ボール1ストライクから投じた3球目、外角高めの140キロ直球を完璧にとらえて左翼スタンド上段に運んだ。この一発は7月29日の中日戦(マツダ)以来3試合ぶりで、2016年から5年連続2桁本塁打達成となった。

 鈴木誠の打席では、日本テレビが今季から導入した「AIキャッチャー」を用いて過去16年間およそ400万球のデータからその打者を抑えるのに最適な球種やコースを表示していたが、鈴木誠の本塁打が飛び出すと、江川さんは「これはコメントのしようがないぐらいすごいです」とうなることしきり。「完璧ですね」と続け「AIで分析している場合ではなかったですね、今のは。すごいホームランでしたね」と興奮を抑えるように口にした。

 巨人の主砲・岡本和真内野手(24)は6回に6年目にしてプロ初となる14号満塁アーチを豪快に左翼スタンドへ叩き込んでいたが、江川さんは「両方すごいですけど、軍配挙げるとしたら今の方がすごいですね。タイミングといい、飛距離といい、言うことないですね」とキッパリ。「岡本選手のが悪いっていうんじゃないですよ」と注釈をつけた上で「外のストレートですね。完っ璧ですよ、これ。AIが分析した通り、外側ちょっと入ってきたのが好きなんですね。これでまたAIも考え方変えるんじゃないですか。若干今ので(新しいデータが)インプットされますから」と人工知能の上をいく鈴木誠の打棒を絶賛した。

 チームは中盤の6回までに11失点。劣勢の中で出た10号に鈴木誠は終始厳しい表情でダイヤモンドを一周。ベンチへ戻っても険しい表情を崩すことはなかった。それでも主砲が打った意地の一発。江川さんは「点数が開いたからっていって気持ちが抜けてしまって打席に入っているんじゃないってことですよね」と鈴木誠の精神力、試合に取り組む姿勢にもいたく感心していた。


☆この頃はまだ、集中力があったんです(笑)。そりゃね、人間ですから、点を取っても先発が簡単に点を取られる、追いついたり勝ち越しても終盤にリリーフがひっくり返される、では、チームとして「勝っていこう」という気持ちにはなりませんよ。投打が噛み合うことがなぜ大事かというと、お互いに信頼関係が生まれるから。ピッチャーは、点を取られても「打線がひっくり返してくれる」と信じて後続を抑える、打線はリードされても「ピッチャーが抑えてくれる」と信じて終盤での逆転を狙う。それが、ポロポロ失点するようでは、そんな気持ちにはとてもなれません。


◇ダメなコイは終わりにして…「逆転される広島」中継ぎ再建待ったなし 8/1(土) 12:00配信 毎日新聞

 プロ野球の広島が下位に沈んでいる。低迷の原因はリリーフ陣の不調。7月31日現在、打線は12球団トップの打率を誇るが、逃げ切れないケースが多く、2016~18年のセ・リーグ3連覇時の強さを表す「逆転の広島」が見られない。一方で逆転負けは9試合で、1点差での勝利もない。V奪回には中継ぎの立て直しが急務だ。【大東祐紀】

 7月28日、本拠地・マツダスタジアムでの中日戦。先発の九里亜蓮が7回1失点と好投し、打線も1点を追う七回に会沢翼の右前適時打などで2点を奪って逆転に成功した。

 だが、このまま逃げ切れないのが今季の広島だ。八回から登板の2番手・塹江(ほりえ)敦哉が適時二塁打を許して同点。さらに四球を与えた後、菊池保則へとスイッチしたが、適時内野安打でひっくり返され、そのまま敗れた。「七回に逆転して、あそこ(八回)を投手が抑えると乗っていけるところだっただけに残念」と佐々岡真司監督。今季を象徴するような敗戦に客席の鯉(こい)党からは深いため息が漏れた。

 守護神を固定できないから勝ちパターンが確立できない。開幕時の抑えは南アフリカ出身の右腕、テイラー・スコットだった。しかし、開幕3戦目、6月21日のDeNA戦(横浜)で1点リードを守れず逆転サヨナラ負けを喫し、初登板初先発の新人・森下暢仁の勝ち星を消してしまった。

 スコットは7月2日のヤクルト戦(神宮)でもやはり1点リードの九回に1死も取れずにサヨナラ満塁本塁打を浴び、翌日登録抹消。17日に昇格したが、18日の中継ぎ登板で再び打ち込まれて2軍に逆戻り。防御率22・50で、現在も調整中だ。横山竜士投手コーチは「(いずれも新外国人の)DJ・ジョンソンもスコットも勝ちパターンで投げてほしい。もどかしい……」と吐露する。

 早々に勝ちパターンが崩れたため、菊池保を代役に立てたものの失敗が続いた。その次は中継ぎで好投していた一岡竜司が務めたが、その一岡も7月24日のDeNA戦(横浜)で九回にサヨナラ満塁本塁打を浴び、2点のリードを守れなかった。「逆転の広島」どころか、「逆転される広島」になってしまっている。

 ここまで34試合を消化したチームのセーブ数はわずか3。菊池保と一岡、ヘロニモ・フランスアがそれぞれ一つずつ記録しただけだ。このペースで行くとシーズン10セーブほどとなる。今季は例年より23試合少ないとはいえ、16~18年はチームとして年間36~38セーブを挙げており、少なさが際立つ。ここまで1点差で敗れたのは6試合。接戦で勝てなければ浮上は難しい。

 3連覇時は逆転勝利の数が年間勝利数の半分近くを占めた。強力打線だけでなく、中崎翔太や今村猛ら中継ぎ、抑えがフル回転していたのが大きい。後ろが安定していれば、リードを許してもひっくり返せる可能性は高くなる。佐々岡監督は「リリーフ陣が打たれたら、点差も開いて反撃力がしぼむ」と嘆く。

 わずかだが、明るい材料もある。7月29日の本拠地での中日戦では、調子の上がっていなかったフランスアが球威のある直球で3者三振で今季初セーブをマーク。この試合は今季初の零封勝ちだった。

 佐々岡監督は、抑えを「固定せずにやっていく」と明言。状態の良い投手を見極めながら起用していく方針だ。現役時代に先発、中継ぎ、抑えの全てをこなして球団を支え、今は過渡期のチームの再建を託されている指揮官。球団53年ぶりの投手出身監督としての手腕が問われている。


☆固定して使うことがいかに大事か、ということ。たもっさんも一岡くんも、最初から抑えを任されていれば、また違ったはず。こういうのは伝播するもので、こういう状況になっては、誰が投げようが同じこと。ある程度でも形ができていなければ、選手は力を発揮することはできません。


◇下位に沈む広島。浮上のカギはフランスアにある! 8/1(土) 11:03配信 週刊ベースボールONLINE

◆1点差試合は0勝6敗

 広島が苦しんでいる。開幕直後のスタートは悪くなかったが、7月に入ると負けが込み始め、7月31日現在、12勝18敗4分けの「借金6」で中日と同率最下位に沈んでいる。

 目立つのは、接戦に勝てないことだ。ここまで1点差試合は0勝6敗。大ざっぱに言えば、1点勝負の競り合いをものにしたことは今季一度もない、と言っていい。

 その要因は、何と言っても抑え投手の不在を含めたリリーフ陣の不調だ。今季のセ・リーグは、DeNAの山崎康晃や阪神の藤川球児など、当初予定していたクローザーが不調で機能していないチームが多いが、広島も開幕から厳しい状態が続いている。ゲームの最後を投げた投手(完投除く)の防御率が6.67というのだから壊滅的だ。

 開幕前は、昨年の実績があるフランスアに、新外国人のD.ジョンソン、スコットの3人の外国人投手を競わせ、最もいい投手をクローザーにするという計画で、結局、オープン戦、練習試合で相対的に一番内容の良かったスコットで開幕した。

 ところがこのスコットが大誤算。開幕3戦目(6月21日、DeNA戦)で1点リードの9回に登場して一死も取れずにサヨナラ負けし、森下暢仁のプロ初登板初勝利をフイにすると、7月2日のヤクルト戦(神宮)では村上宗隆にサヨナラ満塁弾を浴びて早々に守護神失格に。そこで佐々岡真司監督は、昨年セットアップで最も安定していた菊池保則を代役に指名したが、1つセーブを挙げた後は、セーブシチュエーションでの逃げ切り失敗が続き、ちょっとツラい状態になってこれも続かず。そのあとはキャリアを頼って一岡竜司を指名したが、これも1つセーブを挙げた後は、7月24日のDeNA戦で佐野恵太に逆転サヨナラ満塁弾を食らって撃沈されるなど、往年の球威は見られず、苦しい投球が続く。

 抑えが固まらないので、その前を投げるセットアップも混乱気味だ。若手の塹江敦哉が開幕から8試合連続無失点と勢いに乗っていたが、7月16日の巨人戦(マツダ広島)、大きくリードされた場面での登板で初失点したのをきっかけに勢いが鈍ってしまった。若い投手なので、たまたま疲れの出る時期がこのあたりだったのかもしれないが……。それでもリリーフ陣の中では大健闘しているほうだ。あとのリリーフは、島内颯太郎、ケムナ誠ら若手は球威抜群のボールも見せるが、まだゲーム後半で勝負を託すにはキャリアがなく、逆に本来勝負を託されるべきキャリアのある投手は長年の勤続疲労で球威がない……と、誰を軸にしてよいのやら、という状況が続いている。


◆フランスアがクローザーにハマれば

 だが、ここにきてようやく、その状況に一筋の光明が見えてきた。フランスアだ。オープン戦から練習試合と調子が上がらず、シーズンに入っても長打を浴びるケースが目立ち、7月18日時点で防御率6.23と不調が続いていたが、7月21日の阪神戦(甲子園)から無失点を続け、7月29日の中日戦(マツダ広島)では、3者連続三振で2点リードを守って今季初セーブを挙げた。翌日も同点で登場し、1イニングを無失点だ。本人も「直球がよくなってきた」と手応えを感じている様子。まだこれだけで全幅の信頼、というわけにはいかないが、もともと昨年後半はクローザーを務めていた投手。この投手がクローザーにハマってくれれば話は最も早いはずだ。

 ここまでは勝敗的に苦しい戦いが続いているとはいえ、広島は打線はリーグトップの打率であり、攻撃力はある。また、先発陣も、登録抹消となって再調整する選手が続出してはいるが、今季は大瀬良大地、K.ジョンソン、森下暢仁、床田寛樹、九里亜蓮、遠藤淳志、野村祐輔と、ある程度計算のできる先発投手7人の構成でスタートしており、「調子の落ちた投手を短期登録抹消してコンディションを整えさせながら戦う」というのは、予定よりは少し入れ替えが頻繁のような気もするが、最初から織り込み済みだと見る。

 それだけに、フランスアの今後の出来次第で、抑えがまず固まり、それによってセットアップも整備されてくれば、カープの急浮上もまるで夢物語とは言えない、と思うのだがどうだろうか。ただ、今季は試合数が少なく、ペナントレースの折り返し点はあっという間にやってくる。さらにはクライマックスシリーズもないとなれば、首位との差がある程度以上開いてしまう前に手を打たねばならない。あまり時間をかけずに整備ができるかどうかに、このシーズンの結果がかかっているのもまた確かだろう。

文=藤本泰祐


☆結局、フランスアを抑えに固定してからは、セットアッパーにケムナくんと塹江くんを起用。今は「形」になってますよね。形ができれば、選手は準備ができる。ある程度の力を発揮することができます。塹江くんなんかはセットアッパーを任されて、意気に感じてやってるんじゃないでしょうか。


☆で、負けが込むと、決まって出てくるのが「采配批判」。


◇広島今季6度目の1点差負け…佐々岡“迷采配”で好機生かせず 8/1(土) 11:35配信 日刊ゲンダイDIGITAL

 広島がまた接戦を落とした。

 五回には今季初先発の巨人・畠から会沢が頭部に死球を受け、畠は危険球で退場となった。そんな絶好機も佐々岡監督の“迷采配”で生かせない。

 1点を追う八回無死一塁。打席にはこの日、本塁打を放ち、打率・333の西川が入ったが、指揮官は犠打を指示。カウントが2ボールになっても、サインは変わらなかった。1死二塁としたものの、同・246の菊池涼、同・257のピレラがあえなく凡退した。

 広島は散発3安打で今季6度目の1点差での敗戦。接戦に弱いのが今季の傾向で、34試合目でいまだ1点差勝利はなし。チーム内からは「防御率4・39の投手陣なのに、攻撃では判で押したような犠打のサインが多過ぎる。チーム打率・281はリーグトップなんだから、点を取りにいかないと」との声が上がる。2016年からのリーグV3時代は接戦に強かったが、まるで勝てなくなってしまったのは、ベンチの責任でもある。


☆打つことを待ってるのは、「采配」とは言いません。そもそも散発3安打の打線にタイムリーを期待する方が無理な話(笑)。問題はもっと根本的なところにあります。


☆大体、采配批判をする人というのは、そこしか言うことがないので、それを延々と繰り返す(笑)。毎試合毎試合、負ければ采配批判。それ以外のことが分からないから、野球を知らないから、延々とそれを繰り返す。采配批判をする人に限って偉そうにしゃべりますが(笑)、あれ、コンプレックスの裏返しなんですよね。数年を見据えたチーム作りとか、そういうややこしい話は分からないから、1試合1試合の采配を、まあよく飽きないなと思うほど批判する(笑)。


☆お次は、梵の見た、堂林くん。


◇かつての同僚 梵英心が語る今季のカープ堂林翔太。「今は腹が括れている」 8/1(土) 6:00配信 広島アスリートマガジン

 今季は開幕から好調な打撃を継続し、打率リーグトップを維持するカープ堂林翔太。かつて堂林と三遊間コンビを組んでいたカープOB梵英心氏に、今季の堂林について語ってもらった。

◆苦しんできた数々の経験を自分のものに出来ている

 2012年以降、堂林選手は毎年期待されながらも、年々出場試合数が減っていきました。その要因はさまざまあると思いますが、端から見ていた限り、悪い結果が出ている時に自分なりの解消法を持っていなかったことが大いに関係しているように感じていました。

 また悪いときは悪いときになりにある程度の割り切りが求められますし、周囲もそういったアドバイスはしてきたのかもしれませんが、それを受け入れるだけの精神状態ではなかったのかもしれません。これを僕なりの言葉で言うなら、アドバイスを噛み砕き自分のパフォーマンスとして“表現ができていなかった”ということです。

 彼が二軍で苦しんでいた時期も近くで見ていましたが、もともと練習熱心な選手ですし、苦しい時期であっても腐ったりそういう態度は一切見せていませんでした。今シーズン、プレー中の顔を見る限り、腹の括ったような表情を見せていますし、おそらく自分のやりたいことがしっかりと表現できているのではないでしょうか。

 好調な打撃が注目されていますが、僕個人的な見解としては、しっかり“打てる体勢”で構えることができているのが良くなったポイントの一つだと感じます。もともと投手が投げた球に対し、少し胸が開いた状態でスイングをしてしまう傾向があった選手なので、変化球や、厳しいコースに対応し切れない場面が見受けられていました。

 しかし、現在の打撃フォームは端的に表現するならば“体を開かずに”打ちにいけています。それが、ここまで数字を残すことができるようになった要因だと見ています。また、打席での球の見逃し方も良い形です。苦手な球に対してはカットして逃げることができているのも打率が残せている要因でしょう。このように良い形で打撃を表現できているのも。これまで苦しんできた数々の経験を自分のものにできているからだと思います。

 守備面では最近は一塁、外野に加えて再び三塁も守っていますが、三塁手と一塁手は基本的な動きが違います。一塁手は捕球が最大のポイントですが、三塁手の場合捕球した後に送球をしなければなりません。堂林選手は以前であれば『送球に難有り』という判断を下されていた時期もありました。

 そういう部分を考えると、三塁手というポジションがどれだけ打撃に影響を与えるのか? という不安もありますが、彼も経験を積んできているだけに楽しみな気持ちもあります。打撃同様に、守備面でも苦労を重ねながら経験を積んできているはずです。三塁だけを守っていた8年前とは違い、複数ポジションを守れることも今の強みとしてほしいですし、守備面での貢献にも注目したいですね。

 今後の堂林選手についてですが、もちろん良い成績を残してほしいですが、まず一番はケガなくシーズンを過ごしてほしいということです。唯一無二のスター性を持った選手だと思いますし、そこが彼の最大の魅力といっても過言ではありません。彼が活躍することで、チームに勢いが出ている感じもしますし、序盤に残してきた成績を自信にして、レギュラーを確実なものにするため、どんどん前へ進んでいってほしいと思います。


☆バットのヘッドを最短距離で出せるようになったことによって、体が開く、つまりボールを追いかけることがなくなり、自分のポイントまで引き寄せて打てる。そうなると余裕ができるので、カットしたり、ボール球を見逃したりもできる。追いかけ始めると、ボール球にも手を出すし、引っかけてサードゴロになる。


☆後、送球もね、最近ワンバウンドで送球したりしてますが、意識してワンバウンドで送球できるなら、意識してノーバウンドで投げられるでしょうよ(笑)。


☆K.Oはね、キャッチボールから見直せばいいと思いますよ。キャッチボールを大切にすれば、改善されると思います。


☆お次は、堀内さんの見た、森下くん。


◇元巨人監督・堀内さん 広島新人・森下にエール「君は普通に投げたら打たれないから」 8/1(土) 19:48配信 スポニチアネックス

 現役時代にV9巨人のエースとして通算203勝をマークし、巨人監督も務めた野球解説者の堀内恒夫さん(72)が7月31日、自身のブログを更新。同日に東京ドームで行われた巨人―広島7回戦で先発登板した広島のドラフト1位ルーキー、森下暢仁投手(22=明大)にエールを送った。

 森下は初回1死から坂本、丸、岡本に3者連続四球を与えて満塁のピンチを招くも無失点。2回は先頭・炭谷に死球を当てるも無失点で切り抜けると、3回には2死から岡本、大城に連続四球と乱調で、結局5回4安打6四死球2失点で降板。今季2敗目を喫した。

 「プロに入って初めてしっかり見たけど森下くん、って本当にいいピッチャーだね」とまずはほめた堀内さん。「でもね、怖がりすぎだよ」と緊張の巨人戦初登板を終えた新人へメッセージを送ると「いいボール投げよういいところに投げようとし過ぎ。だからあんなに球数が多くなる。もったいないよ」と初回32球、2回13球、3回19球、4回25球、5回11球と5イニングで計100球を投げた球数の多さを指摘した。

 その上で「あんなにいいボール持ってんのに」と森下の素材の良さに改めて触れた堀内さん。「君は普通に投げたら打たれないから。もっと自分のボールを信じなさい!」とエールを送った。


☆いやこれはね、自信になりますよ。このチーム事情の中、ルーキーながら、森下くんなりにいろいろ考えてると思うんですよね。勝たなきゃいけないとか。そこをどう考えて、シーズンを最後まで乗り切るか。


☆で、そこが、森下くんが一番優れているところだと思います。


☆さて、前日に頭部死球を受けた、会沢。


◇前日に頭部死球の広島・会沢、試合前練習を回避 8/1(土) 14:52配信 サンケイスポーツ

 広島・会沢翼捕手(32)が1日、巨人8回戦(東京ドーム)前のグラウンドでの練習を回避した。

 前日7月31日は「6番・捕手」で先発出場したが、五回の打席で畠の149キロの投球が頭部に直撃。その場に倒れ込み、一旦はベンチに下がったが、グラウンドに戻り、その後も出場を続けた。

 この日の先発は床田で女房役は磯村のため、会沢がスタメン出場する可能性は低かったが、ベンチ入りのメンバーには入っており、重症ではないもよう。


☆いやもう、会沢には頭が下がります。あれだけ頭部に死球を受けて、その影響を全く感じさせませんもん。ほんとに、気持ちの強い選手なんだと思います。


☆おしまいは、北別府さん。


◇白血病と闘う北別府さん、今季ワースト借金更新の古巣にエール「負けるなへこたれるな」 8/1(土) 18:13配信 スポニチアネックス

 ◇セ・リーグ 広島3―11巨人(2020年8月1日 東京D)

 広島のエースとして通算213勝を挙げ、1月に公表した成人T細胞白血病治療のため5月19日に息子をドナーとする骨髄移植を受けて7月11日に退院した北別府学さん(63)が8月1日、自身のブログを更新。同日の巨人戦(東京D)で11失点大敗を喫し、借金が今季ワーストの「7」にふくらんだ古巣・広島を心配しつつエールを送った。

 北別府さんは「負けるなへこたれるな」のタイトルでブログを更新。「今日はベンチの雰囲気からいけない気がしていた」と書き出すと「カープベンチは負の雰囲気になるとそれは暗くなる」「私の頃からそう」と北別府さんの現役時代から続くベンチの“伝統”をまずは心配した。

 そして、「佐々岡監督も辛かろう」と同じ投手出身の後輩で、今季就任した佐々岡真司監督(52)に触れると「真面目で考え込んでいる佐々岡監督にもっと笑顔を見させてやってもらえないかと願うばかり」と思いを寄せた。

 「我が家の玄関前の鉢植えのレモン」と続けた北別府さんは、小さな実がつき始めたレモンの写真を3枚アップ。「私が長く留守にしていても、あとからあとから花が咲き実がつく」「何か励みになる気がします」とブログを締めくくっている。


☆ふむ、レモンの話は、象徴的ですね。見ていなくても、ちゃんと花が咲き、実がつく。見ている方は、それを見ると、励みになる。


☆こういうチーム事情で、どう戦っていくのか。ひとりひとりが考えなきゃいけないし、それが経験となり、来季以降へつながっていく。そう思えば、何位だろうが、最後まで意志を持って戦うことが大事です。




◇8月1日(土)セ・リーグ

▽中日 3 - 1 ヤクルト (D4-3-1 14:00 ナゴヤドーム)
戦評
 中日は初回、2死三塁から相手失策の間に1点を先制する。その後は同点を許すも、8回裏に大島の2点適時打が飛び出し、再びリードを奪った。投げては、先発・勝野が8回1失点の快投で今季初勝利。敗れたヤクルトは、守備の乱れが失点につながり、痛い敗戦を喫した。
勝 [中日] 勝野 (1勝2敗0S)
敗 [ヤクルト] 小川 (4勝1敗0S)
セーブ [中日] R.マルティネス (1勝0敗5S)
【S】小川、長谷川
【D】勝野、R.マルティネス


▽阪神 3 - 7 DeNA (T3-4-1 18:00 甲子園)
戦評
 DeNAは2-2で迎えた5回表、佐野の2ランで勝ち越しに成功する。続く6回には宮崎のソロ、7回には梶谷のソロが飛び出すなど、一発攻勢でリードを広げた。投げては、先発・今永が7回2失点の好投で今季4勝目。敗れた阪神は、先発・西勇が試合をつくれなかった。
勝 [DeNA] 今永 (4勝2敗0S)
敗 [阪神] 西勇 (2勝3敗0S)
本塁打 [DeNA] ソト8号(1回表ソロ) 大和2号(4回表ソロ) 佐野5号(5回表2ラン) 宮﨑7号(6回表ソロ) 梶谷8号(7回表ソロ)
【De】今永、パットン、石田
【T】西勇、能見、伊藤和、小川


順 チーム  試 勝 負 分 勝率 差
① 巨人   35 22 11 2 .667 -
② ヤクルト 36 17 15 4 .531 4.5
③ DeNA 37 18 17 2 .514 0.5
④ 阪神   35 16 17 2 .485 1.0
⑤ 中日   38 15 21 2 .417 2.5
⑥ 広島   35 12 19 4 .387 0.5


◇1日の公示 巨人が石川慎吾を抹消、田口麗斗を登録 ヤクルトは梅野雄吾を抹消 8/1(土) 12:02配信 Full-Count

◆田口は1日の広島戦で先発予定

 1日のプロ野球公示で巨人は石川慎吾外野手の出場選手登録を抹消し、田口麗斗投手を登録した。田口はこの日の広島戦で先発する。ヤクルトは梅野雄吾投手の登録を抹消した。

【セ・リーグ】
■出場選手登録
巨人 田口麗斗投手

■出場選手登録抹消
巨人 石川慎吾外野手
ヤクルト 梅野雄吾投手

【パ・リーグ】
■出場選手登録
なし

■出場選手登録抹消
なし


◇8月2日(日)の予告先発投手

○読売ジャイアンツ
桜井 俊貴
5試合2勝1敗 防御率3.73 WHIP1.09
対C 1試合0勝0敗 防御率3.00 WHIP1.00
 VS (東京ドーム 14:00)
○広島東洋カープ
遠藤 淳志
5試合1勝1敗 防御率5.48 WHIP1.65
対G 1試合0勝0敗 防御率5.40 WHIP1.60

○中日ドラゴンズ
梅津 晃大
6試合2勝3敗 防御率4.86 WHIP1.53
対S 1試合1勝0敗 防御率0.00 WHIP0.86
 VS (ナゴヤドーム 14:00)
○東京ヤクルトスワローズ
山中 浩史
0試合0勝0敗 防御率0.00 WHIP-
対D 0試合0勝0敗 防御率 - WHIP -

○阪神タイガース
岩貞 祐太
6試合2勝1敗 防御率3.66 WHIP1.31
対DB 2試合1勝0敗 防御率2.25 WHIP1.08
 VS (甲子園 18:00)
○横浜DeNAベイスターズ
平良 拳太郎
6試合2勝1敗 防御率1.88 WHIP1.04
対T 2試合1勝1敗 防御率1.50 WHIP0.92


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source : K.Oのカープ・ブログ。