2017年12月29日金曜日

最近のカープ、あれこれ~'17.12.27、4外国人契約更新・貢献度断トツ・リーダーなれ指令(笑)。


☆さて、複数年契約の外国人4人が契約を更新。


◇広島がジョンソン、エルドレッドら外国人4選手と契約を更新 12/27(水) 13:31配信 デイリースポーツ

 広島は27日、外国人4選手と来季の契約を更新したと発表した。

 来季3年契約の2年目を迎えるジョンソンは「カープでの4年目のシーズンを楽しみにしています。来シーズンは健康な状態を維持し、再びチームを優勝に導きたいです。いいスタートを切れるように、現在はキャンプに備え、トレーニングを頑張っています。カープファンの皆さん、いつも熱い応援ありがとうございます」とコメントした。

 エルドレッドは来季2年契約の2年目で、「広島東洋カープの一員として7度目のシーズンを迎えられることにとても誇りを感じています。私や家族は広島を愛しており、第二の故郷と呼べることに感謝しています。素晴らしいチームメートと2年連続セントラル・リーグ優勝を勝ち取ることができ、2018年もチームやファンの方々と再び喜びを分かち合えればと思っています」と意気込んだ。

 バティスタとメヒアは6年契約の2年目。バティスタは「現在、来シーズンに向けてけがをしない体づくりをしています。シーズン中、チームからチャンスをいただいたときにいい結果を出せるように頑張りたいと思います。目標は本塁打35本、打率・280、100打点です」と数字的な目標を掲げた。

 メヒアは「ドミニカ共和国でしっかりと自主トレーニングをしています。2018年シーズンはレギュラーに定着し、チームに貢献できるように頑張ります。応援よろしくお願いいたします」とコメントを寄せた。


☆いやいや、まずはホッとしました。


◇広島ジョンソン、エルドレッドら4外国人と契約更新 12/27(水) 13:28配信 日刊スポーツ

 広島は27日、複数年契約を結ぶ外国人4選手との来季契約を更新することが決まったと発表した。

 3年契約の2年目となるクリス・ジョンソン投手(33)は年俸300万ドル(約3億4500万円)プラス出来高で契約。球団を通じて「4年目のシーズンを楽しみにしています。健康な状態を維持し再びチームを優勝に導きたい」とコメントした。

 2年契約の2年目となるブラッド・エルドレッド内野手(37)は年俸100万ドル(約1億1500万円)プラス出来高で契約。「7度目のシーズンを迎えられることにとても誇りを感じています。私や家族は広島を愛しており、第2の故郷と呼べることに感謝しています」とコメントした。

 今季育成選手から支配下選手となったドミニカ共和国出身の2選手も契約。ともに6年契約の2年目となる。サビエル・バティスタ内野手(25)は年俸17万5510ドル(約2018万円)プラス出来高で契約し「目標は35本、打率2割8分、100打点です」と宣言。年俸10万ドル(約1150万円)プラス出来高で契約したアレハンドロ・メヒア内野手(24)は「レギュラーに定着し、チームに貢献出来るように頑張ります」と意気込んだ。(金額は推定)


☆ジョンソンはとにかく1年間ローテを守ること。またエルさんは新井さん同様、体格がいいですから、まだまだやってくれるでしょう。バティスタ・メヒアも、結果を出せば使われる可能性は大。


☆…後は、ジャクソンですね。


☆お次は、丸の話題。


◇広島丸は断トツ、パは…MLBで重視される“貢献度”で見た2017年NO1選手は? 12/27(水) 7:30配信 Full-Count


◆セイバーメトリクスの指標「WAR」、今季のトップ10は…

 2017年も残り5日。今年のプロ野球はソフトバンクが2年ぶりの日本一に輝き、セ・リーグでは広島が2連覇を達成。広島はクライマックスシリーズ(CS)ファイナルで敗れ、日本シリーズ進出はならなかったものの、ペナントレースではこの2球団が圧倒的な強さを見せつけたシーズンだった。

 シーズンMVPも、パ・リーグがデニス・サファテ投手、セ・リーグが丸佳浩外野手と、優勝チームで圧倒的な活躍を見せた選手が選出。では、メジャーリーグで重視される指標「WAR(Wins Above Replacement)」で最も良い数値を叩き出した選手は誰だったのか。

「WAR」とは、様々な指標を総合して、ある選手が走攻守の全てを合わせて、どれだけ勝利に貢献したかを評価するもの。「控えレベルの選手が出場する場合に比べて、どれだけチームの勝利を増やしたか」を表している。「WAR」が1であれば1勝分、2であれば2勝分の貢献を果たしているということになる。逆に、「WAR」がマイナスの数値になることもある。現在のメジャーリーグにおいて最も重要な指標の1つで、MVP投票の権利を持つ記者も重視している。

 それでは、DELTAが独自集計した今季のWARで、セ・パ両リーグの投手・打者別トップ10を見ていこう。(小数点第2位以下は四捨五入、所属は2017年)

【セ・リーグ】

▽野手
1、丸佳浩外野手(広) 8.9
2、坂本勇人内野手(巨) 6.0
3、田中広輔内野手(広) 5.9
4、鈴木誠也外野手(広) 5.5
5、ホセ・ロペス内野手(De) 4.3
6、ケーシー・マギー内野手(巨) 4.1
7、桑原将志外野手(De) 4.1
8、上本博紀内野手(神) 3.9
9、菊池涼介内野手(広) 3.9
10、山田哲人内野手(ヤ) 3.9

▽投手
1、菅野智之投手(巨) 6.8
2、マイルス・マイコラス投手(巨) 6.8
3、ランディ・メッセンジャー投手(神)4.3
4、田口麗斗投手(巨) 3.7
5、大瀬良大地投手(広) 3.4
6、野村祐輔投手(広) 3.4
7、小川泰弘投手(ヤ) 3.3
8、秋山拓巳投手(神) 3.3
9、薮田和樹投手(広) 3.1
10、井納翔一投手(De) 3.0

 走攻守全てで貢献度の高い丸は断トツの数字。WARで見ても、MVP受賞は妥当と言えそうだ。野手では、広島の選手がトップ10に4人も入っている。打撃不振に苦しんだ山田もWARでは10位の数字を出した。

 また、WARは野手のほうが高くなるが、投手では、沢村賞に輝いた菅野に加え、マイコラス、田口と巨人の先発3本柱がトップ4までに入った。こちらも、大瀬良、野村、そして最高勝率の薮田と広島勢が3選手入った。


☆WARはかなり複雑な計算方式のようですが、試合出場数や打席、守備走塁も含まれてるようで、その辺が例えば田中くんの方が誠也くんより高い、また大瀬良くんが薮田くんより高かったりするようです。まさに選手は、「使われてナンボ」ですね。


☆で、まあ丸は要するに、「どこからつついても優秀」(笑)。これは一言で言うと、丸が「チームに貢献するための野球」「勝つための野球」を追求しているからに他なりません。で、そういう選手は使われるし、必要とされる。今や丸は、チームになくてはならない存在ですからね。


☆そのタナキクマルに、指令を出した人が(笑)。


◇【広島】新井が“タナキクマル”に「リーダーになれ」指令 12/27(水) 6:34配信 スポーツ報知

 広島・新井がタナキクマルに「リーダーになれ」と指令を出した。

 1~3番でチャンスメイクする田中、菊池、丸の存在は連覇に欠かせなかったが、精神的支柱でもあるベテランは「もう彼らのチーム。年下が多くなっているし言わないといけない立場」と、プレー以外でもナインをけん引する姿勢を望んだ。この日は広島市内でのトークイベント前に球場を訪れ、来季20年目を迎える自身の調整について「順調にきている」と納得の表情を浮かべた。


☆つまりこれは、「オレに遠慮しないでいいから、どんどん言え」ということですな。新井さんとしてはもう、どうやってこのチームを日本一へ持っていくか、ということしか考えてないと思います。


☆そう、10年前は、新井さんも黒田さんも、まだまだバリバリでした。


◇10年前の広島/プレーオフ進出の期待も、交流戦惨敗で10年連続Bクラス 12/27(水) 11:05配信 週刊ベースボールONLINE

 10年ひと昔と言うが、それだけ年月を重ねればプロ野球のチームも様変わりしてしまう。ここでは年末特別企画として、10年前、2007年のペナントレースを12球団ごとに振り返っていこう。

【2007年度チーム成績】
ブラウン監督
セ・リーグ5位
144試合 60勝 82敗 2分 勝率.423

【BASIC ORDER】
投手 黒田博樹(先発)
投手 横山竜士(中継ぎ)
投手 永川勝浩(抑え)
捕手 石原慶幸
一塁 栗原健太
二塁 東出輝裕
三塁 新井貴浩
遊撃 梵英心
左翼 前田智徳
中堅 アレックス
右翼 嶋重宣


◆終盤で最下位を免れての5位

 セ・リーグにもプレーオフ制度が導入された2007年。最も期待を持ってシーズンを迎えたのは1998年以降、Bクラスに沈み続けていた広島だったかもしれない。しかし、終わってみれば60勝82敗2分け。Aクラスには程遠く、終盤でようやく最下位を免れての5位に終わった。期待と落胆、誤算とかすかな光明が交錯した07年だった。

 シーズン前に期待をもたらしたのは、エース・黒田博樹の存在。06年オフにFAの権利を取得しながら、それを行使せず残留。ファンのプレーオフ進出への望みをふくらませた。黒田は残留を決めた後、米国で右ヒジを手術。リハビリを経て、3月30日の阪神との開幕戦(京セラドーム)のマウンドに立つと、7回1失点で勝ち投手となった。

 そんなエースの好投を軸に、序盤戦は貯金にも迫る堅実な戦いぶり。投手陣では次代のエース・大竹寛が余裕さえ漂わせるマウンドさばきで4月までに3勝、打では廣瀬純や天谷宗一郎ら飛躍が期待された中堅が躍動した。そして4月下旬から5月にかけて、4連勝を3度記録。21勝21敗、勝率5割の3位で交流戦に突入した。

 プレーオフ進出なるか――。淡い期待は、交流戦で見事に打ち砕かれた。5勝18敗1分け、勝率わずか.217。一気に借金がふくれ上がった。5勝のうち、先発投手の白星は黒田の3勝だけ。大竹も交流戦に入ると調子を崩し、好投しても守備が足を引っ張るという悪循環で、交流戦4試合で0勝3敗。中継ぎ陣も失点を重ね、クローザーの永川勝浩も2敗2セーブと先発、救援ともに総崩れとなった。打撃陣も不調にあえいだ。交流戦24試合で5点以上を奪ったのはたった3度だった。


◆オフには黒田、新井がFA移籍

 交流戦が終わっても、「借金街道」をひた走っていた。7月1日の巨人戦(広島)から7連敗で借金は一気に20の大台に達して最下位転落。球宴を迎える前の、シーズン半ばにして広島は早くも戦う目的を失ってしまった。

 大量失点を繰り返し、接戦でも競り負けた交流戦以降の戦いを象徴する試合が、8月5日の阪神戦(広島)だ。4点を追う4回一死後、三番・栗原健太からの4連打で1点を返し、打席には代打の喜田剛。代わったばかりの2番手・渡辺亮から押し出しの四球を選び1点追加。そんな押せ押せムードに、続く代打の嶋重宣は二塁併殺に倒れ、そのまま2対4で敗れた。

 ブラウン監督は試合後、「喜田はあの投手を見下ろしていた。(次の)嶋対投手なら、ウチにアドバンテージがあった」と嘆いた。10年連続Bクラスの沈滞ムードを一掃することは簡単ではないかもしれない。大事な場面できっちり仕事ができる「勝者の精神力」を持つことが当時の広島には必要だった。

 ただ、進化を果たした若手はいた。その一人が栗原健太だ。初の全試合出場を達成し、打率.310、25本塁打、92打点をマーク。主に三、五、六番を任されて結果を残した。さらに、9月1日の中日戦(広島)では、前田智徳が広島生え抜きとして4人目の通算2000安打達成。このような明るいニュースはあった。

 しかし、オフには不動の四番打者・新井貴浩がFA宣言して阪神への移籍が決定。黒田もFAでメジャー・リーグへと旅立った。広島が新黄金時代に突入するのは15年に、この2人が復帰してからだった。


☆…ね。「戦力」としては、今とそう変わらない、といっていい。黒田さんも新井さんもバリバリで、外野陣は強肩揃い。ところが、勝てない。


☆つまり、そういうことなんですね。ブラウン監督のコメントが象徴しているように、要するに「ほら打てどんどん」打線に、「とにかく抑えろ」投手陣だった訳です。いくら個々の選手が頑張っても、「勝ち方を知らないチーム」では、どうしようもない。


☆やがて大ベテランになってから、黒田さんと新井さんが帰ってきます。2人とも同じことを考えていたはずで、もうこの歳になって自分の成績云々で野球をすることなんてない。


☆で、すっかり力は落ちたであろう2人が帰ってきて、チームは優勝。単なる戦力としてのみならず、黒田さんと新井さんがチームに与えた影響というのは、皆さんもご存知の通り。


☆重ねて言いますが、補強をしろだの、采配がどうだのと言っている人は、なぜカープが強くなったのかが、全く分かっていない。今監督を代えることなど自殺行為に等しく、また大物の補強など、チームバランスを崩すことこそあれ、良いことなどひとつもありません。


◇2009~2017年の50打点以上の打者

▽2009年 (監督 ブラウン)
栗原 79
マクレーン 52
フィリップス 50

▽2010年 (監督 野村)
栗原 65
廣瀬 57
梵 56

▽2011年 (監督 野村)
栗原 87
丸 50

▽2012年 (監督 野村)
梵 52

▽2013年 (監督 野村)
丸 58
菊池 57
松山 52

▽2014年 (監督 野村)
エルドレッド 104
丸 67
菊池 58

▽2015年 (監督 緒方)
丸 63
新井 57
エルドレッド 54

▽2016年 (監督 緒方)
新井 101
鈴木 95
丸 90
菊池 56
エルドレッド 53

▽2017年 (監督 緒方)
丸 92
鈴木 90
エルドレッド 78
松山 77
田中 60
菊池 56


☆ちなみに今年は、安部が49打点、新井さんが48打点。まさにどこからでも点の取れる打線で、昨年から突出して得点力が上がっているのは、一目瞭然。


☆つまり、個々に「そら打て」という打線というのは、自ずから限界がある、ということ。昨年から得点力が上がったのは、個々の力が上がったというのだけが要因とは考えにくい。


☆つまり、チームで点を取ってる。で、投手陣もそれは同じ。


◇広島・大瀬良、黒田氏が後押し レジェンドの金言にモデルチェンジへの迷い消えた 12/27(水) 6:06配信 デイリースポーツ

 広島の大瀬良大地投手(26)が26日、長崎県雲仙市で行われた「第8回プロ野球長崎県人会 スマイル少年野球教室」に参加後、OBの黒田博樹氏(42)の金言を力に変えて来季に臨むことを明かした。今オフはシュートの習得をテーマに掲げるなどモデルチェンジを図る。かつてのエースの助言を受け、進むべき道をさらに明確にした右腕が5年目の変化を目指す。

 強く背中を押されたという。大瀬良は金言を授かった時間を回顧しながら、前を見据えた。自らの経験に基づいた黒田氏の言葉。重みのあるそれに迷いは消え、信じて突き進むことをあらためて決意した。

 「『新しいことにトライするのは良いこと。俺もスタイルをそのとき、そのときに変えてきた。シュート、フォークを覚えてピッチングの幅が広がり勝負できるようになった』と言ってもらいました。これまで僕は変わる勇気がなかった。励みになりました」

 12月に入って広島市内で食事を共にした。新人だった14年以来となる2桁10勝をマークした今季を振り返りながら、今後の投球像について話が広がった。今オフはモデルチェンジを見据えトレーニングする。直球を軸とした投球は変えないものの、シュートの習得に取り組むなど、剛球に頼るスタイルからの変化を目指している。

 黒田氏は現役時代、常に新しいことに挑戦し、変化を恐れなかった。日本ではフォークを覚えて飛躍し、メジャーではツーシームを習得。日本とは違い、動く球でバットの芯を外し、打たせて取る投球で勝利を積み重ねた。「『大地は俺に似ている』とも言われました」。レジェンドが歩んだ道のりを、参考にしないわけにはいかない。

 打者の攻め方も改める。7回7安打1失点だった9月28日のヤクルト戦は「すべてストライクゾーンで勝負した」と振り返る。それまでのボール球で空振りさせたり打ち取ったりしていたスタイルから一変。遊び球はほとんどなかったという。ゴロを打たせる投球に徹し「体勢を崩したりとか、打ち損じてくれる気持ち良さを感じた」。新スタイルを確固たるものにするために必要なのが、シュートの完全習得だ。

 「4年間、(真っすぐを)追い求めてきたけど、このままの自分だと厳しい。若い選手が力をつけ、追い抜かれる危機感がある」。薮田、岡田、中村祐らが台頭した今季。結果を残した者だけが生き残る世界。黒田氏の言葉を励みに、もっと勝てる投手になる。


☆それぞれのピッチャーはまだ若く、経験も浅く、頼れるピッチャー、という訳でもない。それぞれに問題を抱えながらも、薮田くんは15勝、岡田くんは12勝、大瀬良くんは10勝。打線が援護し、バックが守り、先発の数をきっちり揃え、みんなでチームとして勝っていってる。


☆若手はまさに、使われながら、育っていってる。これが理想のチーム像であって、大物を獲れば、間違いなくそのチャンスを失ってしまうのです。


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source : K.Oのカープ・ブログ。