2015年6月1日月曜日

【交流戦】オリックス3回戦(京セラドーム)。


 ▽スタメン

① 6 田中
② 4 菊池
③ 8 丸
④ 3 新井
⑤ 9 シアーホルツ
⑥ D エルドレッド
⑦ 7 松山
⑧ 2 会沢
⑨ 5 木村昇


☆先発は、オリックスが西、カープが福井。福井くんが試合を作れるか、下位は松山・会沢・キムショー。会沢頑張れ。


(C)1回表
①田中三振、②菊池ショートゴロ、③丸ショートゴロ、この回三者凡退、無得点。…田中くんはフルカウントから内角低めボール球スライダー、菊池は内角低めボール球ストレート、丸はフルカウントから外角ストレート。


(B)1回裏
①西野ファーストゴロ、②安達ボテボテのピッチャーゴロ…西野は真ん中低めストレート、安達はフルカウントから真ん中低めボール球フォーク。
 2死
③糸井 四球
 2死1塁
④カラバイヨ センターフライ、この回無失点。…ど真ん中フォーク(^^;


(C)2回表
先頭④新井 レフト前ヒット…ど真ん中スライダー。新井さんが出ました。
 無死1塁
⑤シアーホルツ・⑥エルドレッド・⑦松山三者連続三振、この回無得点。…シアーホルツは内角低めボール球スライダー、エルさんは外角ボール球スライダー、松山は外角低めボール球チェンジアップ。


(B)2回裏
⑤T-岡田三振、⑥原拓セカンドフライ、⑦川端三振、この回三者凡退、無失点。…T-岡田は内角高めストレート、原拓は内角ストレート、川端は11球目、外角ワンバウンドのカーブ。


(C)3回表
⑧會澤三振、⑨木村昇ファーストゴロ、①田中三振、この回三者凡退、無得点。…会沢は外角低めボール球スライダー、キムショーは外角低めストレート、田中くんは外角低めチェンジアップ。こういういいピッチャーに、ボール球を振っていては勝ち目はありません。


(B)3回裏
先頭⑧駿太 センター前ヒット…外角フォーク。
 無死1塁
⑨伊藤 送りバントはサードフライ
 1死1塁
①西野 セカンドゴロ…外角高めフォーク。
 2死1塁
②安達の時、西野盗塁
 2死2塁
②安達 センターフライ、この回無失点。…内角フォーク。この回はフォーク中心。


(C)4回表
②菊池レフトフライ、③丸三振、④新井ショートゴロ、この回三者凡退、無得点。…菊池は初球真ん中低めスライダー、丸は外角チェンジアップ、新井さんは外角スライダー。丸は相変わらず外角攻め。


(B)4回裏
③糸井セカンドゴロ、④カラバイヨ三振…糸井は初球外角低めシュート、カラバイヨは内角ストレート。
 2死
⑤T-岡田 ライトスタンドへ先制ホームラン、オリックス先制、オ1-0広。…真ん中高めストレート。
 2死
⑥原拓 サードファウルフライ、この回1失点。…真ん中低めストレート。先制されましたね。


(C)5回表
⑤シアーホルツ・⑥エルドレッド・⑦松山連続三振、この回三者三振、無得点。…シアーホルツは外角低めボール球チェンジアップ、エルさんは真ん中つり球、松山は内角ワンバウンドのチェンジアップ。う~ん、この並び、2度目の三者三振(-_-;)


(B)5回裏
⑦川端セカンドフライ、⑧駿太サードファウルフライ…川端は内角高めボール球シュート、駿太は真ん中高めストレート。
 2死
⑨伊藤 レフト前ヒット…内角シュート。
 2死1塁
①西野 ショートゴロ、この回無失点。…外角ストレート。


(C)6回表
⑧會澤センターフライ、⑨木村昇・①田中連続三振、この回三者凡退、無得点。…会沢は外角ストレート、キムショーは内角ワンバウンドのチェンジアップ、田中くんはフルカウントから真ん中低めスライダー。


(B)6回裏
②安達センターフライ、③糸井三振、④カラバイヨショートゴロ、この回三者凡退、無失点。…安達は真ん中高めフォーク、糸井は真ん中高めストレート、カラバイヨは外角低めフォーク。完全に膠着状態。


(C)7回表
②菊池 セカンドライナー…外角低めボール球スライダー。
 1死
③丸 四球
 1死1塁
④新井 三振…外角低めボール球スライダー、5球全てスライダー。
 2死1塁
⑤シアーホルツ センターへ同点タイムリースリーベース カープ同点、オ1-1広。…真ん中低めスライダー。センター前にバウンド、センター駿太前進も頭を越され、スリーベース。これは難しい打球。詳細は後程。
 2死3塁
⑥エルドレッド ショートライナー、この回1点。…外角低めボール球スライダー。うまく打ったんですけどね~。


(B)7回裏
⑤T-岡田セカンドゴロ、⑥原拓ショートフライ、⑦川端センターフライ、この回三者凡退、無失点。…T-岡田はフルカウントから外角高めボール球フォーク、原拓はフルカウントから内角低めフォーク、川端はフルカウントからど真ん中ストレート。よく三者凡退で抑えました(^^;


(C)8回表、投手佐藤達(B)。
先頭⑦松山 ライトスタンドへ勝ち越しホームラン カープ勝ち越し、オ1-2広。…内角高めストレート。内角得意なんですから、そこを打てばいいんですよ。
 無死
⑧會澤セカンドゴロ、⑨木村昇見逃し三振、①田中レフトフライ、この回1点。…会沢は外角スライダー、キムショーは外角低めスライダー、田中くんは外角低めストレート。さて、8・9回は、誰が抑えるのか。


(B)8回裏、レフト野間。…福井くん、続投ですね。
⑧駿太 サードファウルフライ…外角高めストレート。
 1死
⑨伊藤 四球
 1死1塁、代走小島。
①西野の時、小島盗塁…小島くん、今日は決めましたね。
 1死2塁
①西野 四球…フォークが抜けました。
 1死1・2塁、投手中崎(C)。…ここで中崎ですか。
②安達 サードゴロゲッツー、この回無失点。…内角シュート。これはゲッツー狙い。


(C)9回表、投手塚原(B)。キャッチャー山崎勝。
②菊池 外角のストレートを打つもショートゴロ…外角低めストレート。
 1死
③丸 四球
 1死1塁
④新井 ショートゴロゲッツー、この回無得点。…真ん中低めフォーク。塚原くん、いいピッチャーです。


(B)9回裏、⑤シアーホルツに代わりレフト鈴木誠、レフト野間がライト。
③糸井内角ストレートに見逃し三振、④カラバイヨ外角低めスライダーにショートゴロ、⑤T-岡田内角低めボール球フォークに三振、この回三者凡退、無失点、ゲームセット(/--)/~~~


【交流戦】オリックス3回戦(オ0勝3敗0分 13時01分 京セラドーム大阪 31947人)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
C 0 0 0 0 0 0 1 1 0 2
B 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1

勝 福井 7試合4勝1敗
敗 佐藤達 21試合1勝5敗
S 中崎 22試合0勝3敗S5
ホームラン T-岡田4号(福井) 松山2号(佐藤達)

【広島】
     打 安 点 打率 本
① 6 田中 4 0 0 .300 3
② 4 菊池 4 0 0 .254 4
③ 8 丸  2 0 0 .246 6
④ 3 新井 4 1 0 .321 2
⑤ 9 シアーホルツ
     3 1 1 .282 4
 7鈴木誠0 0 0 .298 3
⑥ D エルドレッド
     3 0 0 .286 3
⑦ 7 松山 3 1 1 .267 2
 79野間 0 0 0 .226 1
⑧ 2 会沢 3 0 0 .275 3
⑨5木村昇3 0 0 .333 0
計    29 3 2 .262 36

【オリックス】
     打 安 点 打率 本
① 4 西野 3 0 0 .331 3
② 6 安達 4 0 0 .227 2
③ 9 糸井 3 0 0 .228 5
④ D カラバイヨ
     4 0 0 .301 11
⑤ 3 T-岡田
     4 1 1 .256 4
⑥ 5 原拓 3 0 0 .190 2
⑦ 7 川端 3 0 0 .196 0
⑧ 8 駿太 3 1 0 .234 0
⑨ 2 伊藤 2 1 0 .242 0
走 小島 0 0 0 .154 0
 2山崎勝0 0 0 .172 0
計    29 3 1 .247 36

【広島】
    試 勝 敗 S 回 安 三 四 自 防御
福井  7 4 1 0 71/3 3 4 3 1 3.10
中崎  22 0 3 5 12/3 0 2 0 0 4.07

【オリックス】
    試 勝 敗 S 回 安 三 四 自 防御
西   9 2 3 0 7 2 13 1 1 2.75
佐藤達 21 1 5 0 1 1 1 0 1 4.35
塚原  22 0 2 0 1 0 0 1 0 2.67

◇盗塁 西野(3回)小島(8回)


◇【戦評】終盤逆転し、3連勝 広島アスリート 2015-5-31 16:29

 序盤から両先発の投手戦となった一戦は、終盤カープが逆転に成功し、2-1でオリックスに勝利。3連勝で借金を5とした。

 先発の福井は立ち上がりから落ち着いた投球を見せ、3回まで1安打無失点。4回に先制ソロを浴びたものの、その後崩れることなく、1点リードの8回途中までオリックス打線に追加点を許さなかった。8回途中からは、後を継いだ中崎がパーフェクトな投球を見せ、福井が4勝目をマークした。

 打線はオリックス先発・西の前に6回まで1安打と沈黙。しかし7回、シアーホルツのタイムリー三塁打で同点とすると、8回には松山の本塁打で勝ち越しに成功。わずか3安打ながらも、要所で集中力を見せた形となった。


☆いやいや、オリックス3連戦、勝ち越すとは思ってたんですけど、まさか3タテ食らわすとはね~。金子・西のどちらかで1つ、と思ってたんですが。いやいや、言いたいことがいっぱいあって、どれから話しましょうかねぇ。


☆…あ、まずはこれから。


◇オリ早くも自力V消滅…森脇監督「反発する力ある」 日刊スポーツ 5月31日 20時27分配信

<オリックス1-2広島>◇31日◇京セラドーム大阪

 オリックスの自力優勝の可能性が、開幕から54試合目で消滅した。

 広島に逆転負けし、ソフトバンクがヤクルトに勝ったため。オリックスは残り89試合に全勝しても、ソフトバンクがオリックス相手以外の79試合に勝った場合、勝率で上回れなくなった。広島に3連敗し、借金も今季最多15にふくらんだが、森脇浩司監督(54)は「反発する力はまだ持っている。それをもっと前面に出していかなければ」と懸命に前を向いた。


☆何や、オリックスの話かい(笑)。さてさて、カープを批判する人の論点としては、大体以下のようなもの。


① オーナーが金の亡者。チームを強くするのに金を出さない。もっと補強しろ。
② 監督の采配が悪い。投手起用、選手起用、オーダー編成ともにダメ。監督辞めろ。
③ コーチも悪い。畝なんてコーチやらせるな。迎のコーチも意味不明。だから打たれる、打てない。


☆さて、このオリックス3連戦を見て、あら、まるでどっかの赤い帽子のチームみたいに弱いわねぇ…とオリックスのことを感じた方も多かったと思います。


☆今シーズン優勝をかけ、大補強を実施。その補強も的確にチームの弱点を補ったものであり、また森脇監督の采配も、特に問題のあるものではありません。交流戦からの巻き返しを誓い、セ・リーグ首位のDeNAに勝ち越し、ホームに戻ってきての、セ・リーグ最下位のカープとの3連戦。初戦は山崎福ですが、2戦・3戦目は、金子と西。悪くても勝ち越し、と踏んでいたはず。


☆ところがまさかの3連敗。これはですねぇ、何が悪かったかというと、カープが強かったんですよ(笑)。


☆いやこれ、真面目な話。第2戦、3ー3の同点となったところで、カープは圧倒的に分が悪かった。オリックスは豪華リリーフ陣、一方カープは、「能無し首脳陣」が「マヌケ」な継投しかできないリリーフ陣、ですからね(笑)。


☆ところが現実は、オリックスのリリーフエース、平野佳が暴投で1点失ったのに対し、カープの守護神を剥奪された中崎くんは見事なピッチングで三者凡退。まずここが誤算。


☆そして今日、第3戦。先発西は、期待通り、いやそれ以上のピッチング。先制し、1ー0のまま試合は7回へ。


☆7回表、2死1塁、バッターはシアーホルツ。ここは一発だけ警戒の場面、カウント1ー0から西が投じたのは、ま、やや真ん中でしたが、カウントを稼ぎに来た低めスライダー。低めの変化球に全く合ってなかったシアーホルツなんですが、これをまあきっちりセンターへ打ち返すんですな、これも誤算。但し、一発は打たれてないので、西としては想定内の誤算。


☆打球はセンター駿太の前でワンバウンド、駿太本人は「捕れると思った」と言ってますが、前に出て、捕れない打球だというのはすぐに分かったはず。ところが1塁に丸がいたので、出来れば3塁に行かせたくない。


☆…と、駿太は思ったんでしょうな。捕れないと分かった段階で、待って捕りゃ何てこたない打球だったのですが、跳ね上がって落ちてくるのを待つんじゃなくて、跳ね上がったところを捕ろうとしたんですな。


☆ところが、それも無理だった。はい、さようなら(笑)。


☆ま、西くんにはかわいそうなミスでしたが、あの打球の判断は、難しかった。落ちるの待って捕球してたら「何チンタラ捕ってんだ!」とか言われそうだし。


☆同点。8回にはセットアッパー佐藤達を投入、勝利への執念を見せます。ところがここで、松山が高め内寄りのストレートを、スタンドまで持っていくんですな、これが。ここまでのカープ打線、佐藤達・塚原・平野佳と、パワーピッチャーのストレートはほとんど打ててないんですな。野間くんなんて、佐藤達のど真ん中のストレート空振りしてたし。まさか打たれるとは思ってなかったでしょう。これまた誤算。


◇松山、値千金の勝ち越し弾 広島アスリート 2015-5-31 17:15

 1-1の同点で迎えた8回、久々のスタメン出場となった松山が勝ち越しソロを放ち、自慢のバットでチームの3連勝に大きく貢献した。

 1-1と同点の8回表、2打席連続三振で迎えた第三打席だった。「頑張って投げてくれていたので、なんとか先頭バッターで塁に出て次に繋げたかった」。オリックス二番手の佐藤に対し、カウント2-2からの5球目ストレートを叩くと、打球はライトスタンドに飛び込む勝ち越しソロ。結果、松山の一発が決勝点となり、チームは3連勝となった。

 「ここ最近結果が出ずに調子を落としていたのですが、今日は絶対見せてやろうと思っていたので、いい結果が出てよかった」。エルドレッドがスタメンに復帰した5月23日以降、スタメンに名を連ねることができなかった背番号44。その存在感を大きく示す一発となったはずだ。


☆その裏、7回裏あたりでもう球が上ずっていた福井くんでしたが、抑えたってんで、8回も続投。そりゃそこまで3安打1失点ですからね。


☆ところが案の定球が上ずり、四球2つで1死1・2塁のピンチ。ここで何と、中崎くん投入。安達は内角シュートに注文通りのゲッツー。ここ、緒方監督なら送ってたかしら、次、糸井だし。でも糸井も不調だしなぁ。ってんで、結果はゲッツー。


☆9回も中崎がピシッと締めて、試合終了。中崎くん、昨日から、2回2/3をパーフェクトですわ。


◇広島福井1失点4勝目「ストライク先行でいけた」 日刊スポーツ 5月31日 18時36分配信

<オリックス1-2広島>◇31日◇京セラドーム大阪

 広島福井優也投手(27)は7回1/3を投げ3安打1失点で4勝目を挙げた。4回にオリックスT-岡田に先制ソロを浴びるも、ていねいな投球でオリックス打線を抑えた。

 「コントロールよりも、ストライク先行でいけたのがよかった。僕は山あり谷ありでいいときも悪いときもあるけど、打線に打ってもらって勝ちがついている。ありがたいです」と野手陣に感謝していた。


◇中崎、連日の好リリーフ 広島アスリート 2015-5-31 17:14

 先発・福井の後を継いで二番手で登板した中崎が、パーフェクトリリーフを見せ、今季5セーブ目をマークした。

 出番が巡ってきたのは1点リードの8回、1死一二塁とピンチの場面だった。ここで迎えた安達をサード併殺打に打ち取り、オリックスに得点を許さなかった。続く9回もマウンドへ上がると、三番・糸井を見逃し三振、四番カラバイヨをショートゴロ、最後は本塁打を放っているT-岡田から空振り三振と完璧な投球でゲームを締めた。

 昨日に続くパーフェクトピッチングで初の連続セーブをマーク。若きストッパーに昨季の勢いが戻ってきつつある。


☆ね。カープが強かったんですよ。で、何が違ったんだと思います? 敢えて前近代的な言い方をすれば、気合いが違ったんですよ、気合いが。8回、ゲッツーを取った時の中崎くんの顔、ベンチでの福井くんの顔。9回の、中崎くんのオーラ。もうね、負ける気、全くしませんでしたよ。


☆簡単に言うとですな、森脇監督は、去年せっかく苦労して作り上げたチームを、大補強によって、わやくちゃにされたんですわ。で、その大補強した中島・小谷野・ブランコは打てない、糸井やT-岡田までスランプになる、挙げ句の果てには、大補強組が揃って離脱ですわ。


☆チームっていうのはですねぇ、キャンプの時から作り上げるんですよ。で、主力がいなくなったから急に「じゃあ1点を取る野球をすればいいじゃん」とか言われたって、ハイそうですか、とはいかんのですわ。で、補強したからには、まさかケガもしてないのに中島や小谷野やブランコを使わない、って訳にはいかない。そりゃ使うんですよ、打てなくても。


☆で、一度染み付いた「負け癖」は、そうそうなくならない。佐藤達や平野佳の顔より、どう見ても福井くんや中崎くんの方が生き生きしてた。そりゃチーム状態がいいからですよ。


☆人間がやってることですから。額面通りに行かないこともあるんですよ、そりゃ。



☆で、そんなことになってても、何言われても、指揮官は「何、まだ大丈夫」って言うべきなんですよ。反発する力、オリックスには十分あると思います。



☆翻ってカープも、そういう状態だったんですよ。出した選手が働いてくれなきゃ、勝てない。よく批判する人からしたら、8回の中崎投入なんて「愚の骨頂」でしょうが(笑)、抑えて勝った。別に采配がいい訳じゃありませんよ。昨日のいいピッチングを見て、今日の8回の勝負どころで一番いいピッチャーを投入する、なんてのは、セオリーもいいところですわ。


☆重ねて言いますが、緒方監督の采配で負けた試合など、ほとんどありません。もちろん采配で勝った試合も。1年目だからか、大変オーソドックスな考え方の、堅実な采配だし、起用法です。で、野球なんてのは選手のするもの、出した選手が働けば勝つし、働かなきゃ負ける。戸田くんや福井くん、中崎くんが抑えりゃ勝てるし、打たれりゃ負ける。


☆で、批判論者は、「ま、抑えて勝ったんだから、良かった良かった」とかで話を終わらせるんでしょうな。今日の松山の活躍で「今日のオーダーはなかなか評価できるわい」とか言うんでしょうな。あれ、もし打てずに負けてたら「いいかげん『猫の目打線』、やめたら?」とか言うんですよ、絶対。


☆結果しか見てないし、「過去」や「今」しか見てない。防御率の悪いピッチャーが打たれれば「それ見たことか、そんな奴は要らない、戦力を補強しろ」。抑えても、何で抑えられたかは少しも考察しない。


☆つまり、現有戦力をどうやって底上げするか、というような視点が、全くもって欠如してるんですな。ひとりひとりの選手なんて見ちゃいないし、試合のワンプレーワンプレーも見ちゃいない。何で今日中崎くんが抑えられたか、分からないでしょうな、だから。K.Oは言ったはずです、現状、抑えに最適なのは、中崎くんだと。マヌケって言われたけど(笑)。


☆大事なのは、何で抑えてるか、何で打ったか、なんですよ。シアーホルツが来日当初打てなかった、福井くんが炎上した、中崎くんが肝心なところで打たれた。先発志望の戸田くんが、チーム事情で中継ぎに回された。彼らがその時、何も考えなかったと思いますか?


☆野球選手はねぇ、カードゲームのカードじゃないんですよ。中崎要らない、松山もチキンハートだから要らないとか言ってたら、チーム作りなんて一生できないんですよ、分かってます? なおかつ、カードゲームみたいにAランクの選手買ってくりゃ、Aランクの働きをしてくれる訳でもないんですよ。中崎くんだって、抑えで使われてたからこそ、打たれて悔しい思いをしたからこそ、今日の好投があるんですよ。で、その辺を指揮官は、選手の育成とチームの勝利のバランスを取りながら、チームを作っていかなきゃならんのですよ。


☆ちょっと負けが込むとすぐに「辞めろ」コールが起きますが、今緒方監督が辞めたところで、劇的にカープが強くなることなど、あり得ません。外部の血を、とよく言いますが、外部から来た新監督は、まずはチームを把握するのに、数か月はかかります。選手は指揮官が突然代わって、混乱するでしょう。どんな優秀な指揮官が来たところで、これ以上悪くなることはあっても、良くなることなどあり得ません。


☆もうね、悪いけど、そういうことばっかり言ってる人は、本気でカープが勝つことを考えてるとは思えない。負けりゃ腹が立つのは分かる、K.Oもそうだから。でも、勝つためには「じゃあどうすれば勝てるのか」が大事なんじゃないの? 大事なのは「中崎じゃダメだ」ってことじゃなくて、「どうすれば中崎が良くなるのか、中崎でダメなら、誰がいいのか」じゃないの? そういう提言をしましょうよ。もっといっぱい。


☆オリックスの今年の弱さはね、いい反面教師ですよ。勝つためには何が必要なのか、K.Oもよく考えようと思います。




☆松山はね、もうね、チームのこととかいいから(笑)、今日みたいに、打てる球をきっちり打てばいいんですよ。内角、得意なんだから。もうね、変なボールは打てないと決めて、振らないこと。打てる球が来るまで、結果を欲しがらないこと。打てるんですから、あなたは。


☆福井くんも今日は集中力・気合いともあったし、中崎くんも自信を持ってた。スライダーが使えるのが大きい。また今日は、会沢がインコースをうまく使ってましたね。8回のピンチもシュートでゲッツー取ったし、内角見せて外のスライダー、という組み立ても出来てました。


☆外角を生かすための内角、変化球とストレートが互いを生かしていく。そういう組み立てが、出来てたと思います。




☆さて、今週の総括はまた「先週のカープ、今週のカープ」でやることとして、先のことを考えなきゃいけませんなぁ。あのオーナーであの監督な限り、批判論者の方たちは、お先真っ暗でしょうけど(笑)、何せK.O、このヘッポコチームで(笑)、優勝したいもんで。



【交流戦】

▽日本ハム 8 - 6 中日 (札幌ドーム)
 日本ハムは1点を追う1回裏、打者一巡の猛攻で5点を挙げて逆転に成功する。2点リードで迎えた8回には、中島卓の適時打で加点した。投げては、先発・有原が5回2失点で今季2勝目。敗れた中日は、打線が7回以降に追い上げを見せるも、序盤の失点が響いた。

▽楽天 4 - 3 巨人 (コボスタ宮城)
 楽天が劇的なサヨナラ勝利。楽天は2-2で迎えた7回裏、後藤のソロで勝ち越しに成功する。その後同点を許すも延長10回に、中川のソロが飛び出し試合を決めた。投げては、2番手・松井裕が今季初勝利。敗れた巨人は、3番手・マシソンが痛恨の一発を浴びた。

▽西武 9 - 4 阪神 (西武プリンス)
 西武が逆転勝利。西武は3点を追う7回裏、渡辺の犠飛と秋山の適時打で1点差に迫る。なおも2死一二塁の好機をつくると、主砲・中村の3ランが飛び出し、この回計5点を挙げて逆転した。投げては、4番手・宮田がプロ初勝利。敗れた阪神は、投手陣がリードを守れなかった。

▽ロッテ 9 - 5 DeNA (QVCマリン)
 ロッテは初回、鈴木と角中の連続本塁打で2点を先制する。その後は3回裏に、根元と荻野貴の連続適時打などでリードを広げた。投げては、先発・大嶺祐が7回途中3失点で今季3勝目。敗れたDeNAは、打線が終盤に追い上げを見せるも、先発・須田の乱調が響いた。

▽ソフトバンク 5 - 2 ヤクルト (ヤフオクドーム)
 ソフトバンクは初回、内川と福田の適時打などで3点を先制する。1点差に迫られて迎えた4回裏には、高谷の2ランが飛び出しリードを広げた。投げては、先発・寺原が5回2失点で今季2勝目。敗れたヤクルトは、先発・石山が4回5失点と試合をつくれなかった。


☆いやいや、セ・リーグで勝ったのは、カープだけ。ウッシッシ。頑張れパ・リーグ、カープ戦以外(笑)。


① 横浜 54 31 23 0 .574 -
② 巨人 54 30 24 0 .556 1.0
③ 阪神 52 25 27 0 .481 4.0
④ 中日 54 25 29 0 .463 1.0
⑤ ヤク 53 24 28 1 .462 0.0
⑥ 広島 51 23 28 0 .451 0.5


☆借金は5、首位とは6.5ゲーム差。連勝は大きいわな、そりゃ。ま、相手がどこであれ、自信持って戦って下さいな。


① ソフ 6 4 2 0 .667 -
② ロッ 6 4 2 0 .667 0
③ 広島 6 4 2 0 .667 0
④ 阪神 6 4 2 0 .667 0
⑤ 日ハ 6 3 2 1 .600 0.5
⑥ 巨人 6 3 3 0 .500 0.5
⑦ 西武 6 3 3 0 .500 0
⑧ ヤク 6 2 3 1 .400 0.5
⑨ オリ 6 2 4 0 .333 0.5
⑩ 楽天 6 2 4 0 .333 0
⑪ De 6 2 4 0 .333 0
⑫ 中日 6 2 4 0 .333 0


☆あら、3位だって。セ・リーグではトップよ、ちょいとあなた(笑)。まーまーさんのおっしゃる通り、今年の交流戦はイケてますな。Kさんの「外国人2人並び説」といい、何なんだこの人たちは(笑)。K.Oも何か予言しとこっと、えーっと、えーっと、…。


☆一岡くん、会沢、頑張れ(←予言じゃねーよ、それ(笑))。


P.S. 今日もアクセス・クリックを頂きました。本当にありがとうございます。

にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ
にほんブログ村


source : K.Oのカープ・ブログ。