2015年10月17日土曜日

名手クルーズが移籍か。数球団による争奪戦になる可能性

CSが終わってしまいました。
土日に試合がないとはがっかり、遠征予定の方々はキャンセルか観光に切り替えるか悩むところではないでしょうか。
九州ではありませんが、SLやまぐち号に乗るという手がありますよ。博多から新幹線で30分です。

さて、マリーンズのセカンドを守っていたルイス・クルーズに移籍の可能性があるということで、各紙が一斉に報じています。


ロッテ・クルーズ 退団濃厚…残留打診も楽天など複数球団が興味 (スポニチ)

ロッテのルイス・クルーズ内野手(31)が今季限りで退団する可能性があることが16日、分かった。

 内野のスペシャリストとしてチームの2年ぶりCS進出に大きく貢献したクルーズだが、今季で2年契約が終了。球団は残留に向けた打診を行っているが、楽天など複数球団が獲得に興味を示しており、条件面で折り合わなければ流出の可能性も出てきた。

 2年目の今季は133試合で打率.255、16本塁打で73打点。伊東監督は「内野の守備の要になっている。欠かせない戦力」と来季の残留を望んでいるが、球団関係者は「条件面で折り合わない可能性がある」と明かす。来季以降も日本球界でのプレーを望んでいるクルーズは、複数年契約を条件としているが、来季については「まだ分からない」と具体的な明言は避けており、今後の動向が注目される。

 また、デスパイネは2年契約のため来季残留は基本線。チェンとイ・デウンも残留が濃厚だ。一方でロサ、ハフマンは今季限りでの退団が確実な情勢だ。また、井口、福浦、サブローのベテラン勢は来季も現役を続行する。




移籍濃厚のロッテ・クルーズ「伊東監督はナイスガイだ」 (サンスポ)

日本の他球団へ移籍する可能性が高まったロッテの助っ人、ルイス・クルーズ内野手(31)が17日、サンケイスポーツの取材に、改めて来日2年目のシーズンを終えた胸中を明かした。同選手は18日に母国のメキシコへ帰国する。一問一答は以下の通り。

    ◇

 ――ロッテでの2年間を振り返って

 「1年目は戸惑うことが多く、慣れるのに必死だったが、2年目の今季は、いいパフォーマンスができた」

 ――来季については

 「2年契約を終え、フリーエージェントになった。改めていうが、他球団からいいオファーがあれば考える」

 ――繰り返し聞くが、米大リーグ復帰も選択肢にあるのか

 「ない。あくまで日本だ」

 ――ロッテは残留を希望しているが、複数の他球団が獲得に興味を示している

 「光栄だ。特にロッテには感謝している。また、これからをどう考えているのかにも興味がある。そして、何より伊東監督がナイスガイだ。気分よくプレーさせてもらった。他球団の印象? 個人的に好感を持てるチームがあり、逆にそうでないところもある。それが具体的にどこかは、いえる立場にない」

 ――条件闘争か

 「誤解だ。評価が年俸だとは思わない。まずは試合に出られることだ。そして、内野の守備はどこでも守れる自信はあるが、1つに固定してほしい。条件というなら、それが条件だ」

 ――決断には家族(夫人と2男)の意向も影響するのか

 「重要だ。家族は千葉を気に入っている。ただ、最後に決めるのは自分だし、家族も賛成してくれると思う。タマリンド!!(3度の飯よりも愛するメキシコB級菓子…特に意味はない)」



クルーズの守備が好きなので、個人的には残ってほしいです。

しかし、純粋に助っ人外国人としての評価はかなり難しいです。
確かに守備は上手いです。日本人にはまねができないバックトスや、捕ってから投げるまでの速さ。
マリーンズでは数少ない、守備で金が取れる選手ですよね。
ただ、集中力を維持できないのか守備の質にムラがあるのも事実。ファインプレーをする一方で雑なプレーも目立ち、特に集中力に欠けるときのクルーズはとんでもないミスをすることもありました。

そして問題はバッティング。
前半戦はチーム打点王と素晴らしいバッティングをしてくれましたが、シーズン後半のバッティングはひどかったですね。
もともと何も考えずに振っているようなところがあり、チームバッティングや右打ちができないタイプ。
打つ気がないときは甘い球を平気で見逃し、かと思えばボール球をむちゃ振り。
CSではクルーズの悪い面がたくさん出てしまいました。チャンスで不用意に打ってゲッツーとか。あっさり三振とか。
少なくとも、2桁本塁打を打ったとはいえ、クリーンアップを任せるにはちょっと足りないです。
今季は腰やひざを痛めてスタメンを外れる試合もありましたから、体調面の不安もあります。

現状鈴木大地の守備はお話にならず、ルーキー中村は三振が多く、根元の守備が論ずるに値しないわけで、クルーズ以上に守れる選手は今のマリーンズにいません。
もちろん球団としても残留を望んでいるのでしょうが、特に打撃面のマイナスを考える限り、とてもじゃありませんが2億や3億は出せません。
マネーゲームになるようなら撤退もやむなしでしょう。

ほかの外人はロサハフマンとペクとかいう謎の外人は解雇が濃厚。
ペクには「ノーベルあの人は何だったのか大賞」を差し上げたいと思います。よかったですね。韓国人初のノーベル賞ですよ。
イデウンとチェンは残留濃厚ということですが、正直イデウンはお引き取りいただきたいです。
前半こそ謎の援護率で勝ち星を重ねたものの抑えていたわけではありませんし、対策されたシーズン後半はまるで勝てませんでした。
イデウンよりもファイターズを退団濃厚だというメンドーサをなんとしても獲得すべきではないでしょうか。
クルーズとは幼馴染で仲が良いということですから、クルーズ残留のネタにもできそうです。



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source : マリンブルーの風