2016年3月2日水曜日
【特集】対談~黒田・大野 & あれこれ。
◇黒田「この年齢でも」41歳タイトル争い参戦を約束―大野豊氏が直撃 スポニチアネックス 3月1日 8時51分配信
広島・黒田博樹投手(41)が広島OBでスポニチ本紙評論家の大野豊氏(60)と対談し、古巣復帰2年目への意気込みを語った。残り7勝となった日米通算200勝達成に期待が膨らむ現役20年目。タイトル争い参戦と年齢を超越した奮闘を約束し、自ら禁を解いて「優勝」の2文字を口にする意図についても激白した。 (構成・江尾 卓也)
大野 春季キャンプが終わった。現段階でのコンディションは?
黒田 まだ実戦で投げていないので分からない部分がありますが、まずまずだと思います。
大野 オープン戦の予定としては?
黒田 3試合ぐらいですかね。シート(打撃登板)を間に入れていこうかと思っています。
大野 今季も現役を続けるのか否か。いろいろ考えたと思う。もう1年頑張ろうという気持ちにさせた一番の要因は何かな?
黒田 若い投手が数多くいる中で自分が抜け、マエケンも抜ける(※1)となると、勝手なことはできないというか、自分の都合では動けないかな…と感じました。
大野 その決断はファンにとっても、チームにとっても大きい。黒田の存在そのものが、若手には財産になると思う。去年、何か聞きに来た選手はいた?
黒田 何人かはいましたけど(復帰)1年目で性格も何も分からなかったので、自分からは声を掛けづらかったです。今年は、周りがしっかり見えるようになり、助言できればいいかな…と思っています。
大野 聞かれて嫌な気はしないと思う。
黒田 そうですね。5聞かれたら、10返したい気持ちになりますしね。
大野 日米通算200勝が迫る。数字へのこだわりは持っていいと思うけど。
黒田 現時点では200勝に対して、そこまでこだわりはないです。ただ、今年もやると決めた以上、その数字をクリアしないとチームのプラスにはならない。そちらの気持ちが強いですね。
大野 今年も先発の軸として投げないといけない。マエケンが抜けた。大瀬良も右肘の状態が悪く、出遅れは必至。ある意味、さらに黒田に対しての期待というか…。
黒田 去年同様、まずは自分のできる範囲で頑張るしかないですね。今から20勝、30勝できないので、自分でベストを尽くす。そういう選手が一人でも多くいれば、去年よりも(チーム)成績は上がっていくと思いますし、去年以上の成績を残すという責任を個々が持って臨めば(前田が抜けた穴を)何とかカバーできるんじゃないかな…と思っています。
大野 今年一年、ぜひローテーションを守って投げてほしい。投げてもらわなきゃ困るという中で、数字の目標を言っておこうや(笑い)。
黒田 いやぁ(笑い)。
大野 もちろん、1勝とか、1球の積み重ねなんだけど、優勝するためには…ね?
黒田 そう…ですね。大野さんがタイトルを獲られたのは42歳ですか。
大野 そう。42歳。
黒田 そこまで僕、野球はできないと思うので…(笑い)。
大野 できなくは、ないでしょ?
黒田 タイトル争いはしたいな…と思います。この年齢でもできる。そういうところを見せたいとは思いますね。
大野 年齢で言えばね。40歳だから、41歳だから、42歳だから…というのはこの先、黒田くん、考えないで(笑い)。20歳そこそこでやめていく選手がたくさんいる中で、まだまだチームに必要とされている。一年一年積み重ねていけば、45歳でも50歳でも。
黒田 もうしんどいです(笑い)。
大野 どうだろう。体もしんどいだろうけど、メンタル的、精神的な部分で我慢できていたものが、張り詰めた中でも辛抱強く投げるという気持ちの粘りが、徐々に?
黒田 そこが徐々にしんどくなってきているような感じですね。体力的にも当然しんどいですけど、気持ちの部分は大きいと思いますけどね。
※1 15年オフ、ポスティング制度を利用してメジャーに挑戦。ドジャース入りが決まった。
≪40歳以上のタイトル 投手は大野(広)と村田(ロ)≫40歳以上の投手のタイトルは、97年大野(広)が42歳、89年村田(ロ)が40歳でともに最優秀防御率を獲得したのみ。今季41歳の黒田がタイトルを獲れば3人目で、大野に次ぎ年長2位となる。また、日米通算200勝を達成すれば、日本選手では05年野茂に次いで2人目。過去24人が達成した日本プロ野球では08年山本昌(中)が最後で、今季達成なら球界8年ぶりの大台到達になる。
◇広島・黒田 2年目で初めて「優勝」を口にする理由 スポニチアネックス 3月1日 9時0分配信
広島・黒田博樹投手(41)が広島OBでスポニチ本紙評論家の大野豊氏(60)と対談し、古巣復帰2年目への意気込みを語った。残り7勝となった日米通算200勝達成に期待が膨らむ現役20年目。タイトル争い参戦と年齢を超越した奮闘を約束し、自ら禁を解いて「優勝」の2文字を口にする意図についても激白した。 (構成・江尾 卓也)
大野 でも、今はこういうふうに言っているんだけど、いざマウンドに立ったら、絶対に(弱い部分を)見せない。それが今の黒田の姿だと思う。いいシーズンを過ごせるように。チーム目標は当然、25年ぶりの優勝だと思う。
黒田 そうですね。
大野 優勝という言葉は黒田の中で、軽々しく言えないという考えがあったと思うけど、今年の日南合流日の円陣で“優勝”と言っていた。去年の春の沖縄では使わなかったのに、なぜかな?あえて、声に出しているように感じるけど。
黒田 去年に関して言えば、周りがちょっと騒ぎすぎだな…と感じていたので、僕が先頭を切って“優勝、優勝”と言ってしまうとね。選手だけじゃなく、ファンの人たちも含めて勘違いするんじゃないか…と。それが怖かったですね。
大野 その通りだね。
黒田 今年はマエケンがいなくなった。逆に、選手たちを洗脳する…じゃないですけど、それでも優勝できるんだ…という、強い気持ちを持ってもらいたいと思って。
大野 なるほど。
黒田 そこを目指さないといけないという気持ちです。あとは僕自身もラストチャンスかな…と思っているので、自分を鼓舞する意味でも、選手に対して、そういう気持ちを伝えたいな…と思って言いました。
大野 一つ忠告。(打球に対して)右手だけは出さないようにしてください(※2)。見ていて非常に危ない。そこは我慢してください(笑い)。
黒田 ハハハ。日本シリーズの第7戦になったら出します(笑い)。
大野 いや、そこでも我慢してくれ。その後、誰かが抑えなきゃいけないんだから(笑い)。今年一年、いいシーズンになるように祈っています。
黒田 ありがとうございます。頑張ります。
※2 15年8月18日の中日戦初回、平田のライナーが反射的に伸ばした右手のひらを直撃。以降は制球が定まらず、4回に3ランを浴びて降板した。同月29日のDeNA戦でも、4回バルディリスのライナーを伸ばした右手首付近に受け、5回途中降板。いずれも大事には至らなかったが、畝投手コーチから「永遠に(打球に)手を出すな」と厳重注意されている。
☆やっぱり、求められて働く、というのが、一番ですよね。まず自分、ではなくて、ファンや球団、チームメートに求められる中で、それに応えるべく頑張る、っていうね。そして結果を出す。
☆だから、現役にしがみついてるとか、自分がプレーするということにこだわってる感じは、微塵もない。FAでメジャーへ行った時は、より高いレベルで試したいという、プロのピッチャーとしての純粋な欲求はあったのでしょうが、年齢を重ねてくると、人の役に立ちたいと同時に、今までお世話になった人たちへ恩返しがしたい、みたいな気持ちが出てくる。自分のことはもう十分やったから、ま、いっか、みたいな。
☆で、やるからには、優勝に貢献したい。タイトルを取るぐらい、というのは、それぐらいでないと、自身が優勝には貢献できない、ということ。
☆皆さんもご存知のように、カープの選手というのは、メンタルが弱い。打つ時はみんなで攻めるけど、打てない時は、みんなして打てない。その辺は黒田さんも感じていて、「旗振り役」を買って出たのは、そういうナインを鼓舞しよう、ということ。
☆さて、マエケンがいなくなってそれでなくても下馬評の低い今年のカープ、弱り目に祟り目で大瀬良くん・誠也くんが離脱。オープン戦が強いからってどうなのよ、なんて声も聞こえますが、どこ見て言ってるんでしょうかねぇ。
☆問題は勝ってることじゃなくて、その中身なんですけどね。ま、悪態突いてる人は、オープン戦なんて見ちゃいないし、問題にもしてないんでしょう。
☆大事なんですよ、キャンプ・オープン戦は。
☆さて、その他、あれこれ。
◇トピックス 緒方監督「一人ひとりがアピール」 広島アスリート 2016-2-29 21:00
28日間のキャンプを終え、緒方監督は「個人が目立ったキャンプではない。一人ひとりが力をつけ、アピールしてくれた。主力も順調な仕上がりを見せてくれている」と充実した表情で振り返った。
先発ローテの軸として期待されていた大瀬良が離脱してしまったが「ピンチではなく、(横山と岡田が出てきて)チャンスという流れになりつつある」とルーキー2投手の活躍に目を向けた。
また、今後の入れ替えについて「投手は(中村)祐太と藤井には降格という意味ではなく、下で投げてもらう。野手では庄司、下水流、足のスペシャリストの赤松といった名前が下からの報告で挙がっている。侍ジャパンで(菊池と丸が)抜けるので、いいタイミングになる」と語った。
☆おお、下水流、上がりますかね。右の外野手は足りてませんから、このチャンスは是が非でもモノにしてほしい。
☆一方、その離脱した「右の外野手」。
◇広島鈴木「開幕間に合う」負傷離脱も前向きリハビリ 日刊スポーツ 2月29日 17時47分配信
広島鈴木誠也外野手(21)が2月29日、荷物整理のためマツダスタジアムを訪れた。
22日の練習試合KIA戦(コザしんきんスタジアム)で負傷し、その後「右太もも筋挫傷」と診断された。現在はリハビリ中でうずうずしている。オープン戦で復帰して結果を残し、開幕も間に合わせてみせる。鈴木の表情は明るかった。離脱の原因となったケガからちょうど1週間。ロッカールームの整理のため、マツダスタジアムを訪れていた。1日からは大野練習場で汗を流すことになる。離脱の悔しさは、天性の明るさに隠れる。今はただ、復帰を目指して前向きにリハビリに取り組んでいる。開幕も諦めていない。
「本当に軽度で、普通に歩けています。今はまだ走れないけど、スパイクダッシュまで出来るようになれば、トントンといけると思っています。(時期的に)開幕には間に合います。それまでにオープン戦とかで僕自身が結果を残せるか、だけだと思います」
2月22日の練習試合KIA戦(コザしんきんスタジアム)で二ゴロを打って走る際に痛みを訴えた。沖縄での診断で「右太もも筋挫傷」で加療2週間が必要とされた。それから1週間。治療とリハビリを重ね「こういう動きも大丈夫だし、足も前に90度上がる」と前かがみになったり足を実際に上げながら説明した。
手に残る感触を失うまいと汗を流す。自主トレではソフトバンク内川の打撃論を吸収。キャンプ中旬は苦悩が続いたが「方向性を考えて、結果に結びつけることが少しずつ出来てきたところだった」。凡退も納得が多く、首脳陣の評価も上々だった。現在行う軽いティー打撃のなかでも「忘れないように」と心がける。
「チームのニュースを見て、寂しいし歯がゆい。動きたいのに、体を動かせないし。でもやってしまったことは戻らない。ぶり返さないように慎重にやっていきます」
最後は少しだけ悔しさを見せた。チームはキャンプで対外試合7連勝。右翼レギュラーの最有力候補だった鈴木が離脱した後も、松山や野間、土生、天谷らが結果を出している。だが、誠也のにっこり笑顔がグラウンドで見られる日も遠くはなさそう。そのときはため込んだストレスを、類い希な才能で一気に爆発させる。
☆ま、この人も新井さんといっしょで、言ったって聞きやしませんから(笑)。恐らく筋肉が張ったところにスタートダッシュの時に痛めたんでしょうから、大丈夫だと思いますよ。
☆ただねぇ、この人も好調なんですよ。
◇トピックス 天谷「隙を見せない」 広島アスリート 2016-3-1 17:00
28日の日本ハム戦に8番・右翼で先発出場し、6回にソロ本塁打を放った天谷。前日の27日、日本ハム戦でも途中出場ながら、8回に勝ち越しの適時三塁打を放つなど、ひときわ輝きを放っている。
途中から中翼手を守っていた20日のヤクルト戦では、右中間を破りそうな打球を見事にダイビングキャッチ。バットだけでなく守備でもアピールしていた。緒方監督も「最近の試合を見ていて状態がいいのはわかる。このままいけば、開幕スタメン争いに加わってくる」と太鼓判を押した。
外野陣には丸、エルドレッド、プライディ、野間、鈴木などライバルが多い。しかしながら、32歳は「隙を見せないように、続けていきたい。勝負をしないとけない」とレギュラー奪取に向け、今後も結果を残し続けることを誓った。
☆あのファインプレーは逆シングルでダイブした、超スーパープレー。一発も左の武田勝から文句なし、でした。
☆元々長打力あり、出塁率も良く、OPSは高いんですよね。加えて足もあり、守備もいい。カープらしい選手で、主力と期待されながら、なかなかレギュラーに定着できないでいます。
☆もう天谷も32歳。そろそろベテラン、と言われる歳に差し掛かってきました。今年は天谷、使ってほしいなぁ。
☆お次は、開幕投手が決まったようで。
◇広島の開幕はジョンソン=プロ野球 時事通信 3月1日 20時21分配信
広島のクリス・ジョンソン投手がDeNAとの今季開幕戦(25日、マツダ)で先発登板することが決まった。
緒方監督が1日、「きょう彼に伝えた。実績や開幕後のローテーションなど、いろいろなことを考えて決めた」と明らかにした。
ジョンソンは来日1年目の昨季に14勝(7敗)を挙げ、セ・リーグ1位の防御率1.85をマークした。
☆大瀬良くんが離脱したので、ま、ジョンソンですわな。これで開幕戦は、DeNAが山口、カープがジョンソンの投げ合いとなりました。
☆この人は、第何戦に投げることになるんでしょう。
◇野村、休日返上でブルペン45球 デイリースポーツ 2016年3月1日
2日の中日とのオープン戦(刈谷)に先発する広島・野村祐輔投手が2月29日、休日を返上してマツダスタジアムで練習。ブルペンで45球を投げた。
キャンプから取り組んできた新フォームに手応えをつかんでおり、開幕へ向けて調整は順調だ。「初めて投げる球場だけど対応していきたい。まずは自分の球をしっかりと投げることが大事」と意気込んだ。
☆ストレートと、制球ですね。
◇巨人はギャレット1号&岡本4安打、日ハム斎藤佑は4失点…1日のオープン戦 Full-Count 3月1日 22時36分配信
◆開幕ローテ入り目指す斎藤佑は味方エラーも重なり厳しい結果に
プロ野球のオープン戦は1日、日本ハム-巨人の1試合が行われた。
巨人は初回、日本ハムの先発バースを攻め、3番坂本のタイムリーで先制。さらに、4番の新助っ人ギャレットが右中間へオープン戦1号3ランを叩き込み、あっという間に4点を奪った。
一方、日本ハムは4回に好調のルーキー横尾がタイムリーを放ち、1点を返す。しかし、2番手で登板した斎藤佑が2イニング目の5回に捕まった。1死一、三塁で亀井の強烈なニゴロを田中がファンブルし、1点を失う。続く岡本はタイムリーツーベース。さらに、小林誠の痛烈な三ゴロを今度はレアードが後逸し2失点。開幕ローテ入りを目指す斎藤佑は、味方のエラーも重なり4失点を喫した。
巨人は先発の田口が4回2/3を5安打1失点。3番手の中川が自身の失策もあり7回に1点を失ったが、日本ハム打線を2点に抑えた。
打線は9回に岡本が守護神・増井からこの日4本目のヒットとなる二塁打を放つと、相川に適時三塁打が飛び出して2点を追加。10-2で巨人が快勝した。
村田とサードのレギュラー争いを繰り広げる巨人岡本はアピールに成功。4番最有力候補ギャレットの“来日1号“も明るい材料となった。一方、日本ハムの新助っ人バースは3回3失点で、先発ローテ入りを目指す日ハム斎藤佑も不運もあって2回4失点(自責1)と厳しい結果に終わった。
日本ハム 2-10 巨人(札幌D)
☆佑ちゃんは、なかなか結果が出ませんな。岡本くんはテレビで観ましたけど、若いのに柔らかいバッティングしますな。守備はまだまだですが、あのバッティングなら、村田より良さそう。
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source : K.Oのカープ・ブログ。