2016年6月30日木曜日

ナバーロ、デスパイネのホームランで6点を奪うも、守備の乱れで痛すぎる大逆転負け


マリーンズ 6 - 7 ホークス
ニッカン式スコア
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今日から福岡でホークスと2連勝。1位ホークスを追いかけるためにはカード3連勝が不可欠です。
ここで負けてしまうとホークスのパリーグ離脱に一票を投じるようなもの。
パリーグの火を消さないためにも、チームの踏ん張りに期待しましょう。

先発はルーキー関谷、ホークスが千賀です。

関谷は決め球のチェンジアップが冴えに冴え、ホークス打線を5回まで0点に抑えます。
特に左打者に対する攻めは完璧でしたね。ストレートとチェンジアップのコンビネーションで打者を抑えていく素晴らしいピッチングでした。

マリーンズ打線は今日も関谷を強力援護。

4回表にナバーロがバックスクリーンへのツーランホームランを放ちマリーンズが2点を先制します。

「打ったのはスライダーだね。前の対戦から俺にはスライダーが多かったから、スライダーを一本狙いだよ。内側からのスライダー。
おい、これ以上は勘弁してくれ。試合に集中したいんだ。ただ狙い通りでいいスイングが出来た事は確かだね」

またナバーロが「試合に集中したいんだ」と言ってますよ。
しかし、サンスポの記事では伊東監督がこう言ってます。


「そういいながら、守備や走塁で集中していないことが多いよな」


こんな軽口が言えるのも、ナバーロと伊東監督が固い信頼感で結ばれているからです。
ここで千葉魂!

【千葉魂】 どんな場面でも全力疾走を デスパイネが見せた懺悔 (千葉日報)


 打撃練習を見守る指揮官のところに、おもむろに駆けつけた。帽子を取ると、頭を下げた。その瞬間、伊東勤監督は困惑した。巨体のデスパイネ外野手が体を小さくして、神妙な表情で自分の前で立ち尽くしている。通訳が終わると、やっと状況を理解した。そして笑顔で握手を求めた。

 「オレも長いこと、プロ野球の世界にいて、監督もやっているけど、初めての経験だったなあ。外国人選手があのプレーで自分から謝りに来るなんてね」

 デスパイネがどうしても謝罪をしたかった場面。それは浅いファウルフライを打ち、明らかにファウルゾーンで打球が処理され、アウトとなった状況。誰もが、ファウルフライアウトと思ったとはいえ、そこで諦めてしまい、全力疾走を怠った自分が許せなかった。何よりも指揮官が若手野手などにいつも全力プレーを求め、厳しく接していることを知っていた助っ人は、チームの主砲である自分が、模範となるべき姿を見せることができなかったことを悔やみ、責めた。だから、一夜明け、グラウンドに顔を出すや謝った。「二度とあのような態度はとらない。申し訳なく思う。たとえ、どんな打球であれ、諦めずに全力疾走をしなくてはいけない」と頭を下げ、自らに言い聞かせるように誓った。

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 「打球としては完全なファウルゾーンでのファウルフライ。だから、責めるつもりは全くなかった。でも、そうやって、わざわざ自分から言ってきてくれた心意気がうれしかったね。彼は本当に真面目だし、チームのことを考えてくれている。いろいろな面で気を抜くことはないし、いつも全力でチームプレーに徹してくれている。心強い存在だよ」

 伊東監督はそう言って目を細めた。試合前のアップを一生懸命に取り組む背番号「54」の背中を頼もしそうに見つめた。交流戦明けの試合のない練習日に、こんなこともあった。「疲れもあると思うから、別メニューで調整してもいいよ」。そう声を掛けた指揮官に、デスパイネは首を横に振った。そして、ナバーロ内野手と二人、率先して全体練習に加わるとアップから最後のメニューまで全力で取り組んだ。

 それは、伊東野球が外国人選手を含めたチーム全体に浸透をしている証なのかもしれない。いつも助っ人選手たちとのコミュニケーションには人一倍、気を使っているからこそ、培われた土壌。それは韓国の斗山ベアーズのヘッドコーチ時代に自らが感じた体験があるからだ。

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 「異国の地で仕事をするのは本当に大変だよ。みんなが思っている以上につらい。言葉は通じない。文化、考え方の違いも当然、ある。そうなると、ふとした時に寂しさを感じる時がある。その時の経験があるから、オレはちょっとした会話でいいから声を掛けるようにしているんだ。お互いの考え方を理解したいと思っている」

 だからこそ、ちょっとした会話を大事にする。食事はどうか?グラウンド外でどのように過ごしているか?家族は元気か?ストレッチなどをしている合間を見つけては、そっと声を掛ける。指揮官はそんな小さな時間を大切にしている。来日、まもなく日本の野球に戸惑うナバーロを監督室に呼んで、アドバイスをしたこともあった。

 「デスパイネもナバーロも本当によくやってくれている。打線を活性化させてくれている。これからも厳しい戦いは続くし、これからホークスを追い抜くためには、どうしても彼ら外国人選手たちの力は必要になってくる。チーム全員で一つになって、束になってぶつかっていきたい」

 ペナントレースは精神と肉体を消耗する夏場のヤマ場へと向かって進んでいる。その中でマリーンズは「逆転のロッテ」と呼ばれるように諦めない野球で攻め続け、数多くの逆転勝ちを手中に収めてきた。どんな場面でも全力疾走を怠らない。そのような小さなことが徹底され、積み重ねられていることこそが、今のマリーンズの強さの証でもある。

 (千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)


デスパイネが優良外人すぎて泣ける・・・。


そのデスパイネも5回表にツーランホームラン。両外人の1発攻勢で4点を奪いました。

6回裏。
今宮にツーベースヒットを打たれ、上林セカンドゴロで1死3塁。
ここで柳田にサードへのタイムリー内野安打を打たれて4-1とされます。
さらに内川にヒットを打たれて1死1,2塁とされますが、長谷川の打球はショートライナー。
ランナーが飛び出しておりダブルプレーでチェンジとなりました。危ない危ない。

7回表。
2番手飯田からナバーロが今日2本目となるレフトスタンドへのツーランホームランを放ち6-1。
これで勝ったとベンチが思ってしまったのでしょうか。油断以外の何物でもありませんでした。

しかし8回裏。
3番手の松永が大誤算でした。
1死から今宮を歩かせ、代打吉村は死球。当たってないですよ・・・。
で、柳田にタイムリーを打たれて6-2とされたところで降板しました。

前回登板は良かったのですが、どうもヒットを打たれてピンチを広げて降板することが多いです。
状態は良くないですね。緊迫した場面ではとても使えません。ですが、リードを広げてしまったばっかりに松永を出してこんなことになってしまいました。

4番手は益田。
内川にセンター前にヒットを打たれます。
信じられないことに、バウンドした打球が岡田の頭上を越える大エラーで走者一掃。
6-4になってしまいました。岡田が打球判断を誤ってしまいましたね。前に出て捕った方がランナーを進めずに済むのですが、裏目に出てしまいました。

そして長谷川、松田にもタイムリーを打たれて6-6。この回一挙5点を奪われ追いつかれてしまいました。

9回表はサファテに抑えられ、9回裏。
マウンドには西野が上がりました。
今宮にヒット、吉村送りバント、柳田敬遠で1死1,2塁。
ここで内川の打球は左中間へのフライだったのですが、捕球したレフト加藤とセンター岡田が激突。
その衝撃で加藤がボールを落としてしまいました。
これはいけません。声を掛け合わないと。岡田らしくないミスです。
幸いなんとかこの回は抑えましたが、岡田が・・・。
伊東監督は加藤を叱っていましたが、悪いのは岡田ですね。

10回表。
森から田村、清田がヒットを放ち2死1,3塁としますが、細谷が倒れてチェンジ。
今日の細谷は良くありませんでした。

10回裏。
2死1塁から今宮にセンターオーバーのサヨナラヒットを打たれてジ・エンド。
また岡田がクッションボールの処理を誤っていましたね。素早く処理すれば間に合ったというわけでもないのですが、岡田のミスがこうも連発すると悲しい気分になります。衰えなのか・・・。

打たれた今宮は打率.273なのに、対マリーンズ戦だと打率.346に跳ね上がります。
中村晃に続きスーパーロッテキラーが登場。困ったものです。

痛い。今日負けたのは痛い。
伊東監督は「今日はしょうがない。先発の関谷はいいテンポで投げていたし、結果的には負けたけどみんな一生懸命やってた。粘りも出てきた。しかし死球のシーンがいけない。相手はホークスだし最後まで油断できない。すんなり終わるとは思わなかった。最後まで気を抜かずにやらないといけない」とコメント。

明日は唐川。完封してもらいましょう。



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source : マリンブルーの風