たまたま最終戦に誘われたらヤル岡の引退試合となっていた。
非常に腹立たしい限りの冗談じゃない状態である。
会社には無理を言って6時に終わらせてもらい
さあここから神宮の杜に一直線だと
新宿三丁目から副都心線に乗車し北参道駅に向かう。
電車に乗ると次の駅だったが
間違えて急行かなんかに乗ってしまい
渋谷に直行と来たもんだ。
そこから四苦八苦しながらも
神宮には7時くらいには到着、
もうここでカラータイマーが鳴り響く。
なぜか北参道の駅から地上に出た時から
雨粒が私の脳天を直撃、
雨とは縁などまるでない私は不愉快極まりなく
なぜかリュックに入っていた
2〜3年前に神宮で購入した雨合羽を発見、
確かこれを購入した時も横浜戦で
石川のクソヴォケに打たれまくり
雨の中を半泣き状態で帰ったのを思い出す。
そうこうしていると
友人を15分くらいで発見することができ天にも昇る気持ち、
まさかこんなに簡単に遭遇できるとは思ってなかった。
座席に座って瓶ビールを頂戴し
スコアボードを覗いてみると
なんとまだ2回の裏で2-3の1点差の試合となっている。
クソ生意気にめがと半ばニヤけ面で試合を観戦、
この日の私は勝敗など関係なし、
世界のヤル岡の最後の勇姿を見に来ただけ、
まさにモンツァサーキットで行われる
フォーミュラ1のレースのように
フェラーリだけを見に来ているティフォシのようなもの。
フェラーリ全滅となると
試合序盤でもティフォシは帰宅してしまう。
私も同様にヤル岡が出場したら即帰宅するつもり、
それと坂口が生で見れるのが楽しみだった。
ほとんど集中していない野球観戦、
ヤル岡以外は何も心が動かない、
ライト短足とキャッチボールをしているの見て
目が飛び出そうになった。
短足とヤル岡のキャッチボールを見ていると
小学生同士のようで微笑ましい。
そうこうしていると試合は4回に動く
あの大澤弁護士が
ここしか打てましぇん!
と言うボールを流し打ちすればライトスタンドへホームラン。
まったく嬉しくも何ともない、
私にとってはファールのようなもの。
その後横浜には1点を返され逆転されるが
5回裏に西浦のホームランなどで3点を奪い6-4、
特に笑みも浮かばなければ余裕なども感じない。
そして迎えた6回裏、
石川に代わって代打は世界のヤル岡、
三振だけはしたくなかったのか
いきなり初球から打って出たが残念ながらセカンドゴロ。
これにて森岡の現役生活は終了した。
打ち損じたが全力で1塁に走る森岡の姿、
アウトになったのが悔しいわけではないだろうが
ベンチに戻りながら涙ぐむ森岡の姿。
私には外野からだと見えるわけがない。
しかも森岡が登場すると
ギャラリーは総立ちで前は人間の壁、壁、壁……
なので後ほどテレビで確認、
涙と鼻水が洪水状態でごっくん馬路村である。
これでまた水不足が解消されたのかもしれないな。
深々とライトスタンドに頭を下げる森岡、
この頭を下げた観客の中に明徳義塾監督の馬淵さんがいたそうだ。
そう言えば森岡は明徳時代のことを一切語らない、
高知で3年間過ごしたことも何も触れようとしない、
こういう点では非常に腹立たしく感じ
私は一緒に観戦していたR氏と
あの封印してあった「明徳魂」コールを連発、
この私の叫びが周辺のヤクルトファンを刺激、
そして大歓声にまで発展して
最後には一部から梅造コールが
猛々しくこだましたわけなどあるわけがない。
ベンチに戻る途中でヤル岡の二人の子供が登場し花束の贈呈である。
3人が一緒になるとどれがお父さんか理解不能、
森岡の目印は今日のために行ったと思われる刈り上げ状態。
かろうじて彼と認識し鼻くそをライトスタンドから飛ばしてやった。
鼻くそは大きな放物線を描きながらレフトスタンドまで
風に流されスタンドイン。
梅造はここぞとばかりに熱狂中。
しかし以前にも言ったが日本人の悪いクセの中で
鼻水をすすってゴックンするのは良くないな、
森岡も類に漏れずしっかりすすって
ここでもごっくん馬路村であった。
試合は横浜に1点を奪われたものの
そのまま1点差で逃げ切り6-5で試合終了。
試合後に選手全員がマウンド上に集まり
まずは選手会長のカス端からのスピーチである。
何も感動する言葉など見つからず
野球を彼から奪えば凡人未満と認めざるを得ない。
そして森岡のスピーチ、
何か特別な言葉が欲しかったがこれまた平凡。
ビートこけしのスピーチは当然ながら超平凡、
メガネを粉々に踏み潰すどころか
髪の毛をむしり取ってやりたかったくらいである。
そして最後はマウンド上での胴上げ、
ここまでしてくれるなんてうれしい限り。
しかし今日は山田が目立たない、
心が病んでいるのか人の目には触れたくないようだ。
だらしない、もしあの事件がそうさせたのなら
いかに自分が馬鹿だったのか思い知らせられたことだろう。
もうこれを機会に気持ちを改めてほしい。
特にカメラが彼を追わなかったせいもあるだろうが
目立たないように、目立たないように、
隠れているように感じた次第。
改めて森岡良介よ、お疲れ様でした。
特に個性的な選手がいても好きなれずにはいた数年前、
森岡の出現で心は乱れまくり
燃え上りまくったことを思い出す。
昨日は大嫌いな神宮参拝、
しかも一年で最も観客が多いと言われる
神宮最終戦に敢えて挑みはしてみたが
もうすでに北参道駅で撃沈し
球場に入るや否や人の波に嘔吐直前。
あなたの最後のスピーチや姿も見てみたかったが
私の老いた目ではあなたとしっかり確認できず
球場を去ってしまった。
あなたの声を聞いてもマイク越しの声、
表情が見えてもオーロラビジョン、
だったらテレビでしっかり確認しようとR2へ。
店に到着するとマッチャンと16文キックと働け村がなぜかいて
特に乾杯はしなかったがR氏の誕生日会。
あなたの最後の姿をチラ見しながらの大宴会。
自宅には3時頃に戻り
朝は二日酔いの体を引きずって会社に行った。
今日はうまく逃れて定時に帰ろうと思っていたが
完全にハマってしまい仕事終了は深夜となった。
R2で飯を食ってクラビッツと話し、
ホヴォ最終電車で帰宅。
テレビで録画してあった森岡を見て鼻水が出た、
森岡同様に鼻水をすすっている。
ようやく心が落ち着いて森岡の引退を真剣に受け止めた。
森岡のプレーがもう見れなくなる、
スワローズでは唯一無二の
私好みの選手がいなくなってしまったが
どうしたらいいだろうとは思わない、
いつか必ず森岡同様に地味ながらもしっかりとしたプレーをしてくれる選手が現れる。
ただな、そういう選手が現れたとしてもだ、
もう高知県出身どころか
高知県関連の選手さえも出てこないかもしれない。
確かに田岡とジュリアスという森岡同様に
高知県人ではない高知の高校出身の選手が頑張ろうとしているが
あまりにも実力は寂しい限り。
今日はあまりの二日酔いでの仕事と
想定外の過酷残業に鬱状態、
寂しくなってきて森岡の目を直視できない。
あなたとはもう普通に話せるだろう、
いつか話せる機会があれば嬉しく思う。
読者の皆よ、ヤル岡はこのブログを見ている。
彼に対してのコメントを入れてくれれば最高である。
ただし彼からのコメントを期待するのは無理、
それは球団から厳禁とされているからだ。
ただ彼はコメントにかなり喜ぶと思うし
恒例の梅造会議に今年は宮本と森岡を招待するのは確定だ。
もちろん来てくれるかどうかはわからないが、ぷぷぷぷぷぷ。
また数日後に森岡祭りを開催するので
チェックよろしくである。
今日は長文だ。
当たり前だ、森岡がいなくなったのだ。
森岡よ、謝りはしないが
これまで色々とプレーについては言わせてもらった。
ダンボール箱の隅を突っつくように
これでもかと書いてきた。
ただぬるま湯根性のヤクルトの精神を
叩きのめして優勝を目指すのなら
これしかないのである。
分かってくれよ、私の気持ちも……
ヤル岡と私のために
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