ロッテ藤岡裕大&菅野が井口監督に“初勝利”贈る(ニッカン)
<練習試合:中日6-7ロッテ>◇22日◇沖縄・北谷
開幕スタメンへ猛アピールだ。ロッテが1、2番新人コンビの活躍で22日、中日との接戦を制した。初回、1番遊撃のドラフト2位、藤岡裕大内野手(24=トヨタ自動車)が初球を中前へ。続く左翼の同4位、菅野剛士外野手(24=日立製作所)が1ストライクから右中間三塁打を放ち、中日吉見から開始3球で先制した。就任後、初のNPB球団からの勝利に井口監督は「まだ打順も試している段階。今のところ好調ですね」と笑顔を隠さなかった。
特に藤岡裕は、3回に山井の真ん中高めストレートを右中間後方へ放り込む対外試合1号ソロ。7回も二塁打を放つ3安打で「少しずつ自信が出てきました。ずっと開幕スタメンという気持ちでやってます」。17、18日の台湾・ラミゴ戦では先発でも代打でも安打、二盗で勝負強さを見せた。平沢、三木との正遊撃手争いにも1歩リード。井口監督は「チームの中で頭ひとつ抜けている」と絶賛した。
菅野も負けていない。この日の2安打は右中間、左中間への三塁打。「野手の間を抜く、追い求める打球が打てた」と、いずれも藤岡裕を生還させた。東京6大学リーグの二塁打記録を持つミスターダブルは着々とトリプルへ進化。開幕戦でルーキー2人が同時に先発出場すれば、ロッテでは97年の小坂誠(現2軍内野守備走塁コーチ)&清水将海(現バッテリーコーチ)以来、21年ぶりになる。
石垣島で残留調整を続ける荻野ら、上位打線候補は他にもいる。だが菅野は「藤岡の勢いに乗せてもらった。1、2番の働きとしては合格点と思う」と同期とのコンビネーションに自信を得た。藤岡裕は「出ないことには始まらない。開幕スタートするために、オープン戦まで結果を残していかないと」。2人で5安打3打点を稼いだフレッシュマンが、新生ロッテの起爆剤になっている。
ロッテD2・藤岡裕、プロ1号!実戦7試合で打率・435(サンスポ)
ロッテのドラフト2位・藤岡裕大内野手(24)=トヨタ自動車=が22日、中日との練習試合(北谷)に「1番・遊撃」で先発出場し“プロ1号”を放った。強肩と確実性のある打撃が武器のルーキーが開幕スタメンに、また一歩近づいた。
どんよりとした雲を切り裂くように、右中間に放物線を描いた。「高めの真っすぐだと思います」という山井の137キロを捉えた一発で、スタンドをどよめかせた。
第1打席の中前打で先制のホームを踏み、七回の中前打では相手の緩慢な動きを見て二塁を陥れた。計3安打。紅白戦を含む実戦7試合で打率・435(23打数10安打)、6打点と驚異の数字をたたき出している。
「初めから開幕スタメンという気持ちでしかない」と言い切る藤岡裕に、井口監督も「誰が見ても(全選手の中で)頭一つ抜けていますね」と目を細める。開幕戦に遊撃で先発出場すればチームの新人では1997年の小坂誠以来、21年ぶりの快挙。藤岡裕が、ロッテの未来を変える男になるかもしれない。
ロッテ(前身球団を含む)の新人で開幕戦に先発したのは2014年の井上晴哉(4番・DH)が最後。遊撃では1950年の河内卓司(7番)、57年の中野健一(1番)、64年の石黒和弘(同)、65年の山崎裕之(7番)、69年の広瀬宰(同)、97年の小坂誠(2番)の過去6人が出場。なお、新人の開幕戦での最多安打は97年の小坂の3安打。本塁打は50年の戸倉勝城、97年の清水将海が放っている。
話題がルーキーばかりというのも悲しい話です。中堅の奮起にも期待したいですね。
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source : マリンブルーの風