2018年4月23日月曜日

バカープ女子による許しがたいマツダスタジアムでの出来事

バカープの存在がさらにクローズアップされてきた今日この頃、
それが野球無知のバカ姉ちゃんなら笑えるものの、
最近は日本野球界を席巻し
まるで一大王国を築いたかのような
極めて腹立たしい行為や発言、
以前の広島ファンはマナーが良く、
ヤクルトファンとも非常に仲が良かった。
ワタシすら広島ファンには頭が下がるような出来事があったし、
逆に広島で台風による大災害が起こった時に
ヤクルトユニを着た人達が被災地に訪れ
被災直後に復旧活動の手助けをしてくれたと
ワタシのブログに
どうしても彼らにお礼を言いたいと
直接コメントを入れてくれたこともあったくらい。

被災地からの手紙1
http://blog.livedoor.jp/byezowism/archives/40545140.html

被災地からの手紙2
http://blog.livedoor.jp/byezowism/archives/40566665.html

これが4年前、
今やこの方達とは違う真の広島ファンではない
一部の勘違い甚だしいバカープにより、
他球団は怒りを隠せない状況にある。
あまりの暴挙に他球団ファンから
「広島に原爆落とせ」などと言う書き込みまであり、
社会問題にまで発展しつつある。
そんな中、まだ問題が起きた。
たまたまあるライターが先日のマツダ球場での
ヤクルト戦を観戦に行った時の
信じられないような出来事である。
ここまでやりたい放題なのかよ?
一部のバカープの暴挙とは理解していながらも
このようなファンがいると周りのカープファンまで
同様に思われてもしょうがない。

球団も何も対応してないし
他球団、もちろん神宮だって黙認状態。
このようなことまで起きると
あのウザかった阪神ファンが可愛く見えてくるくらいである。

ではその事件を読んでくれ、
自己弁護と言い訳魂炸裂で偽善者最高のライターで
少々イライラしてくるが
起こった出来事はそのまま書いている。
まあ読んでくれ。

4.19広島-ヤクルト戦
ビジパフォ席で私が目撃した「あるトラブル」


4月17日から19日にかけて、
広島東洋カープ対東京ヤクルトスワローズ3連戦が行われた。
17日は呉で、
18日と19日はカープの本拠地・マツダスタジアムでの一戦。
結果的にヤクルトは3連敗を喫し、
昨年の優勝チームと最下位チームとの実力差を
改めて痛感することとなってしまった。
そして、それ以上に残念なことがあったのだけれど、
それは後述したい。
この3連戦のうち、僕は18日と19日の両日、
マツダスタジアムのビジターパフォーマンス席
(通称・ビジパフォ席)で試合を観戦した。
この席はビジターチームの
ファンのために用意された専用の応援席である。

今季からスタートした「燕征(えんせい)」企画
今年最初のマツダスタジアム開催だということもあったし、
抱えていた大きな仕事が一段落したので、
休暇を兼ねてのんびりしたかったこともあった。
それに、この両日はプロ野球ファンとして注目したい
「ある試み」があったので、
ぜひ自分の目で確かめてみたいという思いもあった。

それが、ヤクルトが今季からスタートした
「燕征(えんせい)」企画だった。
これまで主に東京ドームや横浜スタジアムなど、
首都圏を中心に開催されていた
「ビジター応援デー」を首都圏以外に拡大。
今シーズンは、今回のマツダスタジアムの他にも、
甲子園球場、ナゴヤドームはもちろん、
楽天の本拠地・楽天生命パーク宮城などでも行うことになったのだ。

「ビジター応援デー」とは、
ヤクルトファンクラブ「スワローズクルー」会員が
ビジター球場に応援に行った際に、
来場ポイントや特製ピンバッジなどが
もらえるイベントのことで、
今回のケースで言えば、18日、19日とも
スワローズクルー会員は来場ポイントと
広島風お好み焼きとつば九郎がモチーフになったピンバッジが、
18日は1800個、19日は700個、
先着で配布されることになっていた。

さらに、18日はスワローズクルー会員だけではなく、
ビジパフォ席のチケット購入者全員に、
緑色の「燕征 燕パワーユニフォーム」が配布されることとなっていた。
「自分も特製ユニフォームを着て、
ビジパフォ席が緑色で埋まる瞬間を体感してみたい」
という思いを胸に、
僕は広島に向かったのだった。

18日と19日でまったく異なるビジパフォ席の光景
そしてもう一つ、自分の目で確かめてみたかったのは、
18日はおよそ1700のビジパフォ席すべてが
ヤクルトファンに解放されるのに対して、
19日はビジパフォ席の約5分の3をカープファンに、
残り5分の2をヤクルトファンに分割して試合を行うという点。
ちなみに、マツダスタジアムのビジパフォ席には
こんな看板が掲げられている。

ビジパフォ

しかし19日はビジパフォ席でありながら、
カープの応援が可能となるのだという。
「ファン同士のもめごとなど、
無用なトラブルが起きないのだろうか?」
という懸念もあった。
「一体、当日はどうなるのだろう?」という思いもあった。
そして、その懸念は現実のものとなってしまったのだった……。

18日の試合は2対3で惜敗したものの、
ビジパフォ席が緑に染まる光景を目の当たりにして、
静かな興奮を覚えた。
一方、翌19日の試合は延長の末4対5で
サヨナラ負けという悔しい思いを味わいつつ、
半分以上が赤に染まるビジパフォ席を見て、
「前日とはまったく異なる光景だな」と驚いていた。
携帯で撮影した写真なので、
不鮮明かもしれないけれど、
その対比を見てほしい。
上が18日、下が19日のものである。

バカープ

19日の写真で言えば、
ちょうど「タナカの〈ふりかけ〉」の看板の切れ目辺りで、
カープとヤクルトのファンが区切られているのがわかる。
そして、両者を隔てる通路には柵のようなものはなく、
撮影時点では警備員が一人だけ立っているのが確認できる。
つまり、基本的にはビジパフォ内であれば
両チームのファンの移動は自由にでき、
どの入り口からでも行き来できる仕組みになっていたのだ。

19日21時半頃、ビジパフォ席で起こったトラブル
それは19日の21時半頃のことだった。
試合は緊迫した場面を迎えていた。
4対3でヤクルトがリードしていたもののカープが一打同点、
あるいはサヨナラ勝利のチャンスを迎えていた。
そして、カープが同点に追いついた瞬間だった。
ある若い女性がヤクルト私設応援団・ツバメ軍団の下に近づき、
プラスチックカップの中身をぶちまけたのである。
僕はたまたまその光景を目撃したのだけれど、
いったい何が起こったのか、
瞬時に理解することはできなかった。

そして、ツバメ軍団の一員と女性が激しく口論した後、
彼女はカープ側の席に移動して、
多くのカープファンと歓喜のハイタッチを交わしていた。
すると、そこに警備員が駆けつけ、
何やらやり取りをした後、
その女性が連れていかれる様子を見た。
このとき僕はこんなツイートをした。

カープ女子、レフトビジパフォ席で、
ヤクルト応援団にビールをぶっかける。そのまま警備員と口論。


後に確認してみると、
それは「21:33」のツイートだった。
ちなみに、試合後にツバメ軍団の方に確認したところ、
カップの中身は「ビール」ではなく、
「氷の解けかかった液体」とのことだった。
それがソフトドリンクなのか酎ハイなのか、
サワー類なのかは不明。

しかしカップの中身以上に、
僕はここで致命的なミスを犯していた。
冷静に考えてみれば、
彼女はカープユニフォームを着用していたわけではなかった。
そして、カープ側の席に戻って、
多くのカープファンとハイタッチを交わして
喜びを表現していたのは事実だけれども、
それをもって彼女のことを「カープ女子」と
断定することはできないと後で気づいた。
この点は素直に謝罪したいと思う。

彼女がなぜそんなことをしたのかわからなかったので、
自分が目にした事実だけをつぶやいたつもりだったが、
この瞬間からツイッターが荒れることとなった。
ヤクルトファンからは「許せない」という意見が殺到。
一方、おそらくカープファンの人たちからは
「証拠を出せ」とか「いい加減なことを言うな」
という批判が渦巻いた。

「証拠を出せ」と言われても、
カップの中身をぶちまける瞬間を撮影していたわけではない。
警備員に聴取を受けている彼女の姿は一応、
写真に撮ったものの、
それをSNS上にアップすることはできない。
さらに、目の前ではなおも試合は続いている……。
そこで翌日、文春オンライン編集部を通じて、
「広島カープ広報室」へ事実確認の問い合わせをした。
以下がその回答である。

カープ広報も「把握しております」
【事実確認いただきたい事柄】
4月19日21時30分ごろ、
広島対ヤクルト戦が行われた
マツダスタジアムのビジターパフォーマンス席(以下ビジパフォ席)で、
ある女性がヤクルト応援団がいるところで、
プラスチックカップの中に入った氷入りの液体をまき、
女性とヤクルト応援団が口論となった様子を、
観客席にいた人間が複数目撃しております。

【質問】
1.球団として上記の騒動を把握されていますでしょうか?
→把握しております。

2.把握されているとしたら、
今回の騒動に関して球団としてどのような感想をお持ちでしょうか?
→お客様には楽しく観戦していただきたいので、
他のお客様に不愉快ととられる言動、
行動は謹んでいただきたいと思っております。


3.把握されているとしたら、
件の女性やヤクルト応援団に対し、
どのような対処をされたのでしょうか?
→女性は飲酒されていたこともあり、
警備員の誘導で現場から離れていただきました。
その後、ヤクルト応援団の方には被害が
あったかどうかなど聞き取りをさせていただきました。
騒動があったことは事実ですが、
怪我や、液体で何かが濡れたなどの実害はなかったと聞いております。


4.ビジパフォ席を分割し広島ファンを入れることに関して、
一部の野球ファンから疑問の声が出ていますが、
球団として何か対策を考えているのでしょうか。

→ビジパフォ席分割の施策は始まったばかりです。
明らかにこの施策が原因で騒動が起きた、
ということがわかれば何らかの対策を考えますが、
現時点では対策をとる予定はございません。


以上が、「広島カープ広報室」の回答である。

球団の対応を検証しつつ、自身の振る舞いも反省……
騒動時点の正直な思いを言えば、
この彼女に対しては
「おそらく酔っ払いなのだろう」と感じた程度だった。
それは、今回に限らず多くの球場で目にしてきた光景でもある。
これ以上、彼女を責めるつもりはまったくない。
むしろ、
「トラブルが起こりうる可能性があったのに、
どうして広島球団はビジパフォ席を分割したのか?」という思い、
さらに、
「開放するのならばどうして、
こんなに手薄な警備で臨んだのだろう?」
という疑念が芽生えていたのが本音だったが、
文字数に制限のあるツイッターで
発するべき内容ではなかったと反省している。

僕としては是非の判断ではなく、
事実だけを述べることで、
球団に対する疑問を述べたつもりだったのだけれど、
カープ以外の球団のファンの中に芽生えつつある、
近年の「カープビジパフォアレルギー」
のようなものに配慮すれば、
ツイート内容は扇情的すぎた。
ツイッターでつぶやくのではなく、
今回のようにまとまった文章で思いを述べるべきだった。

この彼女は、しばらくの間、
警備員と激しい口論を続けていたけれど、
やがてどこかに連れ出されてしまった。
彼女がその後、どうなったのかはわからない。
そしてこれが、僕が目にした事実のすべてである。
この日の深夜、文春オンラインの編集長からメールが来た。
「今回の顛末を、文春野球で書かないか?」
という依頼だった。

「煽りは必要なく、見たこと、
事実のみを、淡々と冷静に書いていただけると、
伝わる原稿になると思っています」

球場を出た後、
僕も編集長と同じことを考えていたので、
今、こうしてパソコンのキーボードを叩いている。
この彼女の他にも、
カープファンの男性が「危ないから」という理由で、
ツバメ軍団が振っている応援旗をつかみ取ろうとした行為も目撃した。
一部ファンの狼藉に対して、
「だからカープファンはダメなんだ」というつもりは毛頭ない。
ヤクルトファンの中にだって、
いろいろな人がいる。

しかし、こんな事態を招いてしまった球団の対応に対しては、
きちんと検証されるべきことだと思う。
今年、マツダスタジアムではヤクルト戦だけではなく、
中日戦、そしてDeNA戦でもビジパフォ席を分割することが決まっている。
野球観戦に無用なトラブルは必要ない。
「現時点では対策をとる予定はございません」との回答だが、
球団にはきちんとした対応策を求めたい。
そして、僕自身も不用意なツイートは厳に慎むべきだと心から反省している。

(文春オンライン 2018.04.22 11:00)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180422-00006762-bunshun-spo&p=1


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source : 梅造イズム