2018年5月4日金曜日

N球団Sとの亡命工作進行中

斉藤

昨年、一昨年と計画された
他球団選手のヤクルト亡命作戦だが、
昨年は密告者がいたようで
既にその選手が所属する球団には作戦が筒抜けだった。
一昨年も同様で厳重なガードの中、
あらゆる犠牲を強いられながらも
あと一歩のところで作戦は失敗となってしまった。
いい素質を持っていながらも
悪徳球団の鳥かごの中で自由がない小鳥、
いつかはヤクルトへと夢を抱き続けて早8年が経過し
当人も一番脂が乗る年齢に達したにもかかわらず
飼い殺し状態となっているのが現実だ。
しかも彼は存在だけで球団は潤うことが可能で
別に投球しようがしまいが
悪徳球団経営者にとってはどうだって良いのである。

ろくな指導を受けることなく
ひたすら意味のない練習の毎日、
自由など何も与えられず
まさに鳥かごの中の小鳥状態だ、ピヨピヨ。
ああ… いつか自由になりたい、
ああ… いつか大空を飛び回りたい、
ああ… いつになったら燕からの使者は
ボクを救いにきてくれるんだろうと
天才投手は毎晩星を見ながら待ち続けるのだった。

そんなある日Sに宅急便で差し入れが届いた、
見知らぬ名前が書いてある、一体誰なんだろうと。
箱を開けてみると
そこには元ヤクルトスワローズの重鎮、
IT氏からの手紙が入っているではないか。
内容を読んでみると

Sくん、元気か?
ITだ、ご機嫌いかがだろうか?
GW真っ只中で疲れてはいないか?
私は最近、昔「GORO」という雑誌で連載されていた
「実験人形ダミー・オスカー」という漫画にハマっており
年甲斐もなく、むさぼり読んでいる今日この頃だ。

さて機は熟した、
とうとう来るべき日が近付いてきたので報告する。
6月17日㈰にあなたの所属する
N球団と交流戦の3戦目が行われるが、
その日にヤクルト球団への亡命を決行する。
試合後の夜12時に
S市内にある「居酒屋しゃきっと」にて待つ。
総ては整った、
持参物は必要最低限で問題ない、
衣服や部屋等あらゆるものは
こちらで用意してあるから心配するな。
長いこと待たせたな、
今回は必ず成功し
神宮球場で投げられるのは間違いない。
迎えは私ではなく
目立たず地味な七條という男が迎えに行く。
子沢山で有名で、見るからに絶倫という顔面状態だ。
ただしSも理解している通り
N球団も対策は万全で
難度の高い作戦になることは間違いない。
もう一度作戦前に
なんらかの方法で連絡をする。
成功を祈っている。

ITより


Sは手紙を読んで眉間にシワが一気に寄った、

これでは大好きなプロ野球ニュースが
最後まで見れないじゃないか!
じょ、冗談じゃないぞ。
冗談は米国に一時帰国したアルメンゴだけにしてくれ。
このクソヴォケが。

いきなり持っている男は
作戦に異議を唱え、
作戦は頓挫しそうな気配だったが
渋々受け入れるSだった。
切り替えが異様に早いSは
これでようやくヤクルトで投げられる、
一気に怒りから喜びへと変化していくSがいた。

これが成功したら
これまで温存していた肩と肘を
かばうことなく思う存分投げることができる。
K監督も元ヤクルト、
黙認してくれているはずである。
あまりの嬉しさに「い〜〜〜ヤッホ〜♬」とジャンプすると、
手の指が天井に突き刺さり打撲、
全治1週間、まあ大丈夫。

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source : 梅造イズム