2018年9月28日金曜日

根元と金澤も引退を発表

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岡田と大隣に続いて、根元俊一選手と金澤岳選手が引退を表明しました。
マリーンズの引退選手は5人目。
4人じゃないのかって?
大嶺翔太をお忘れですか?2018年シーズンで最も早く引退した選手です。

根元コメント
「この13年間、沢山の方の協力、支えがあってここまでやることが出来ました。今はただ、ただここまで支えてくれた皆様への感謝の気持ちで一杯です。いい野球人生でした」

金澤コメント
「最高のチーム、最高の仲間たち、最高のファンの皆様と一緒に16年も野球をすることが出来て、本当に幸せでした。今はとにかく感謝の気持ちで一杯です」

ロッテ根元、引退理由「自分のバッティングが…」(ニッカン)

今季限りでの引退を表明したロッテ根元俊一内野手(35)が27日、本拠地ZOZOマリンで会見に臨んだ。

すっきりした表情で現れた根元は引退の理由について「自分の持ち味はバッティングだと思ってきたんですが、今年、打席の中で自分の思うようなイメージでバッティングができないことがあって。シーズンを通して1軍で試合に出させていただいたんですが1打席1打席の中でそういう風に感じることが多かった。限界なんじゃないかと思いました」と説明した。

ここまで42歳の福浦や、現ヤクルト大松らの背中を追いかけてきたという。先輩たちからは準備の大切さや、好不調に関係なく、1軍にいても2軍にいても変わらず全力でプレーすることを学んだ。「そういう人たちの背中を見てここまでできたのは幸せだなと思います」。

1番の思い出について聞かれると「今年なかなか結果が出せない中で、8月19日の楽天戦で勝ち越しタイムリーを打った時が本当にうれしくて。やっとチームに貢献できたと。あの1打席は一生忘れないと思います」と話した。

会見の最後には、引退についても相談したという福浦から花束を受け取り、集まった報道陣にも深々とおじぎをして会見場を後にした。

根元は花咲徳栄から東北福祉大を経て05年大学・社会人ドラフト3巡目で入団。通算837試合に出場し、打率2割5分、31本塁打、204打点。


根元は2005年の大社ドラフト3巡目で入団。
打撃の良い内野手としてファンからの期待も高く、2008年にはセカンドのレギュラーに定着して110試合に出場。
打率.296と好成績を残しました。
しかし2009年には井口が加入して出番が激減。守備面でもエラーや送球ミスが目立つようになりました。
2010年、2011年は結果を出せなかったものの2012年はショートのレギュラーに定着。
打率.279とまあまあの成績を残し、自身初となる規定打席にも到達しました。

2013年はやはり守備でのやらかしが多いことから鈴木大地と入れ替わる形でセカンドにコンバートされました。
123試合に出場したものの左太もも痛の影響もあり打率は.262に低下。
2013年の楽天とのCSではセカンドで出場して致命的なエラーを連発したため、守備面での信頼度を大きく下げることとなりました。

2014年以降はルイス・クルーズの加入もあり出番が減少。ファーストや指名打者での出場もありました。
2016年からは外野にも挑戦。代打や代走での出場はあったものの、1軍に定着することはできず、年々出場試合数を減らすこととなりました。

2018年は27試合に出場して打率.205。打撃でも衰えが隠せなくなり、ついに引退となりました。
2009年に井口が加入したのは不運ですが、やはり根元の弱点は守備。セカンドとショートのフィールディングと送球がよくなかったことが1軍定着を妨げました。
打撃はいいものがあっただけに、守備面がもう少しなんとかなれば出番は増えたと思います。

金澤は正直マリーンズ以外のチームなら数年前にクビにされてもおかしくない選手です。
2002年ドラフト6位で入団も、里崎と橋本の壁に阻まれて1軍出場に至りませんでした。
2007年にようやく2軍での正捕手の座をつかむと、2008年についに1軍初出場。
里崎、橋本、田中雅と1軍のキャッチャー3人が負傷離脱するという異常事態でついにチャンスが回ってきました。
しかし金澤がマスクをかぶった12試合は75失点。リード面で課題を残しただけでなく、キャッチャー失格の烙印が押されてしまったのです。

2013年は里崎がケガで離脱したこともあり再び1軍での出番を増やしますが、江村や川本との併用が続き、56試合の出場にとどまりました。
強みであるはずの打撃も低迷し打率.198。とても1軍レベルの成績ではありません。

2014年は突如打撃に目覚め、打率.299と大活躍。キャッチャーだけでなくファーストで出場した試合もありました。
プロ12年目で初となるホームランも放ち、ようやく1軍定着を果たせるかと思われました。
しかし2015年は田村や吉田の台頭で出番が激減。
2016年は吉田の不振や田村の体調不良でチャンスをつかみますが、打率.188と大不振。結果を出すことができませんでした。
2017年はわずか4試合の出場にとどまり、2018年は1軍出場なし。そして引退となりました。

残念ながらキャッチャーとしての能力が足りず、1軍に定着できなかったという印象です。
打撃を活かしてファーストや外野に転向するという道もあったでしょう。
しかし本人はあくまでもキャッチャーにこだわりました。
どうなんでしょう。本人にとって良い決断だったのか。
キャッチャーだからこそ16年間も首を切られなかったという見方もあるかもしれません。

根元も金澤もお疲れさまでした。
根元は10月7日、岡田は10月8日に引退セレモニーが行われるそうです。
せっかくですから試合にも出てほしいですが、どうなるのでしょうか。

それにしても、応援していた選手がどんどん引退していくのは寂しいです。
来年はどうなるのでしょう。
岡田、大隣、根元、金澤で4人。オルモス、ドミンゲスも解雇だとすれば支配下選手が59人になってしまいます。
ドラフトで大量に獲得するのか。それともFA補強があるのか。
オフの動きからも目が離せません。


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source : マリンブルーの風