16日に行われた楽天との練習試合は4-1でマリーンズが勝利。藤原は無安打におわったものの、加藤翔平が4安打と活躍。チェンや阿部も好投しました。
中堅選手たちもルーキーに負けじと続いています。
福浦コーチ効果!4打席連続長打ロッテ加藤が絶好調(ニッカン)
ロッテの7年目、加藤翔平外野手(27)が楽天との練習試合に「2番左翼」でスタメン出場。3回の右本塁打を含む4打数2安打と暴れ、4-1の勝利に貢献した。前日15日の斗山戦でも2本の二塁打を放っており、4打席連続長打と絶好調だ。
これまでは14、17年の98試合出場が最多。毎年、期待されながら本格的なブレークに至らないスイッチヒッターに対し、井口監督は「同じメンタルで1年間やり通せば結果が出る選手。それだけのポテンシャルは持っている。何とか自分自身で打破しないといけない。そういう気持ちでレギュラーを取りに来ていると思うので、そういう気持ちで1年間やってほしい」とエールを送った。
沖縄に移動する前の石垣島では2軍キャンプに参加した。打撃コーチ兼任の福浦から「踏み出した足で(タイミングを計り)ボールをつかまえる」技術を伝授された。「福浦さんと一緒にバッティングをしたり、打撃投手もやってくれた。そういう面では2軍キャンプにいましたけど良い時間だった」という。
悲願のレギュラー定着に向け、精神面で波をなくすことも求められる。これまでは成績が悪いと部屋にこもって自分の打撃の映像を見たり、ベッドに入っても、また起きてバットを握ってしまうことがたびたびあった。「悪かったからといって何かを変えてしまったら、今までやってきたことの意味がなくなる。1日くらい打てない日はだれしもある。考えることも大事だと思いますけど、必ず次の日、次の試合はくる。次の試合のために考えた方がいい」。今季はうまく気持ちを切り替えて、好成績につなげる。
ロッテ・加藤 楽天・藤平から2本の長打 井口構想「攻撃的2番」へがむしゃら(スポニチ)
ロッテの7年目・加藤翔平外野手(27)は16日、楽天との練習試合(金武)に「2番・左翼」でスタメン出場。ともに左打席だった初回1死二塁は右中間二塁打、3回無死は右越えへソロと楽天・藤平から2本の長打をマークした。
「左打席は福浦さん(選手兼2軍打撃コーチ)の打ち方を意識するようにしました。2軍のキャンプで打撃投手もしてもらったり、いい感じになっていると思います」
上げた足を素早く下ろし、早めにボールをつかまえる形を作る新打法に手応えは上々だった。
井口監督は今季「攻撃的2番」を理想に掲げている。初回に「無死一塁」ができた場合、バントではなく、左打者が引っ張って「無死一、三塁」を作るのが狙いだ。10日の台湾ラミゴ戦(石垣市)以来2度目の「2番」に起用された。昨季までの6年間は実績を残せなかった背番号10は、死に物狂いで与えられたチャンスを生かしていくつもりだ。
ロッテ・高浜、犠飛→中継の隙突いた好走塁 2年目“井口イズム”浸透(スポニチ)
【キャンプ追球 ここにFOCUS】就任2年目を迎え、井口イズムはロッテナインに浸透してきた。3―0の6回無死一、三塁。安田の左犠飛で、楽天は左翼→遊撃→捕手と中継し、本塁でアウトを狙う。一塁走者の高浜はこの隙を突いて二塁を奪った。
「内野手なので中継が本塁へ投げる体勢、点差を考えました」
この場合、カットマンは二塁送球も選べる。一塁走者は二塁を狙いにくいが、3点差の6回ならばこれ以上の失点は許されない。得点にはつながらなかったが「走塁改革」を体現する好走塁だった。
根元一塁コーチは「行けるところまで出ておけ」と高浜に言った。石垣島キャンプのシート打撃では常に「一、三塁」や「二、三塁」を想定していた。アウトでも、次の塁を狙わせた。1点リードの初回1死一塁では、中村奨の盗塁を起点に2点目が生まれた。「走塁は先の塁を奪う。きっちりとやってくれている」と井口監督。対外試合5連勝と、まいてきた種は花を咲かせつつある。
ロッテ・阿部 3試合連続無失点でリリーフでの1軍生き残りへ結果(スポニチ)
ロッテの阿部和成投手(29)は16日、楽天との練習試合(金武)の5回に3番手として登板し、1回1安打無失点に抑えた。
先頭の新外国人ブラッシュには詰まらせた当たりを右前に落とされたが、内田、オコエ、山崎は3人連続外野フライに打ち取り、進塁は許さなかった。
「結果的に抑えられたことはよかったです」と阿部は内容には納得いかない様子だったが、これで対外試合は3試合連続無失点とリリーフでの1軍生き残りへ結果を示した。
ロッテ・チェン3回9人斬り 「新球」多投に手応え(ニッカン)
先発したロッテの左腕チェン・グァンユウ投手が、3回打者9人を無安打無失点、3三振1四球に封じた。
先頭の辰己を歩かせたが、続く卓丸を二ゴロ併殺に仕留め、波に乗った。吉井投手コーチも「立ち上がりに四球を出して緊張している感じがありましたけど、ダブルプレーの後からテンポ良くストライク先行でいけたので良かった」と評価した。
今季は、これまであまり使ってこなかったというツーシームを本格的に多投するつもり。チェンは「今日は新しい球のツーシームをたくさん投げたし、それが左打者のインコースに決まった。内角を見せてから外の変化球で左打者を打ち取ることができたのが今日の1番良かったパターン」と“新球”に手応えをつかんだもようだ。
東京オリンピック(五輪)の予選も兼ねたプレミア12が今年11月に開催される。チェンの出身地台湾は、オープニングラウンドで日本と同組になった。「まずはロッテのために投げて。その結果、シーズンで調子が良ければ自分も台湾代表に入りたい。プロのトップの打者がたくさんいる日本戦で投げたい」と意気込んだ。
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source : マリンブルーの風