2020年4月1日水曜日
最近のカープ、あれこれ~'20.3.29、特別な緊張感・OP戦で目立った若手・練習していいのか。
☆まずは、28日の話題。
◇広島田中広輔「野球やっていていいのか」現状に不安 3/29(日) 5:00配信 日刊スポーツ
4月24日の開幕へ照準を合わせながらも、広島ナインからは不安の声がこぼれた。2日間の休養を挟み、マツダスタジアムで全体練習を再開。先行き不透明な現状に選手会長の田中広輔内野手は「前に進んでいかないといけないですけど、野球をやっていていいのかなという思いもなくはない。複雑な気持ちです」と神妙な面持ちで語った。
先延ばしされた開幕を目指すとはいえ、開催できる確証はない。鈴木誠は「モチベーション的にも難しいものはある」と明かし、「どのスポーツも(大会が)なくなっている中で、プロ野球だけ4月にやってもいいのかなと思う。他球団の選手が感染している中で4月24日の開幕は厳しいんじゃないかな」と心配した。
親交のある阪神藤浪の新型コロナウイルス感染を受け、大瀬良は「びっくりしました。野球に専念できるように早く回復してほしい」と願った。佐々岡監督から改めて「4・24」の開幕投手に指名された右腕は「24日にベストでやれるように調整したい」と前を向いた。今は不安を抱えながら先の見えないスタートへ汗を流していくしかない。【古財稜明】
☆で、選手会長が、球団に進言。
◇広島・田中広、遠征時の外出禁止を進言 選手会長の決意に球団了承!コロナ禍終息まで 3/29(日) 7:30配信 デイリースポーツ
広島は28日、阪神の3選手が新型コロナウイルスに感染したことを受け、コロナ禍終息まで遠征時の外出を禁止する方針を固めた。これまでは外出自粛という形を取ってきたが、選手会長の田中広輔内野手(30)が球団に進言し、了承された。チームは2日間の休養を挟み、この日からマツダスタジアムで全体練習を再開した。
自軍の選手から感染者を出さないための措置が、球団から取られた。27日に阪神が3選手の新型コロナウイルス感染を発表した事実を受け、鈴木清明球団本部長(66)は「(遠征先では)外出禁止にしようと思っている」と集団感染の予防策を口にした。
球団はこれまで、遠征時の外出自粛を呼びかけ、外出の際はチームのマネジャーに行き先と同行者を報告する形を取ってきた。だが、目に見えない敵がプロ野球界にも侵食。選手会長の田中広から進言があり、球団として遠征時の外出禁止を決めた。
また、本拠地マツダスタジアムで練習や試合がある時でも、「飲みには行かずに」と鈴木本部長。家族を持つ選手も多いことから、自宅周辺の飲食店での食事や、コンビニなどでの買い物は問題ないが、歓楽街での飲酒など不要不急の外出を避けるように呼びかけた。
阪神の藤浪ら3選手の感染により、感染拡大は対岸の火事ではなくなってきた。この日の全体練習前、鈴木本部長は選手、首脳陣、裏方とチームに携わる全員に対し「(体の調子が悪ければ)みんなを守るために、隠さず言ってほしい。隠れて何かすることはやめよう」と、より一層の注意を喚起した。選手個人が危機管理を徹底することで、集団感染を防ぐしかない。
もちろん選手自身には危機感がある。田中広は「いつ、誰がなってもおかしくない」と警戒心を強める。チームを束ねる立場として「みんな、いい大人。自覚を持ってやってくれる集団」と選手個々が持つ自己管理への意識を信頼した。その中で、4月24日を目指す開幕に向けた準備も必要となってくるが、「前に進んでいかなきゃいけないけど、健康が第一。すごく複雑な気持ち」と素直な心境を明かした。
新型コロナウイルスの感染拡大の脅威は収まる気配なく、球界も非常事態に陥っているのが現状だ。「あすはわが身」という意識を一人一人が持ち、チーム全体として最善の予防を施していく。
☆何をして終息とするかは難しいとは思いますが、徐々に1日の感染者数が増えている今のような状態では、開幕も難しいでしょうね。
◇広島、戸惑いの中、練習再開 広輔「いつ誰が感染しても…」誠也 阪神は活動停止中に「不公平」 3/29(日) 5:30配信 スポニチアネックス
広島は2日間の休養が明けた28日、マツダスタジアムで全体練習を再開した。阪神・藤浪らに新型コロナウイルス感染が判明し、選手間の感染拡大すら懸念される新たな局面。目指す4月24日の開幕に向け、ナインからは戸惑いと危ぶむ声の両方が漏れた。
「いつ誰が感染してもおかしくない。健康が大事。一層注意しないといけない」。選手会長の田中広は力を込める。自粛や禁止ムードが広がる現状に「野球をやっていていいのかな…と。開幕に向けてやらないといけないけど、複雑な気持ち」と本音も吐露した。
「他のスポーツが中止され、プロ野球だけ4月にやっていいのかと思う」。そう問題提起するのは主砲の鈴木誠だ。選手の感染発覚で活動停止する阪神の状況を「不公平」と憂いつつ、「先が見えない感じがある。モチベーション的に難しい」と表情を曇らせた。
練習に先立って開かれたミーティングでは、自粛だった遠征先の外出を禁止に変更。佐々岡監督は「経験のない大変なことが起きているが、4月24日に向けて調整することは変わらない」と強調し、29日からの3日間は練習の強度を上げる方針を示した。(江尾 卓也)
☆「不公平」というのは、誠也くんらしい表現ですね。プロ野球界全体のこと、スポーツ界全体のことを考えてるんだと思います。
☆こういう状況は、二者択一的な選択を常に迫られる訳で、当面は妥協点を見出だしていくしかない。感染者数が増えれば増えるほどさらに感染者数が増える可能性が広がる訳で、一方で自粛すればするほど、経済的な体力はどんどん失われていく。できるだけ普通の日常を取り戻さなければいけない一方で、命は大事。
☆ただし、感染症というのは、自分だけが病気になる、では済まされない。そこは社会のことも考えなきゃいけませんよね。
☆てな訳で、29日の話題も、これから。
◇広島の会沢、精力的に動くも葛藤 「練習をしていいのか」 3/29(日) 16:27配信 共同通信
広島の会沢翼捕手が29日、広島市のマツダスタジアムで行われた全体練習で精力的に動いた。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて「自粛ムードの中で練習をしていいのかという気持ちもあるけど、プロ野球選手である以上、4月24日に合わせないといけない葛藤がある」と吐露した。
午前はグラウンドでノックや投内連係をこなし、午後は室内練習場で鍛えた。約2時間、ロングティーやフリー打撃などで打ち込んだ。
キャンプさながらの激しい練習に「みんな去年の悔しさを忘れていないと思うし、やってやるんだというのが多いんじゃないかな。でも、不安も絶対にある」と複雑な胸中を明かした。
☆その24日の開幕でさえ不透明で、何とも調整のしようがないのですが、こういう状況ですからね。
☆で、影響はもちろん、外国人にも。
◇広島の通訳・クレート氏はドミニカ帰国できず、単身赴任中の外国人は心配の日々 3/29(日) 15:00配信 サンケイスポーツ
【球界ここだけの話】新型コロナウイルスの感染拡大の影響が日本から約1万3200キロ離れたドミニカ共和国まで広がっている。広島の人気通訳のヘンディ・クレート氏(36)が無念の表情を浮かべた。
「ドミニカ(共和国)への帰国が6月に延びました。残念ですが、仕方ない」
当初は4月に母国のカープアカデミーで投手コーチを務めるファン・フェリシアーノ氏との交代で一時帰国予定だったが滞在延期が決定。引き続きフランスア、メヒアらドミニカンのサポートを行う。
27日12時時点でドミニカ共和国の感染者数は581人。日本の約1700人、米国の10万人超と比較すると感染拡大の押さえ込みに成功しているが、19日にはメディーナ大統領が国家非常事態宣言を行い、医療関係者など一部を除き、4月3日まで午後8時から午前6時までの夜間外出禁止を発令するなど、予断を許さない。
母国の首都サントドミンゴにサンタ夫人と3人の幼い子供を残すクレート氏は「心配だけど(感染者は)ちょっと。まだ大丈夫ですね」と安堵(あんど)するが、スマートフォンのニュースサイトで逐一、現地の情報を確認するなど心配は尽きない。
27日に阪神の藤浪晋太郎投手ら3人の感染が判明し、チームはさらに厳しい予防措置を講じている。28日のマツダスタジアムでの練習再開日には鈴木球団本部長が練習前のミーティング室に選手、スタッフ全員を呼び集め、手洗いうがいの推奨、不要不急の外出禁止、体調不良など報告連絡相談を改めて注意喚起。4月上旬に調整していた西日本に本拠地を置くNPB球団との対外試合を白紙に戻し、本拠地で紅白戦などを行う方針だ。
中国・武漢市で昨年12月に発生が報告された新型コロナウイルスはいまだ収束の気配を見せない。クレート氏だけでなく、日本に単身赴任中の外国人は心配な日々を過ごしている。(柏村翔)
☆ドミニカは動きが早いですね。早めの封じ込めは感染者拡大防止につながるでしょうね。
☆さて、野球の話に戻りましょう、まずは、大瀬良くん。
◇広島・大瀬良大地投手「特別な緊張感を味わいました」/開幕戦 3/29(日) 12:04配信 週刊ベースボールONLINE
プロ野球12球団の選手や監督・コーチに、毎週決まったお題について自由に語ってもらうコーナー。今週のお題は「開幕戦」です。
広島・大瀬良大地投手
開幕投手を務めるのは初めてだったので、僕の中では去年の開幕戦ですね。雰囲気も独特で、緊張感もありました。だからこそ誰にも経験できるものでもないと思うので、すごく貴重な経験になりました。もう1回、だけじゃなく、何度でもあのマウンドに立ってみたいなという思いはあります。
去年は「開幕投手を任せた」と通達されてからは、やっぱり緊張感というか、どういうふうに調整していこうかなといろいろ考えましたし、責任感もどんどん強くなって、「ドシッ」と背中に重いものが乗っかった感じの中で開幕まで過ごした記憶はありますね。なかなかいろんな重圧のある大舞台を経験させてもらいましたけど、特別な緊張感を味わうことができました。
☆ま、入団当初からエースに、と期待されてはいましたが、一昨年エースとして期待されて見事な活躍、昨年は微妙なところもありましたが、リーグトップの6完投をマークするなど、エースとしての役割を全うしました。今年は若手にも積極的に声をかけるなど、エースとしての自覚も出てきたんじゃないでしょうか。
☆で、やはりエースとしては、開幕戦には投げたいでしょうね。今年も早くから佐々岡監督が開幕投手は大瀬良くん、と明言してましたが、カープの歴史に残るようなエースになってもらいたいところ。
☆さてお次は、オープン戦で目立った若手。
◇ドラ1森下、塹江、坂倉、小園ら…キャンプ、OP戦で目立った若手【広島編】 3/29(日) 15:07配信 ベースボールキング
◆ ローテ入り濃厚、楽天・岸を彷彿とさせる森下
新型コロナウイルスの影響で未だ開幕日が確定していない2020年シーズン。当初の開幕予定日だった3月20日に向け仕上げてきた選手たちは難しい調整を強いられている。昨季リーグ4連覇を逃した広島は、佐々岡新体制で再スタート。ここまでの春季キャンプ、オープン戦等の実戦で、目立った若手選手を振り返ってみたい。
まずは昨年のドラフトで、一本釣りに成功したドラフト1位・森下暢仁だ。しなやかなフォームから150キロ近い真っ直ぐを投げ込み変化球も多彩。カーブ、チェンジアップをカウント球と決め球の両方でしっかり操り、緩急を駆使し打者を翻弄するスタイルは、どことなく楽天の岸孝之を彷彿とさせる。
キャンプ中から大きな故障もなく順調そのもの。実戦では3月15日のソフトバンク戦(マツダ)で4回5失点と崩れたものの、続く22日の練習試合・中日戦(マツダ)では6回2失点と好投。修正力を見せ開幕ローテーション入り手繰り寄せた。
救援では高卒6年目の塹江敦哉が頭角を現してきた。入団当初から力強い真っ直ぐは魅力的だったが、制球に苦しむ一面があり過去5シーズンで一軍登板は計14試合。それが今春の実戦では、制球に苦しむ登板が減りオープン戦防御率は1.23。四球数も計7回1/3で3つに抑え、しっかりと成長の跡が見られる。
広島の救援左腕は現状、守護神候補だったフランスアが不調のため二軍調整中。中村恭平は右わき腹痛で出遅れている。塹江は同じくオープン戦で結果を残した高卒5年目・高橋樹也とともに救援陣の救世主として期待される。
◆ 野手陣は上々、投手陣はさらなる底上げに期待
野手では高卒2年目の小園海斗が、本職の遊撃だけでなく二塁と三塁でも本格的にプレー。オープン戦から練習試合にかけ24打席連続無安打と苦しむ時期もあったが、22日の中日との練習試合(マツダ)では、一発含む2安打をマークするなど積極的な姿勢は不変。開幕レギュラー獲りへ貪欲な姿勢を貫いている。
高卒4年目の坂倉将吾は持ち前の打力をアピール。オープン戦、練習試合を含め、実戦で計3本塁打をマークした。打力を生かすため昨年の春季キャンプでは外野守備にもチャレンジしていたが、今年は會澤翼に次ぐ“2番手捕手”として起用する方針。シーズン中は代打要員としても計算できそうだ。
もう若手ではなく中堅の域に入った堂林翔太、野間峻祥、高橋大樹らに加え、スピードを兼ね備えたドラフト2位・宇草孔基も実戦でしっかりアピール。近年のチームバランス同様、野手陣の仕上がりは上々だ。
一方で投手陣は、佐々岡監督が期待を寄せていた山口翔、ケムナ誠らがキャンプ中に二軍降格。一軍経験豊富な岡田明丈、中村祐太、アドゥワ誠らも含め、延期状態にある開幕までにもう少し底上げしたいところだ。
☆投手陣では、先発として期待された遠藤くん、山口くん、アドゥワくんあたり、またキャンプ当初は1軍に抜擢されていたケムナくんあたりが伸び悩みましたが、左腕コンビの塹江くん、高橋樹くんが結果を残しました。ただ、中継ぎ含め、もう少し若手がアピールしてくれないと、ちょっと寂しいですね。
☆その中で、ドラ1ルーキー森下くんは、ローテ当確、といっていいでしょう。内容的にも高いレベルのピッチングを見せてくれました。
☆野手では、2年目を迎える小園くん、昨年1軍で一定の結果を残した高橋大くんあたりでしょうか。ファームには落ちたものの、正隨くんや、ルーキーの宇草くん、石原貴くんあたりも、楽しみなところを見せてくれました。中堅となりつつある野間くんや堂林くん含め、この辺りの選手がチームの勝利に貢献するような活躍を見せることができれば、チームの戦力は底上げされる、ということになります。
☆で、外国人の働きも、もちろんポイント。
◇広島のDJ・ジョンソン2軍紅白戦で1回無失点 上々の降格後初の実戦登板 3/29(日) 18:53配信 デイリースポーツ
「広島2軍紅白戦」(29日、由宇球場)
DJ・ジョンソン投手(30)が三回に登板した。2軍降格後初の実戦登板となった。
先頭サンチェスを三ゴロ、続く曽根を二ゴロ、磯村を遊ゴロに仕留め、わずか7球で三者凡退。1回を無失点に抑え、球速は最速147キロを計測した。2軍降格後、初の登板に「結果については喜んでいる」と笑みを浮かべた。
守護神候補として新加入した右腕だが、オープン戦は4回2/3を投げ4失点。防御率7・71と崩れた。また21日の中日との練習試合(マツダ)では1回2失点と乱調。2軍再調整を余儀なくされたが、「フォームを見直してまた1軍に戻れるようにしていくだけ」と昇格に意欲を示した。
☆やはり、カーブが低めに決まらないと、厳しいんですよね。日本人は、低めのボール球カーブを振らないんじゃないですかね。チェンジアップを投げ始めましたが、それが組み立てを難しくしてる可能性もある。
☆いずれにしろ、「日本に適応する」という部分だと思います。慣れてきたら働きますよ、彼は。
P.S. 今日もアクセス・クリックを頂きました。本当にありがとうございます。
にほんブログ村
source : K.Oのカープ・ブログ。